【FFTCG】たるほの隙あらばデッキ語り ~はじめてのデッキ構築編~

『FINAL FANTASY TRADING  CARD GAME』の公式記事連載。今週は、ライターのたるほさんが「まずデッキを1つ作る」をテーマに『FFTCG』のデッキ構築法について語ります。

◆はじめに
みなさん、こんにちは!『FFTCG』プレイヤーのたるほです。

ついに『Opus XII ~クリスタルの目覚め~』の発売日が明日に迫ってきました。
実に約8か月ぶりの新ブースターパックということで、みなさん盛り上がっているのではないでしょうか?

僕はあまりの嬉しさにプレリリースパーティーを5か所も参加してしまいました。
新しいカードに触れる楽しさはやっぱり格別ですね。
「Opus XII」環境でもどんどん新しいデッキを組んでいきたいと思います。

プレリリースパーティーの会場では「最近『FFTCG』を始めて「Opus XII」のプレリリースパーティーに来ました!」という方もいらっしゃったので、ここからさらに『FFTCG』が盛り上がればいいなと思いました。

明日、11月6日21時からの「カードゲーマーPresents 『FFTCG』「Opus XII」発売記念開封生放送」も、ぜひチェックしてみてくださいね!

さて、プレリリースパーティーに出たときのことなのですが、最近『FFTCG』を始めたという方から「デッキってどうやって組めばいいの?」という話が出たので、今回は誰でもカンタンにデッキが組める、たるほ流の構築テクニックをお伝えしたいと思います。

名付けて「たるほの隙あらばデッキ語り ~はじめてのデッキ構築編~」!
さっそく始めていきましょう!

 

◆デッキ構築の前に。「構築済みデッキ」を軽く紹介
デッキ構築の方法をお話しする前に、まず『FFTCG』でデッキを手に入れる方法は大きく分けて2つあります。

1:自分で構築するor先に遊んでいる友達に作ってもらう
2:構築済みのデッキを購入する

もちろんカードゲームとしては1の方法が主流で、これからお話しするのもそちら側を前提としたテクニックなのですが、『FFTCG』は2の方法で手に入るデッキもなかなか強力なので、こちらを先に紹介しておきます。

『FFTCG』にはブースターパックのほかに「スターターセット」と「対戦デッキ」というアイテムがあります。
「スターターセット」は文字どおりスターター=始めたばかりの人に向けたアイテムで、カードゲームをやったことがないけれど『FF』シリーズが好きで『FFTCG』に興味を持った、という方にオススメのアイテムです。

スターターセットは現在、

『FFVII』
『FFIX』
『FFX』
『FFXII』
『FFXIII』
『FFXIV』
『FF零式』

の7タイトルがあり、『FFVII』と『FFXIII』、『FFXIV』はそれぞれ2種類スターターセットが出ているため合計10個のアイテムが存在します。カードゲームをやったことがなくてこれらのタイトルが好きな人はスターターセットでデッキを手に入れるのがいいでしょう。

スターターセットは『FFTCG』を通じてカードゲームの基本的なポイントがわかる、というものなので、ほかのカードゲームをすでに遊んでいるという方にはじゃっかん物足りないかもしれません。

そんな方には「対戦デッキ」がオススメです。

対戦デッキは構築済みのデッキ2つがセットになったもので、一気にデッキが2つ手に入ります。友達がいればこれ1つですぐに対戦ができますし、1人で買った場合も対戦の練習ができるでしょう。

また、対戦デッキはスターターデッキと比べてより実戦的な内容になっており、対戦デッキの限定カード(限定カードはスターターデッキにもあります)に加えて過去弾の強力なL(レジェンド:最高レアリティ)カードが収録されているといった特徴があります。

対戦デッキは現在、

「クラウド 対 セフィロス」
「魔法 対 剣」
「闇 対 光」

の3種類があり、また来年2月19日には『FFXIV』の「漆黒のヴィランズ」をテーマにした「対戦デッキ スターターセット FFXIV SHADOWBRINGERS」が発売されます。
カードゲームのことはある程度わかっているよ、という方はこちらから『FFTCG』を始めるのもオススメです。

特に対戦デッキは、収録されている限定カードが通常のブースターパックにおけるL相当の強さを持っていることもあり、デッキをカスタムしていくことでじゅうぶん大会などでも戦えるデッキになります。

対戦デッキで取り上げられているキャラクターやタイトルが好き、という方はぜひ最初に対戦デッキを手に取ってみてください。

では、これを踏まえて、次は一からデッキ構築を始める際のやり方について解説していきましょう。

 

