疾走体感TCG『Vividz』誕生! 制作発表会&βスターター体験レポート

株式会社ブロッコリーより、完全新作カードゲーム『Vividz(ビビッヅ)』の制作が発表されました。

本記事では4月25日にホテルヒルトン東京で行なわれた制作発表会で明らかとなった情報をまとめつつ、先行配布された体験デッキ(βスターター)のプレイレポートもあわせてお届けしていきます!
なお、発表会の様子はYouTubeの公式チャンネルでもアーカイブ視聴できますので、気になる方はそちらもチェックしてみてください。

制作発表会では本作のプロデューサーを務める那須悠介氏が登壇。那須氏は同社の人気カードゲーム「Z/X -Zillions of enemy X-」の制作に携わった経歴があり『Vividz』にもそのノウハウが存分に活かされた内容となっていました。また、代表取締役社長のご挨拶もあり、同作への大きな意気込みが感じられます。
さらに、司会進行は声優の星谷美緒さんが担当。本作のメインキャラクターの1人、最上 キョウカのキュートなコスチュームに身を包み、会場の注目を集めていました。

■VRゲームで少女たちが競い合う完全新作カードゲーム!

『Vividz』は、同名の招待制VRゲームを舞台として世界観設定がされている“疾走体感TCG”。
ゲームへの参加権「マルチデバイス」を手にした「ストリーマー」と呼ばれる少女たちが、バーチャル空間のさまざまなステージで競い合い、時には協力しながら誰よりも早くミッションクリアをめざしていきます。

メインキャラクターのデザインを手掛けるのは数々のカードゲームで美少女を生み出してきた藤真拓哉先生。会場ではメインキャラクターである最上 キョウカ、天憧 玲、月恋 らぶり、芽吹 まりあ、シェリー・ヴァイオレットのキービジュアルやプロフィールが公開されました。なお、ゲーム内に登場するカードは藤真拓哉先生本人が描いたイラストのほかにも、専門チームが先生のタッチを再現したイラストが使用されるとのことで、彼女たちのバラエティ豊かな活躍を見ることができそうです!

また、ストリーマーとしてメインキャラクターの5人の他、サブキャラクターが多数登場するとのこと。
こちらのイラストは自身もVTuberとして活躍している姫咲ゆずる先生をはじめ、かわすみ先生、藤ちょこ先生など、バーチャルな世界観にぴったりなイラストレーター陣が参加しており、期待の高まるポイントとなっています!

 

気になるゲームシステムは、デッキに組み込んだ3枚のミッションを、ミッションに連動したカードを駆使してクリアしていくというもの。手札を使用するほど大量ドローができたり、強力なカードで大逆転が狙える「アクセル」があったりと、意欲的な要素が満載となっています!
デッキ構築も各ミッションに対応するカード+汎用カードで構成されたミニデッキを3つ束ねて1デッキにするといった直感的なイメージ。構築枚数がドロースピードにあわせて50~70枚となっている点も特徴的ですね!

 

商品発売が待ち遠しい本作ですが、幕開けとなるスタートデッキ「最上 キョウカ」スタートデッキ「天憧 玲」8月11日(木・祝)に発売! こちらはそれぞれ同名のキャラクターをテーマにしたデッキのほか、プレイ用フィールドやルールがすべてそろった入門に最適なセットとなります!

スタートデッキ「最上 キョウカ」スタートデッキ「天憧 玲」
●2022年8月11日(木・祝)発売
●各1,760円(税込)
●構築済みデッキ(カード54枚[全18種])、プレイ用フィールド1枚、ルールガイド1枚入り

 

また、同日8月11日(木・祝)ブースターパック第1弾「サイバー:ジェネシス」も発売! こちらは「月恋 らぶり」「芽吹 まりあ」「シェリー・ヴァイオレット」のカードを中心に収録されるほか、「最上 キョウカ」「天憧 玲」デッキをサポートするカードも登場予定とのことです!

ブースターパック第1弾「サイバー:ジェネシス」
●2022年8月11日(木・祝)発売
●1パック6枚入り385円(税込)、1BOX10パック入り3,850円(税込)
●全80種(Special Cardを除く)

 

さらに、今後も3ヶ月おきにブースター、半年おきにエクストラパックがリリースされるほか、半年ごとに「ステージ」が更新され、ファンタジーやSFといったように収録カードのテーマが変わっていくとのこと。異なるステージのカードをデッキに組み込めるので、環境の変化を楽しみつつ長くデッキをカスタムできそうですね!
また、ブースターやエクストラパックはいずれも『Z/X』でも好評を博している実物のカードをデジタルで購入できるサービス「カードガチャ」にも対応予定とのこと。カードガチャ限定のパラレルカードも用意されるとのことで、コレクションにも熱が入りそうです!

