【FF-TCG】開発課・愛澤による作品単フォーマットデッキ紹介!

『FINALFANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今回は今週末の「名人位決定戦」でも行なわれる「作品単」フォーマットのデッキを「軸」という視点から2つ紹介します。

◆はじめに

『FF-TCG』公式記事連載をご覧の皆さん、こんにちは。
ホビージャパンゲーム開発課の愛澤です。

各地での名人戦予選も終わり、今週末に開催される「名人位決定戦」の出場者がすべて決まりました。
「名人位決定戦」は2つのフォーマットを駆使したトーナメントとなっており、出場者は「通常構築」と「作品単」それぞれのデッキを準備する必要があります。

今回の記事では「Opus VII」が発売されてから初となる「作品単」の大型大会直前ということで、新たなカードが増えたタイトルのなかから注目のカードを「デッキの軸」ごとに簡単に紹介していきます。
一言で「作品単」といっても、どんなカードをメインに置くかによって同じタイトルのデッキのなかでもいろいろな構築がありますので、これから新たに作品単を組んでみようかな、あるいは「今週末使うデッキが決められない!」と考えている人の参考になればうれしいです。

◆【カテゴリ(V)】の3つの軸

「Opus VII」最注目の作品といえばもちろん『FFV』ですね。
『FFV』デッキは、同名のキャラクターを複数枚フィールドに出せるという「作品単」の特別ルールを大いに活かすことができるのが魅力です。
では『FFV』デッキにはどのようなパターンがあるのかを見てみましょう。

●「バッツ」軸
これは以前からある【1-081R】《バッツ》imageですべてのジョブを得た【3-065L】《バッツ》imageがヘイストと2回攻撃をしかけるという「作品単」ならではのコンボです。「Opus VII」では、ここに【7-059L】《バッツ》imageが加わったことによって、攻防の両面でコンボが強化されました。


序盤にコストパフォーマンスのいいカードとしてプレイしつつ、コンボがそろわなかったり、逆に手札が《バッツ》ばかりという局面でも「除去」「コンバット・トリック」さらに「勝ち手段」にすることができ、デッキにたくさんの【カード名(バッツ)】を投入した構築のメリットが増えています。

そしてもう1つの強力な軸がこの2枚。

●【ジョブ(暁の四戦士)】軸
これも同名カードを複数出せることによる恩恵の大きいカードとなっています。
「作品単」ならば【3-108H】《ケルガー》imageと【7-049H】《ケルガー》imageをそれぞれの効果で出すことができます。初手で一気に大型フォワードを3枚展開できるという破格のスタートを切れれば、小細工せずにそのまま勝負が決まってしまうかもしれません。

この序盤の強力な動きは『FFV』デッキを選択する大きな魅力となるポイントです。

『FFV』デッキの弱点としては、使用できるカードにEXバーストを持つキャラクターと召喚獣が少ないので、盤面が劣勢になるとそのままズルズルと負けに向かってしまいがちです。
そんなときのために第3の軸が存在します。

●「エクスデス&ギルガメッシュ」軸
「Opus VII」で手に入れた【7-095H】《シド・プリヴィア》imageと【7-101H】《ミド・プリヴィア》imageを筆頭にバックアップを雷属性のカード中心に構成し、CPをしっかり確保して【3-100L】《エクスデス》imageのスペシャルアビリティ「グランドクロス」による一掃を狙います。また、除去耐性があり終盤は1枚で勝ちにつながる【7-088L】《ギルガメッシュ》imageで相手にプレッシャーをかける、というのが強みになる軸ですね。先に紹介した2つの軸に比べてスピードは遅いものの、対応力のあるどっしりとした戦いが可能です。

『FFV』のデッキを組むうえで中心になりそうなのがこの3つの軸です。
それぞれ軸となるカードをたくさんデッキに入れなければならないので3つの軸を全部採用するのは難しいですが、2つなら十分共存できるので好きな組み合わせを試してみてください。

サンプルデッキ:『FFV』バッツ&エクスデス&ギルガメッシュ

カードNo. カード名 枚数
フォワード(29枚)
【1-080H】 バッツ 1
【1-081R】 バッツ 3
【3-065L】 バッツ 3
【7-059L】 バッツ 3
【1-128R】 ギルガメッシュ 3
【1-129C】 ギルガメッシュ 3
【3-103H】 ギルガメッシュ 3
【7-088L】 ギルガメッシュ 3
【1-122H】 エクスデス 2
【3-100L】 エクスデス 3
【7-083C】 モンク 2
バックアップ(18枚)
【1-138C】 召喚士 3
【3-107C】 黒魔道士 2
【3-115C】 砲撃士 2
【7-087R】 エクスデス 3
【7-095H】 シド・プリヴィア 2
【7-099R】 砲撃士 2
【7-100C】 魔法剣士 2
【7-101H】 ミド・プリヴィア 2
召喚獣(3枚)
【3-135H】 シルドラ 3

今回は「バッツ」と「エクスデス&ギルガメッシュ」の2軸で組んでみました。スペシャルアビリティを雨あられと使えるおもしろさがオススメポイントです。【7-083C】《モンク》imageのによる追撃も【7-059L】《バッツ》imageのスペシャルアビリティに合っているので、積極的に狙っていきましょう。

◆【カテゴリ(XIII)】の2軸

続いて『FFXIII』のデッキの軸を紹介していきましょう。
『FFXIII』は使用できるカードの種類が豊富なためいろいろなデッキの組み方がありますが、デッキの軸となる部分をあげると主に以下の2つに分類されます。