◆とりあえずここだけおさえよう! 『FFTCG』のデッキ構築

これからお話しする内容は、主に「『FFTCG』のルールはわかった。キャラクターを展開して相手にアタックし、勝つのが目的ということもわかっている。そろそろスターターデッキでの対戦ではちょっと物足りないので自分のデッキを作りたい」くらいの方を対象にしています。

また、文中には数字やパーセンテージの話が出てきます。それらの根拠は解説しますが、細かく話していくとむちゃくちゃ長くなるため、とりあえず「そういうものなのか」と飲み込んでいただければと思います。

●構築のポイント1:デッキ内のカードの内訳
最初に言い切ってしまいますが、初めてオリジナルのデッキを組むときは、以下の比率で構築するのがオススメです。

フォワード:25~27枚
バックアップ:17枚
召喚獣、モンスター:6~8枚

イメージとしては、

・フィールドに出て戦うフォワードがデッキの半分くらい
・CPを生んだりカードをサーチしデッキを支えるバックアップがデッキの1/3くらい
・フォワードをサポートしたり強力な除去手段となる召喚獣やモンスターを残りのスロットに

というものになります。

あくまでひとつの目安としての比率なので、厳密にこの枚数どおりに組まなくてはならないわけではありませんが、まずはこの枚数前後の比率を目指してデッキを組むことをオススメしています。

また『FFTCG』には8つの属性があり、すべての属性をデッキに入れることができますが、いきなりすべての属性を使おうとするとどうやってプレイすればいいか迷ってしまうと思います。

なので対戦に慣れてくるまで属性は1〜2つにおさまるようにデッキを作ると、デッキに入れたカードが使いやすいのでおすすめです。

 

●構築のポイント2:デッキのコンセプトを定める
ではここからは、どんなふうにデッキに入れるカードを決めていくのかをお話ししていきたいと思います。

デッキを作るときは、まずデッキのコンセプトになるカードを決めることが大事です。
「このカードを使いたい」というカードがあれば、それと相性がいいカードを見つけていくのがデッキ構築の近道となります。

コンセプトは何でもよく、

・このキャラクターが好きなので使いたい
・イラストがカッコいいので使いたい
・初めて買ったブースターパックから出たカードなので使いたい

どれも立派なコンセプトになります。

ただし、現在の『FFTCG』ではゲームを決めるのは基本的にフォワードのカードになります。
そのため、デッキの戦略を決めるコンセプトになりやすいのも必然的にフォワードということになります。

なので、できればまずデッキの主役になるフォワードを決め、そのフォワードと相性がいいカードを探していくのがいいでしょう。バックアップや召喚獣、モンスターを使いたい人は、それと相性のいいフォワードを探せばOKです。

相性がいいカードを探すときにはこんなポイントがあります。

①【カテゴリ】でカードを探す
『FFTCG』のカードにはそれぞれ出典作品に基づく【カテゴリ】というステータスがあり、この【カテゴリ】を参照する効果を持つカードが数多く存在します。

例えば【10-020L】《レェン》imageは、

・自分のコントロールする【カテゴリ(WOFF)】のキャラクターの数だけキャストのためのコストを下げるアビリティ
・自分の【カテゴリ(WOFF)】のフォワードにヘイストを与えるアビリティ
・自分の【カテゴリ(WOFF)】のフォワードがアタックしたときに対戦相手のフォワードに4000ダメージを与えるアビリティ

と【カテゴリ】を参照するアビリティを3つも持っています。

このように【カテゴリ】を参照するアビリティを持つカードをコンセプトにする場合、その【カテゴリ】を持つカードを探していくのがおすすめです。

【10-020L】《レェン》imageと同じ【カテゴリ(WOFF)】を持つカードには【4-001H】《アウィン》imageというカードがあります。

彼女はフィールドにいるアウィン以外の【カテゴリ(WOFF)】のキャラクターが3体以上だとパワーが+4000され、5体以上だとさらに+1000されブレイブを得るというアビリティを持っているため、【10-020L】《レェン》imageと非常に相性がいいです。

また【カテゴリ(WOFF)】をサーチできる【3-089R】《名を忘れた少女》imageも【10-020L】《レェン》imageと相性のいいカードです。

 

②【ジョブ】または【カード名】を参照するカードを探す
【カテゴリ】を参照するカードと同じように、【ジョブ】または【カード名】を参照する効果を持つカードも存在します。

