名人位決定戦&7周年記念ファンフェアレポート!

FINAL FANTASY Trading Card Game』の公式記事連載。今回は先週末に開催された「名人位決定戦」と「7周年記念ファンフェア」のレポートをお届けします。

 

『FF-TCG』名人位決定戦

2月24日~25日にかけて、東京のスクウェア・エニックス本社にて『FF-TCG』「名人位決定戦」「7周年記念ファンフェア」が開催されました。

名人位決定戦は、2017年12月から2018年2月まで全国で開かれた予選大会で上位に入賞したプレイヤーと、昨年の世界選手権に出場した日本代表選手だけが招待される大会です。
2017年12月に発売された「Opus IV」環境のしめくくりとして開催された名人位決定戦では、カードが重複しないように2つのデッキを構築し、さらに1ゲーム目と2ゲーム目で使用する順番が固定となる「2デッキ構築戦」フォーマットが採用されました。プレイヤーの研究により「Opus IV」の対戦環境は非常に成熟したものとなっていましたが、この「2デッキ」制によりどういったデッキを構築するのか、そしてそれをどういう順番で使うのかといったかけ引きが加わって、参加者の選択は非常に多岐にわたっていました。

また、1回戦につき2ゲームを行ない2-0で勝利すれば勝ち点6、1-1の引き分けならば両プレイヤーに勝ち点3という配分になるためポイントレースは混戦模様となり、全5回戦が終了するまで誰が勝ち上がるかわからない緊迫した戦いが続きました。

▲準々決勝では昨年の日本代表選手であるmasterさんとサワダさんがマッチング。「Opus IV」環境でも変わらず高い実力を見せていました。

予選ラウンド5回戦、決勝ラウンド3回戦の長い戦いを制して『FF-TCG』初代名人に輝いたのはハリガイさんでした。

▲初代名人となったハリガイさん。おめでとうございます!

今回の大会に向けて「使い慣れたデッキ2つを選んだ」というハリガイさんは「水雷フースーヤ」「火氷ビートダウン」の2デッキを持ち込んでいました。

水雷フースーヤは自身にダメージを与えて除去を行なう【2-146H】《フースーヤ》とデッキの一番上に召喚獣を置ける【3-125C】《うたかたの召喚士》のコンボが搭載されており、相手フォワードを倒しつつEXバーストを発動させてアドバンテージを獲得していくテクニカルなデッキです。

ハリガイさんはこの水雷フースーヤと、非常に攻撃的な火氷ビートダウンを使いこなし予選ラウンドを2位で突破、準々決勝では7位突破のナガノさん、準決勝では6位突破で昨年の日本代表であるサワダさん、決勝で4位突破のMk.2さんを撃破し、見事初代名人の位につきました。

なお公式記事連載では次回の更新で初代名人となったハリガイさんのインタビュー記事を掲載しますので、こちらも楽しみにお待ちいただければと思います。

▲優勝したハリガイさんと、ベスト4に残った強豪プレイヤーの皆さん。彼らにはプレイマットやトロフィーといった副賞に加えて4月から予選の始まる全国大会「MASTERS」の決勝大会への参加権利が与えられました。

◆7周年記念ファンフェア

名人位決定戦の翌日には同じ会場で「7周年記念ファンフェア」が開催されました。

7周年記念ファンフェアは競技性の高い名人位決定戦とは反対にカジュアルなイベントだったため、会場の雰囲気もぐっとシックなものに変えられていました。

前日の名人位決定戦7周年記念ファンフェアの来場者には『FFXIV』よりミンフィリアのイラストを使用したストレージボックスが贈られました。

美しいイラストに「7th Anniversary」の文字が入った記念品となっており、来場者にはうれしいアイテムとなっていたようです。

この日はメインイベントとして、1つのカテゴリに属するカードだけでデッキを組んで対戦する「作品単」フォーマットの大会が開かれました。

カードプールの充実ぶりから競技的な視点では『FFVII』『FFXIII』『FFT』といったタイトルが有利と考えられていましたが、この日は賞品も順位とは無関係に贈られることになっていたため、自分の思い入れのあるタイトル、キャラクターを使っての対戦を楽しんでいたようです。

