どうも編集(松)です。今回は10月8日に発売された新作カードゲーム『ビルディバイド』のデッキについて語らせてください。
全国大会の予選も始まり、ついに第2弾が発売!ということで、編集部内で遊んでいた1弾環境のマイデッキを総括したいと思います!
とはいえ、世間におけるメタゲームとはまったく接点の無い、あくまでも当編集部内におけるメタゲーム準拠なので、すでに『ビルディバイド』をやり込み、各地のショップで猛者たちとやりあっている諸兄におかれましては優しい目で読んでください。
それでは私が現在使用している【白黒ブルーム】について解説させていただきます。
このデッキは発売からしばらくした時期にSNS上で話題になっており、非常に強いとのことだったためミーハーな私は速攻で真似をしました。
それ以降、プレイする中で微調整を加えましたので、そのあたりを解説します。
まず現状のリストはこちら。
白黒ブルーム【デッキコード:XKFCrfpqrF】
No. | カード名 | コスト | パワー | ヒット | タイプ | トリガー | 枚数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A-S1-01SD | 命運の遊技場 | 5 | テリトリー | 1 | |||
A-S1-04SD | “デッドルーク” リヴァワート | 7 | 6500 | 2 | ユニット | B | 2 |
A-B1-62UR | 法規の天使 エリザベルト | 6 | 7500 | 2 | ユニット | B | 4 |
A-S1-03SD | 魂を賭ける者 ブルーム | 5 | 5500 | 1 | ユニット | 4 | |
A-S1-06SD | “ブラックナイト” ライゾーム | 5 | 6000 | 1 | ユニット | B | 4 |
A-B1-57SR | 審判の天使 マルグレア | 5 | 5500 | 1 | ユニット | 3 | |
A-S1-02SD | 凝視する者 クセノス | 4 | 4500 | 1 | ユニット | 3 | |
A-B1-09R | チェーンソー・クラウン | 4 | 5500 | 1 | ユニット | B | 2 |
A-B1-54N | 処罰の双天使 レルフィ | 4 | 4500 | 1 | ユニット | 4 | |
A-PR-01N | 愛に飢えし者 エリス | 3 | 2500 | 1 | ユニット | 2 | |
A-S2-10SD | 尖剣の天使 アルベル | 2 | 2000 | 1 | ユニット | 3 | |
A-B1-56N | 神聖獣 ラドラシス | 2 | 2500 | 1 | ユニット | 4 | |
A-S1-07SD | 呪われた切札(Q) | 5 | コマンド | ☆ | 4 | ||
A-S2-14SD | 倫理の枷(Q) | 5 | コマンド | ☆ | 4 | ||
A-B1-68N | 常理による断罪 | 5 | コマンド | 1 | |||
A-B1-19N | 邪悪な取引(Q) | 4 | コマンド | 2 | |||
A-B1-20R | 呪術師の謀略(Q) | 3 | コマンド | ☆ | 4 |
『ビルディバイド』のルールでは、デッキ枚数は40~50枚の好きな枚数で組むということになっています。そしてカードゲームのセオリーとして、デッキ枚数は可能な限り下限に合わせるべしというものがあります。
そうすることでデッキ内の無駄牌を減らし、密度の高いデッキを作ることができるからですね。しかしこのデッキは50枚。上限枚数での構築です。無駄牌が10枚もあることになります。
《ブルーム》デッキでは《命運の遊技場》の効果の確率を上げる&山札が無くなるのを防ぐという明確な目的がありますが、やはりこの10枚がいかに無駄牌になっていないかがキモなわけですね。
まずはデッキの主軸となるカードたちと主な役割を解説します。
●主攻のカードたち
筆頭は《魂を賭ける者 ブルーム》です。何をおいてもこれがいなければ始まりません。
やはり3ターン目には《ブルーム》による《命運の遊技場》の開放を行ないたいです。一度開放されてしまえばいいので、この最初の《ブルーム》は死守する必要はありません(もちろん生き残れば言うことなしですが)。
下の効果のため、たとえ場が更地であったとしても《命運の遊技場》は起動しましょう。ライフの先頭が墓地に行っても、このデッキならリカバーできます、多分。
《法規の天使 エリザベルト》は本デッキにおける最重要アタッカーにして強力な踏み倒し要員です。