「Opus XII ~クリスタルの目覚め~」で登場した【12-012L】《テンゼン》は、自分のターン終了時にデッキの上から5枚を公開して【ジョブ(侍)】か【カード名(侍)】1枚を手札に加えることができます。

また、フィールドから離れたときはブレイクゾーンにある3コスト以下の【ジョブ(侍)】か【カード名(侍)】を手札に加えられるので、【ジョブ(侍)】か【カード名(侍)】を使えば使うだけ活躍しやすくなるカードです。

同じく【ジョブ(侍)】の【11-003R】《カイエン》imageも、フィールドに出たとき【ジョブ(侍)】か【カード名(侍)】をサーチし、【ジョブ(侍)】か【カード名(侍)】がアタックしたときは自分のコントロールする【ジョブ(侍)】か【カード名(侍)】1体につき1000ダメージを対戦相手のフォワード全体に与えるというアビリティを持っています。

このように【12-012L】《テンゼン》や【11-003R】《カイエン》imageをはじめとした【ジョブ(侍)】か【カード名(侍)】を集めていくことで、デッキを形にしていくことができます。

もちろん【モンク】や【竜騎士】、【忍者】など『FF』シリーズで人気のジョブにもさまざまなシナジーがあるので、作品の枠組みを越えて自分のお気に入りのジョブでデッキを組むのもおすすめです。

 

③コンボになっているカードを探す
【カテゴリ】や【ジョブ】、【カード名】以外にも、コンボと呼ばれる強力なシナジーを生み出すカードの組み合わせがあります。

「Opus XII」で登場した【12-114R】《バラライ》は、氷属性と風属性をあわせ持つ多属性のフォワードです。

彼のアビリティは自分の召喚獣やアビリティでバックアップを1枚以上アクティブにしたとき、対戦相手のフォワード全員に3000のダメージを与え、自分の召喚獣やアビリティで相手に1枚以上手札を捨てさせたとき、キャラクターをダルにして凍結するというもの。

キャラクターをアクティブにするのが得意な風属性と、対戦相手の手札を捨てさせるのが得意な氷属性の特徴を両方持っているカードです。

そんな【12-114R】《バラライ》とコンボになるのが【6-044L】《ジタン》imageです。

【6-044L】《ジタン》imageはアタックしたときに対戦相手の手札を見て、そのなかのフォワードを捨てさせるアビリティと、自分の召喚獣やアビリティで相手の手札を捨てさせたときに風属性のキャラクターをアクティブにするアビリティを持っています。

この2人がそろうことで【6-044L】《ジタン》imageがアタックして手札を捨てさせるたびに【12-114R】《バラライ》は相手のキャラクターをダル&凍結させ、さらに【6-044L】《ジタン》imageが風属性のバックアップをアクティブにすれば、対戦相手のフォワード全員に3000ダメージを与えるという相乗効果を生むことができます。

このようにキャラクターや召喚獣を組み合わせて、新たな戦術を生み出すのがコンボの醍醐味です。

特定の組み合わせで強力なコンボを採用するもよし、相性のいいカードをたくさん採用してどの組み合わせでもコンボができるようにするもよし、自分の好きなコンボで戦ってみましょう。

ちなみにコンボするカードを探すときは『FFTCG』公式サイトのカード検索機能を使いましょう。

【12-114R】《バラライ》を使ったコンボを探すなら、検索ワードに「捨て」や「アクティブに」と入れて、風属性か氷属性のカードを検索するといいでしょう。また【12-114R】《バラライ》は【カテゴリ(X)】のキャラクターなので、こちらで相性のいいカードを探してみるのもいいかもしれません。

まとめると、

・使いたいフォワード、あるいは使いたいカードと相性のいいフォワードをコンセプトに設定する
・コンセプトになるカードとのシナジーやコンボがあるなど、相性のいいフォワードを公式のカード検索機能で探す
・フォワードが合計25枚くらいになればOK

ということです。

もちろん「別に相性がいいわけではないけど単体で強いカード」を入れたり、「フォワードのコストバランスを整える」ということも大事ですが、それは一度デッキを組んで対戦してみてからでも問題ないので、まずは気にせず目についたカードを投入しましょう!