また、この日は歌舞伎の隈取りでおなじみの人気Youtuberカブキンさんと、トムさんも来場していました。最近『FF-TCG』を始めたばかりのお2人ですが作品単トーナメントにも参加されて、ほかのプレイヤーたちと交流していました。

カブキンさんは先日より『FF-TCG』ブースターパックの開封動画をスクウェア・エニックスのYoutubeチャンネルである「EDAMAME Arcade Channel」で配信しています
動画はこちらで観られるので、興味のある方はぜひご覧ください。

会場ではサイドイベントとして『FF-TCG』では初の取り組みとなる「謎解き」イベントも実施されました。『FFV』におけるエンディング分岐をベースにしたストーリー仕立ての謎解きで、さらにChapterシリーズとOpusシリーズの違いなどもヒントに織り込まれた『FF』ファンと『FF-TCG』プレイヤーどちらも楽しめるものでした。

以下に序盤の謎解きを掲載しておくので、当日会場に行けなかったけれど謎解きに興味があるという方はぜひ挑戦してみてください(クリックで拡大します)。

謎解きの正解は記事の最後に掲載するので、ご自身の回答と照らし合わせてみてくださいね。

作品単大会と謎解きイベントが終了したあとは、お楽しみイベントとしてチームクイズ戦が行なわれました。ここでは『FF-TCG』にまつわるさまざまなクイズが○×形式で出題され、それにランダムで組まれた3人チームで挑戦するといった内容でした。

出題されたクイズをいくつかあげてみましょう。
皆さんはどの問題も正答できるでしょうか?

Q1:【ジョブ(執事)】のカードが存在する
Q2:【ジョブ(モーグリ)】のカードがもっとも多いのは水属性である
Q3:【2-077L】《ヴィンセント》の出典は「DURGE OF CERBERUS」である

答えはそれぞれ……(下にスクロール)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q1:
Q2:
Q3:×

です。
「【ジョブ(執事)】って誰?」や「風属性も【ジョブ(モーグリ)】結構いないっけ?」と疑問に思った方は公式サイトのカード検索機能で調べてみてくださいね。

○×クイズを10問行なったあとは、正答率上位4チームによる決勝ラウンドが行なわれました。
記述問題となり、さらに難易度の上がったクイズにどのチームも力を合わせて挑んでいました。

優勝チームにはクリエイター陣のサイン入りカード、それ以外のチームにもぬいぐるみがプレゼントされ、クイズ大会は盛況に終わりました。

◆『FF-TCG』の今後の予定も公開! 本誌冠のカジュアルイベントも!

イベントの最後にはこの春から始まる『FF-TCG』のロードマップが公開されました。
3月から開発課スタッフがカードショップでルール講習会を行なう「ショップキャラバン」が開かれ、4月より新ブースターパック「Opus V」が加わった環境で全国大会「MASTERS」が開催されます。さらに6月には「Grand Champion Ship」が大阪で行なわれます。

そして4月15日(日)と5月6日(日)の両日、私たちカードゲーマーも協力して東京、京都の2会場でカジュアルイベント「スプリングフェスタ」を開催します!

これは『FF』シリーズやカードゲームは好きだけどまだ『FF-TCG』を遊んでいないという方に、気軽に『FF-TCG』を体験してもらおうというイベントとなります。

詳細については後日正式に発表されますが、3月16日(金)発売のスターターセットを使った対戦会などが予定されています。ぜひご来場いただければと思います。

◆終わりに

というわけで、今回は2月24日~25日に開かれた名人位決定戦7周年記念ファンフェアのレポートをお届けしました。

『FF-TCG』は非常に戦略性が高く、奥深いカードゲームではありますが、同時に『FF』ファンなら誰でも簡単に歴代の『FF』キャラクターを使って楽しめるゲームでもあります。

今後も競技性の高いもの、カジュアルなもの両方のイベントが開催されていくとのことなので、興味を持たれた方はぜひ遊んでみてください。
繰り返しになりますが、4月15日(日)と5月6日(日)には「スプリングフェスタ」があり、これは『FF-TCG』を始めるのにピッタリのイベントとなっています。お時間のある方は足を運んでいただければうれしいです。

それではまた、次回の記事でお会いしましょう!

 

 

 

 

 

 

◆謎解きの正解はこちら!

▲編註:オリンピックの開催国を順番に並べる問題でした。