ゼロから始めるピンボール道 第19回 寄り道コラム:ボールは止めて打つ

編集(國)が趣味でハマっている実機ピンボール(及びそのデジタル移植作品)の世界を紹介する連載記事。
今回は第17回に引き続きちょっと一息つけるライトな内容として、ピンボール全般で役立つ豆知識を紹介します!

●これまでの「ピンボール道」記事はこちら!

 

◆ホールドで狙い撃ち!

ピンボールでは、ゲームを進行するため、ないしは高得点を得るためには状況に応じてフィールド上のターゲットを狙い撃つ必要があります。しかし、高速で動くボールをフリッパーで狙ったターゲットへ弾き返すのは至難の業。
そんなときは、ボールがフリッパーへ戻ってきたタイミングで、フリッパーを上げ続けてみましょう。うまくいけばフリッパーの根本でボールが静止し、そのまま保持できるようになります。

この状態からフリッパーを下げれば常に一定の緩やかな速度でボールを打ち出せるので、
「フリッパーのこの位置から打てばあのターゲットに当たる」
「フリッパーを下げてから1.2秒後に打てば必ずホールに入る」
といった狙い撃ちが高確率で再現できるわけです。

このテクニックは「ホールド」と呼ばれ、ピンボールを攻略していくうえでかなり重要なテクニックとなります。
タイトルや筐体のメンテナンス状況によっては慣性をつけたほうが狙いやすいターゲットもありますが、ほとんどはホールドからアクセスできるはずです。
次に狙うべきターゲットを確認したり、単純に一息ついたりといった用途にも役立つので積極的に使いましょう!

ボールの勢いが強い場合は、第15回で消化したリターンレーン・トランスファーなどで反対側のフリッパーにパスしてホールドするのがオススメ。ボールが触れた瞬間にフリッパーを下げることでボールの勢いを殺し、フリッパーに吸い付いたように止める「トラッピング」という上級テクニックもあります。

 

◆マルチボールも冷静に対処

このホールドが特に活躍するのが、複数のボールがフィールドに同時出現するマルチボール
せっかくの派手なモードなので思う存分ボールを跳ね回らせたいところですが、目で追うボールの数が多いとミスをする確率が高まり、マルチボール中にしか獲得できない高得点のジャックポットも狙いにくくなります。
そこでオススメなのが、出現したボールをいちどすべてホールドしてしまう方法です。


例えば3ボールのマルチボールなら、2個を右フリッパーでホールドし、残りの1個を左のフリッパーで対処する形になります。使えるフリッパーが制限されますが、1つのボールに集中できるので格段にラクになりますよ!

 

今回はここまで!
今後もタイトルのカンタン攻略と並行してプチ情報を紹介していきますのでお楽しみに!

 

画像撮影:Williams™ Pinball

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