 

●構築のポイント3:バックアップを採用する
さて、フォワードが決まってデッキの戦い方が定まったら、次はデッキの土台となるバックアップを考えていきます。

どんなキャラクターや召喚獣も、活躍させるためにはキャストしなければなりません。
そのためにはCP(クリスタルポイント)が重要になります。

『FFTCG』の基本がわかっている方にはおさらい的な内容となりますが、『FFTCG』にはCPを生み出す手段が2つあります。

・手札から光、闇属性以外のカードを1枚捨てて、そのカードが持つ属性のCPを2つ生み出す
・バックアップをダルにしてCPを1つ生み出す

手札をコストにする場合、即座にCPを得ることができますがカードは失われてしまいます。バックアップは毎ターンアクティブになり、継続してCPを生み出すことができるので、なるべく早いターンのうちにバックアップを展開し、繰り返し使っていくことでお得にCPを得ていくのがオススメです。

『FFTCG』は最初のターン、先攻なら手札6枚、後攻なら手札7枚からゲームを始められます。
はじめに置くバックアップは手札をコストにキャストするので、手札1枚ぶんのコストから出せる2CP相当のカードがおすすめです。

▲初手に出す2コストのバックアップは、序盤にCPを出したあと、アビリティを使ってさらに役立つものを選びましょう。

また【8-058R】《ノルシュターレン》imageのように、4CPのカードであってもカードを引いたりサーチして手札に加えることで2CP分コストを得することができるので、そういったカードは2CP相当と考えても大丈夫です。

すると採用されるバックアップは2CP相当のカードが多くなるので、最初のターンにバックアップを2枚置くことで、3枚目以降のバックアップは手札を減らさずに展開しやすくなります。バックアップは偶数、特に2コスト(あるいは実質2コスト)のものが基本になると覚えておきましょう。

では奇数コストのバックアップは不要なのかというと、もちろんそうではありません。

奇数コストのバックアップは、1ターン目にバックアップを1枚だけしかキャストできなかったときにも無駄なく次のターンバックアップを増やせるという利点があります。

また、『FFTCG』には3CPで「フィールドに出たとき、デッキからカード1枚をサーチする」というアビリティを持つバックアップがたくさん存在します。

▲サーチできるものは【カテゴリ】や【カード名】、【ジョブ】などさまざま。自分のデッキにあったサーチ能力持ちを選びましょう。

先ほどフォワード選びの項目でカテゴリやジョブを活かすというお話しをしましたが、この3CPでサーチ能力を持つバックアップはこの条件と非常にマッチしています。「コンセプトとなるフォワード」と「それをサーチできるバックアップ」の組み合わせは必須と言っても過言ではありません。

「序盤のバックアップ展開をスムーズにする」、「主力のフォワードにアクセスする」の2つの目的から、デッキには奇数コストのバックアップを3~5枚ほど入れておくといいでしょう。

こうして、最初の3ターン目くらいまでにバックアップを3枚キャストできれば、その後も無理なくカードを展開していけます。

それを実現するためには最初のターンにバックアップが2枚くらい欲しい、ということになります。そうなると、先攻で使える初手6枚のうち2枚がバックアップ=デッキ全体の1/3ほどをバックアップにしたい=50枚のうち17枚がバックアップ、という計算になるのです。そして、その内訳は2コストと実質2コストのものがあわせて12枚ほど、3コストを中心にした奇数コストのものが5枚程度というバランスがおすすめです。

ちなみに最初のターンに2CPのバックアップを2枚キャストし、2ターン目にそのバックアップを使い3枚目の2CPのバックアップをキャストした場合と、最初のターンに2CPのバックアップを1枚キャストし、2ターン目にバックアップから1CPを生み出し1CPのバックアップをキャストし、さらに手札をコストに2CPのバックアップをキャストした場合、残る手札はどちらも先攻なら3枚、後攻なら4枚になります。

バックアップの置き方で悩んだ人は、このことを覚えておくと参考になるかもしれません。

 

●構築のポイント3:召喚獣やモンスターを採用する
さてフォワード、バックアップとカードを決めて、いよいよデッキが完成に近づいてきました。
次は採用する召喚獣とモンスターを決めましょう。

召喚獣はキャラクターカードと違い、戦闘中や相手のターンにもキャストすることができるという特徴があります。

【3-032】《シヴァ》で相手のターンにキャラクターをダルにしてアタックの計算を狂わせたり、戦闘中に【1-106C】《ゴーレム》imageをキャストし自分よりパワーの高いフォワードを打ち取ることでゲームを有利に進めることができます。

またキャラクターと違い、使い切りのカードなのでキャラクターが持つアビリティより強力な効果を持つカードが多いです。【5-062L】《ディアボロス》imageや【9-093H】《バハムート零式》imageのように、1枚で戦局をひっくり返す必殺技のようなカードもあります。