●「セラ&スノウ」軸
まず1つ目はアビリティ対策効果を中心とした「セラ&スノウ軸」です。
【1-045R】《セラ》imageがいれば各種【カード名(スノウ)】がアビリティによっては選ばれなくなるため【1-043H】《スノウ》imageや【6-034R】《スノウ》imageなどが除去されにくくなり、より活躍できるようになります。さらに「Opus VII」で収録された【7-062R】《ホープ》imageを加えることで、アビリティ耐性のあるフォワードばかりでデッキを組むことができます。

「作品単」フォーマットにおいては召喚獣による除去手段をほぼ持たないタイトルも少なくないため、そういったデッキに対しては「アビリティによっては選ばれない=除去されない」となります。上で紹介した『FFV』や『FFXIV』などは「作品単」フォーマットで強力とされるタイトルですが、どちらも召喚獣による除去は苦手、あるいはまったくできません。
アビリティに耐性を持つもの以外のカードを召喚獣やモンスターにして相手のデッキに入っているアビリティによる対処カードを無力化すれば、常にこちらのペースで戦えるようになるでしょう。

●「セラ&ライトニング」軸
「セラ&ライトニング」軸はダルと凍結、ヘイストを駆使して、ゲーム中盤から一気にしかけていく攻撃的な軸です。
【4-115L】《ライトニング》imageは除去耐性も備えつつ相手のブロッカーとなるフォワードを継続的にダルにできるのでこういったアグレッシブなデッキではエースアタッカーとして活躍してくれます。【7-035L】《セラ》imageは凍結も含めれば2ターン以上複数のフォワードに対応でき、多少不利な局面でも打破してくれる可能性を秘めたカードです。

どちらのカードもしっかりと手札やバックアップがあるときにより強力に働くカードのため、序盤は【1-195S】《セラ》imageや【1-093H】《ヴァニラ》imageのようなゲームをスローダウンさせて盤面を維持できるカードと一緒に採用するのがいいでしょう。

また【5-071R】《レヤック》imageは【7-035L】《セラ》imageとの相性も抜群によいため、この軸を採用したデッキでは特にオススメの1枚です。

▲自身も【7-035L】《セラ》imageのアビリティのコストに使えるので、うまくはまるとこれ1枚で相手のアタックをかなり長い間封じることができます。

この2つの軸は、おそらくプレイヤーによってどちらに寄せるかが分かれるところだと思いますが、今回はこのようなデッキにしてみました。

サンプルデッキ:『FFXIII』セラ&スノウ

カードNo. カード名 枚数
フォワード(20枚)
【1-043H】 スノウ 3
【1-194S】 スノウ 3
【5-041R】 スノウ 3
【6-034R】 スノウ 2
【1-093H】 ヴァニラ 2
【5-116H】 ライトニング 1
【7-015R】 ファング 3
【7-035L】 セラ 3
バックアップ(16枚)
【1-045R】 セラ 3
【1-193S】 ジル・ナバート 2
【1-196S】 モーグリ[XIII-2] 2
【1-091R】 アモダ 3
【5-151S】 レブロ 3
【7-041C】 ユール 1
【7-033R】 スノウ 1
【7-102R】 ライトニング 1
召喚獣(12枚)
【1-018L】 バハムート 2
【1-117R】 ヘカトンケイル 2
【4-093R】 ヘカトンケイル 3
【1-123R】 オーディン 3
【7-045C】 アレキサンダー 2
モンスター(2枚)
【5-071R】 レヤック 2

バックアップは16枚とやや少なめですが【1-091R】《アモダ》imageから【7-102R】《ライトニング》imageと【7-033R】《スノウ》imageの両方をサーチできるため展開に支障をきたすことはほとんどありません。

『FFXIII』はカードプールが多いので、構築のオリジナリティが出せるところも魅力です。
「作品単」は1ターン目に置かれたバックアップを見ればほぼタイトルが判明し、そこからデッキの内容もある程度予測できます。それゆえに対戦相手の予測を裏切るようなカードがいつも以上に活躍するフォーマットでもあるので、特に『FFXIII』のようなカードプールが広いタイトルでデッキを組む際は、スロットに余裕があれば奇襲的に使えるカードを少し採用しておくのも有効です。

◆終おわりに

今回は「Opus VII」で新たに収録されたカードで強化されたタイトルとして『FFV』と『FFXIII』のデッキを紹介しました。
「作品単」は好きなキャラクターをいつも以上にたくさん入れて全部を同時に使えるという見た目の楽しさがあり、また普段の構築ではありえないコンボも可能と、遊んでみるといろいろな楽しさを秘めたフォーマットです。ぜひいろいろなタイトル、キャラクターを使ってデッキを組んでみてください。

そして今週末の「名人位決定戦」ではどんなタイトルのデッキが勝ち上がるのか、これも非常に楽しみですね。

「名人位決定戦」そしてその翌日の「8周年記念ファンフェア」が終われば「Opus VII」環境にも区切りがつき、約1ヵ月後には「Opus VIII」が発売されて「MASTERS2019」を皮切りにあらたなシーズンが開幕します。
次の環境でも「作品単」フォーマットにインパクトを与えるカードがどんどん登場するので、こちらも楽しみにしていてください。

それではまた、次回の記事でお会いしましょう!