《ブルーム》の効果で墓地から釣れれば最高ですが、手札から出しても問題なく強力です。《エリザベルト》は必ず下の能力と併せて使用したい(むしろそちらがメインまである)ので、断罪カウンターは必ず確保しておく必要があります。
本デッキのリストはもちろん何度も調整しているのですが、ほとんどは4~5ターン目に安定して白3を確保できるバランスと、断罪カウンター確保率の底上げでした。
この《エリザベルト》の効果によって出したいお供ですが、《ブルーム》は当然のこととして、以下の3枚が要注目です。
基本的にはテリトリー開放後の展開なので、パワー9000のデコイとして機能します。これは非常に突破が困難な水準なので、単純に並ぶだけで相手に大きなプレッシャーを与えることができます。仮に撃破されても1対2交換程度は見込めますし、除去を撃ってくれたならそれはそれでOKです。
登場時のパワーマイナス効果によって、後述の《審判の天使 マルグレア》を狙い撃ちできます。その他、相手の《ライゾーム》を弱体化させるのにも重宝しますし、終盤は邪魔なコスト4ユニットの排除にも便利ですね。
実は現状のリストで最も枚数に困っているカードです。機能してしまえば間違いなく有能なんですが、お膳立てが面倒なのです。
ダメージ軽減能力に必要な断罪カウンターは2つ。使用を優先すべきは《エリザベルト》ということもあり、これがなかなか溜まりづらい。
ゲーム最終盤、断罪カウンターが枯渇した状況で《ブルーム》で釣り上げる対象がこいつという状況は非常に苦しいです。
先述したとおり、断罪カウンターの確保に成功し、《ブルーム》《ライゾーム》《マルグレア》なんかを揃えた盤面が完成した際の強さは格別なのですが……。もっともそんな状況であっても《“デッドルーク”リヴァワート》だけは如何ともし難い(本デッキの《リヴァワート》の役割もこれです)ので、様子を見つつ2~3枚での調整を検討中です。
●その他:断罪カウンター確保要員
序盤の断罪カウンターの確保を担うのがこの2枚です。最初は1ターン目に3コストから登場できる《雷撃精霊 グロナー》を取っていたのですが、白2を安定して用意することが難しかったため変更しました。
中盤以降は《ラドラシス》×2や、《ラドラシス》&《レルフィ》といった展開もできるので、うまく行けば大量の断罪カウンターを確保できます。
●その他:ショットカードたち
この3種12枚で今のところは安定しています。いずれも扱いやすいナイス除去ですね。何に対してもめくれた時点で強力なのですが、《呪われた切札》と《倫理の枷》は《猛焔竜 グラナディガ》を処理できる貴重なカードです。ショットカード頼みなのはなんとかしたいポイントなのですが、デッキ内のパワーライン的にカツカツなんですよね。
●その他:10枚の枠
ここで最初にお話した、デッキの無駄牌になりかねない10枚の枠に入れたカードを紹介します。
2~4枚までの間で枚数調整が難航していますが、さすがに4枚はやり過ぎかなぁということで3枚にしています。このデッキは何よりも《命運の遊技場》の開放が優先されるため、3ターン目に《ブルーム》の登場が見込めない場合は2ターン目にこいつを出しておきましょう。それ以降は基本的にエナジーです。
黒のカード2種。《エリス》はパワーではなくコストを参照してバトル相手を破壊できます。仮想敵としては《マルグレア》や《ライゾーム》といった、同型デッキの主力がメインです。
《邪悪な取引》は想像以上にすばらしいカードでした! 《命運の遊技場》の効果で墓地に行ってしまったり、除去をされた《ブルーム》や《エリザベルト》を終盤にサルベージすることで息を吹き返すことができます。Quickなので相手のターンエンドに使用できるのも強みです。
このデッキに最後に加わったカードです。序盤に引いたらエナジーに、終盤以降はこのデッキの心もとないパワーを底上げしてくれる疑似コマンドとして使用できます。《ライゾーム》のパワーを12000まで押し上げてくれるので、ショットカード以外に唯一安定して《グラナディガ》を処理できるコンボです。
以上が40枚デッキに足された10枚ですが、純粋にこの10枚を抜いたリストは、40枚デッキとして機能しないと思います。
●終わりに
以上が現在私が使用しているデッキの紹介です。非常におもしろく強力なデッキですのでぜひお試しください!
しかしながら対戦相手が編集部内、しかも主に編集(B)の【赤黒バドラトス】とばかり戦っているという狭いメタなのはご了承ください。《グラナディガ》対策に死ぬほど苦慮しているのはこのためです。
まだまだ気になる箇所もありますので、今後もデッキを使い込んで微調整を繰り返していきたいと思いますのでよろしくお願いします!!
編集(B)の【赤黒バドラトス】デッキも公開しておりますので、そちらもよろしければ御覧ください!