自分のデッキにあった召喚獣を見つけることで、長所をさらに伸ばしたり、弱点を補ってデッキをサポートしてあげましょう。

モンスターは『FF』シリーズではおなじみの敵キャラクターがカード化され、ゲーム同様フィールドに出て相手を妨害するカードが多いです。

【10-045C】《ウンサーガナシ》imageのように使い切りのカードや、【5-088C】《ドロタボー》imageのように継続して使えるカード、【6-070C】《巨人》imageのようにフォワードになって戦闘を行なうものなどその特徴は様々です。

召喚獣とモンスターはデッキの特徴にあわせてチョイスするものなので、最初は何を入れたらいいかわからないかもしれません。そこで、僕の独断と偏見で「悩んだらとりあえず入れてみよう」と言える召喚獣とモンスターを紹介しておきます。

火属性
【9-017C】《ベリアス》image

1コストと軽く、パワー強化と先制攻撃の組み合わせで戦闘を有利にしてくれます。おまけに1ドローがついているので無駄になりにくい召喚獣です。

氷属性
【3-032R】《シヴァ》image

フォワードを2体ダルにできるので有利なときは相手のブロッカーを排除し、押されている状態でも相手のアタックを封じられます。氷属性はダル状態のキャラクターを狙うものが多いのでそれらのカードが使いやすくなります。

風属性
【10-045C】《ウンサーガナシ》image

とりあえず出しておけば、コンセプトとなるフォワードを守れます。地味に見えますが、着実に働いてくれるいぶし銀の守り手です。

・土属性
【8-080C】《プーマ夜光》image

5CPとコストがかかるので、1枚くらい入れるのがオススメ。ブレイクゾーンから有用なフォワードやバックアップを回収し、デッキに継戦能力を与えてくれます。

・雷属性
【9-093H】バハムート零式

相手にとどめを刺すときの必殺技的な召喚獣。6コストと重いのですが、キャストしたいとき確実に手札に欲しいので、3枚投入しておいて1枚目はコストにしてしまう、くらいの運用で問題ありません。

水属性
【3-123R】《暗黒の雲ファムフリート》image

こちらのフォワードにも影響があったり、相手に選択権があったりするのがデメリットではありますが、基本的にどんなフォワードでも除去できるため非常に便利。周りのフォワードを除去してから本命に対してキャストしましょう。

 

◆対戦してデッキを改造しよう!
ここまでのお話で、みなさん何となくデッキができてきたのではないでしょうか?
ある程度デッキが形になってきたら、実際に対戦してみるのがおすすめです。

僕は何より『FFTCG』で対戦することが好きなので、デッキを作ったらすぐに対戦しているのですが、対戦することで自分では思いもしなかったデッキの動きや、知らなかったデッキの弱点が見えてきます。

また相手に使われることで、今まで注目していなかった新たなカードに出会えるかもしれません。
そうして勝った、負けたを繰り返すなかでさらにデッキを改良するためのアイディアが湧いてくることでしょう。

いきなり100点満点のデッキを作ることは難しいですが、少しずつ改良して自分好みのデッキにカスタマイズしていくのも、デッキ作りの楽しさの1つだと思います。

◆おわりに
今回は「とにかくまずデッキを作って対戦しよう!」ということで、僕の考える使いやすいデッキのバランスを紹介しました。

ですが『FFTCG』のデッキ構築は奥が深く、例えばバックアップを中心にしたデッキやモンスターを中心にしたデッキ、3属性や4属性まで広げたデッキなど、構築の幅は無限にあります。慣れてきたら、そんなデッキ作りにチャレンジしてみるのも楽しいかもしれません。

また、以前の記事で(「Opus XI」環境ではありますが)こんなデッキがあるよというのを属性ごとに紹介させていただきました。

たるほ的デッキ名鑑シリーズ
たるほ的デッキ名鑑〜火属性編〜
たるほ的デッキ名鑑〜氷属性編〜
たるほ的デッキ名鑑〜風属性編〜
たるほ的デッキ名鑑〜土属性編〜
たるほ的デッキ名鑑〜雷属性編〜
たるほ的デッキ名鑑〜水属性編〜

ぜひデッキを組むときや使ってみたいカードを探すときの参考にしてみてください。

また機会があれば、今度はさらに一歩踏み込んだ構築テクニックの記事もお届けできればと思っていますので、そのときはぜひまたお付き合いください。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!