『バトルスピリッツ』のエキスパート、しゅくりによる『バトスピ』コラム連載!
数ある歴戦のなかで出会ったカードのエピソードを中心に、ざっくばらんなテーマで語っていきます!
しゅくり……バトスピチャンピオンシップ2013【聖剣大戦】ヒーローカップマスタークラス優勝者で、現在は『バトスピ』のカードを日々世に送り出す開発チームORG に所属。また、『バトスピ』公式YouTubeチャンネルの配信番組「バトスピ エクストリームゲーム」では、挑戦者を迎え撃つ白のガーディアンとしても活躍中。 |
『バトスピ』公式YouTubeチャンネルの配信番組である「バトスピ エクストリームゲーム」。
チャレンジャーチームが賞金100万円をかけて、番組の刺客とバトルを繰り広げる本番組ですが、スタートしてからこの春でなんと5周年になります!
おれも白のガーディアンとして参加させてもらっていますが本当に感慨深い!
いろいろあったなーと思いつつ、ちょっとだけ思い出のバトルを振り返ってみたいと思います。
目次
■おれのデッキを紹介します(破棄)
SD39-X01《秩序龍機νジークフリード》
まずは1stシリーズ#36(2018年1月3日配信)で使用した超強力な煌臨スピリット!
このときのバトルでは【煌転装】により指定したブレイヴが出るまで自分のデッキを破棄し続け、自分のデッキが残り2枚になってしまう愉快なことに!
どんどん破棄していく姿はさながらデッキ紹介でした。
あらためて見ると、めくりながらだんだん声色が変化していくのが自分でもおもしろいですね……。やばいなーと思いつつ「まあ2枚残ったなら大丈夫だろう」とか考えていた気がします。1枚や0枚にならなくて本当に良かった!
最近の2ndシリーズ#23(2022年3月23日配信)のバトルで使用したときは、逆にデッキトップ1枚目が対象だったので両極端でしたね。
■デッキ選びの自問自答
BS33-019 《紫煙獅子》
同じく1stシリーズ#36で使用した1枚。
白のガーディアンなのに紫の《紫煙獅子》からスタート!
初手カードの色で驚かれるのもガーディアンならではというところでしょうか? 白紫だったのでまあそんなにおかしいことでもないハズですが、やっぱりはたから見てると妙な感じですね。《紫煙獅子》が1枚制限だったからというのもあるか。
こういったデッキの色バレ問題は毎回悩まされるところでして、各ガーディアンそれぞれがデッキに趣向を凝らすところでもあります。相手に読まれないデッキ選択は時として勝ちに直結しますからね。
チャレンジャーは「機獣」デッキを使ってくるだろうと考えてくるはず。
じゃあ「武装」デッキを使おうか?
でも「武装」はエイジスと被る?
「占征」「武装」ならいいか?
いっそ白「MS」とか?
白紫「占征」もアリだよな。でも試してみたら盤面紫ばっかりっぽい?
なら白に寄せた構築はどう?
やっぱり「機獣」?
「機獣」もミラージュ軸だとレシピ掲載しててバレバレだから「神皇」持ってくる?
つーかどれがいま流行りのあのデッキに勝てそう?
そんなエンドレス。『バトスピ』楽しいなあ!
■確率っておもしろい
BS59-CP04 《黒天狐ネガ・ナインテイル》
2ndシリーズ#23(2022年3月23日配信)のバトルでデッキに入れたものの全然手札に来てくれなかったのがこの【アクセル】カード!
ハイスペックでてんこ盛りなカードだけれど引けなければそれまで。
さっきの《紫煙獅子》もそうですが、1枚ピン刺しのカードが引けて、
3積みのフル投入しているカードが引けない印象はカードゲーマーあるある!
ああいった偏りや確率の妙を体感できるのもカードゲームの醍醐味ですね。
そんなバトルからの熱い展開が2ndシリーズ#24(2022年3月30日配信)。
緑のガーディアン碓氷剛史さんが初の3タテ! すごかったー!
緑のガーディアンが初勝利した1stシリーズ#20(2017年8月30日配信)
では直前でおれが負けているので、碓氷さんはいつもおれの仇を取ってくれるんだなと!
本当に頼もしいばかりです。
■ガーディアンだって緊張する
ガーディアンといえば、配信外でもバトスピ会をちょくちょくしていて、おれもたまに参加させてもらっています。
誰かの家だったり、貸し会議室だったり、カラオケボックスやらなんやら。参加者もガーディアンやエイジスそしてキングに関係者とその友達……。
それぞれ組んできたデッキを持ち寄って仮想敵と当てたり、その場で別のデッキを構築もするし、テキストルールの共有なんかも。
番組で使用するデッキも提出の直前まで悩んでいたりします。上で書いたような一人問答を共有してあーだこーだ言い合う練習会。
といいつつ、最早みんなで普通に『バトスピ』しているだけですね!
チャレンジャーも同じようにやっているのかな?
先程も書いたとおり、白のガーディアンは番組やイベントでは基本的に白を使います。
なのでプライベートではむしろ白以外を使う……かもしれない。そうじゃないかもしれない。
期待通りでありたいし、予想を裏切りたいという気持ち!
そんなこんなで撮影当日は我々も戦々恐々としています。
おれは顔が(?)平然(?)飄々(?)としているように見えるらしいのですが、実は毎度きっちり緊張しています。ただ、緊張するとテンションが上がるタイプっぽいので楽しんでもいますけどね!
暗い部屋で『バトスピ』する二人だけがライトアップされ、多くのカメラを向けられる。
いつも通りのプレイをするのは中々に厳しい状況ではあると思います。
でも! だからこそ! それに向けた入念な準備をするのです!
そして、そんな緊張感のなかで得た勝利は格別なものとなるはず!
皆さんもぜひ「バトスピ エクストリームゲーム」へ挑戦しに来てください!
それでは、まっ種~
©BNP/BANDAI