また、発売に先駆けて『Vividz』が無料で遊べるβカードの配信も4月25日より順次スタートしています!
印刷して切り取ればデッキが完成するので、発売まで待てない方は利用してみましょう。
さらに、5月15日(日)から全国で開催予定の体験会や、4月29日より開始された予約キャンペーンでも「最上 キョウカ」「天憧 玲」のβスターターがゲットできますので、あわせてチェックしてみてください!

発表会では商品情報に加えて、WEB対戦システム「Link Vividz」やオフラインイベント、ドラマCD企画などのメディア展開もぞくぞく発表されました。また、今後これらの情報を発表していく公式ナビゲーターの「ナビ子」は、はじめは表情差分のみしか用意されていないものの、ユーザーとの連動企画によって徐々に「イラスト差分が追加される」「立体表現が追加される」といった成長が予定されているとのこと。プロモーションカードとしての登場も示唆されており、ユーザーを巻き込んだコンテンツの盛り上がりが期待できそうです!

 

■唯一無二のルールで味わう鮮烈な疾走体感!

ここからは、制作発表会の来場者へ先行配布されたβスターター「最上 キョウカ」「天憧 玲」で対戦した本作のインプレッションをお届けしていきます!
ルールの概要も紹介していきますが、詳細なルールを確認したい方は公式サイトをご確認ください。

ゲームの目標は発表会にあった通り「デッキに3枚入ったミッションをクリアすること」です。フィールドには「レーン」が3列あり、ここに各プレイヤーが手札からキャラを配置、相手レーンにアタックしていくことで、ミッションの条件を達成していくという流れになります。
まず驚かされたのが、デッキの回転率の速さです。キャラの配置にはコスト支払いが必要なのですが、必要となる「エネルギー」キャラのアタックなどでどんどん増えていくほか、手札を複数枚直接エネルギーゾーンに置くことも可能となっており、コンスタントにプレイできます。当然手札も消耗しますが、ターンの開始と終了時に手札が5枚になるまで(5枚以上の場合は1ドロー)カードが引けるため、手札は常に潤沢な状態が維持できます。カードの効果で捨て札を回収、再利用する手段も豊富に用意されており、毎ターン手札を使い切る勢いでガンガン展開していく爽快感の高いプレイが楽しめました!

また、こうしたスピーディーな展開を際立たせるのが「配置したキャラは1回しかアタックできない」という仕様です。よくあるカードゲームでは、攻撃でタップしたカードは次の自ターンにアンタップ、再使用が可能になりますが、本作ではアタックでスリープ(タップ)すると、カード効果などの特例がない限りリブート(アンタップ)されません。これだけだとキャラは使い捨てのようにも見えますが、キャラにはよりコストの大きいキャラを同じレーンに重ねることでレベルアップ効果を発動したり、コストが軽減できたりといった恩恵があります。さらに、こうして重ねたキャラはリブート状態でプレイできるので、レーンが3列でも4回、5回と連続アタックが可能になるわけです。こうした攻勢のテンポ感も本作のユニークなポイントですね!

そして何より、本作は「ミッションクリアのための戦略構築」が悩ましくておもしろい!
ミッションはどれもやみくもにアタックするだけでは達成できず、アタックするキャラの性能、アタック順、アタックを終了するタイミングなどをしっかり計画していく必要があります。相手も配置キャラの移動やカード効果の使用で妨害してくるので、強力な主力キャラをプレイしたものの、1枚もミッションをクリアできずターン終了……なんて展開もしばしば。逆に、相手の動きも予測したうえで完ぺきなアタックができれば2枚同時クリアといった逆転劇も発生し、デッキの理解とプレイングの成長がダイレクトに感じられる瞬間となっていました。毎ターン必ず1回使える、デッキトップのカードをノーコストでプレイできる「アクセル」能力も、こういった駆け引きを刺激する絶妙なエッセンスとなっていますね!

「相手を倒す」ではなく「ミッションを制す」この感覚は本作でしか味わえない唯一無二のものとなっています。まずはβスターターをゲットして、ぜひとも体感してみてください!
今後も『Vividz』の最新情報をお届けしていきますのでお楽しみに!

(C)BROCCOLI