『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今週は9月からの「MASTERS2018」作品単大会に向けた作品単研究の第2回をお届け。6つのデッキリストから強い作品の特徴を紹介していきます。
こんにちは!作品単を愛する『FF-TCG』プレイヤーのJです。
「MASTERS 2018」の後半戦の日程が発表され、9月1日(土)の下関大会から「作品単」構築戦が始まります。作品単とは、特定の出展作品のカードのみでデッキを構築する、カジュアルなフォーマットです。
基本的なルール解説や関連する記事は以下のリンクからご覧ください。
『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』公式サイト:コラム第43回 作品単フォーマットについて
好きなタイトルで遊びつくそう! カジュアルフォーマット「作品単」ののすゝめ
作品単研究 第1回:いまの作品単ってどんな環境?
作品単研究記事の第1回では作品単構築において有力なタイトルを挙げましたが、今回はいくつか具体的にデッキを紹介しながら作品単において強いデッキとはどういうものかを考えていこうと思います。
◆「7周年記念ファンフェア」の全勝デッキを見てみよう
まずは「FINAL FANTASY TRADING CARD GAME 7周年記念ファンフェア」で全勝を飾った3つのデッキを見てみましょう。
これは「Opus IV」環境時のものですが、作品単構築では新しいブースターパックが発売されてもそのタイトルのカードが収録されず使えるカードが増えないこともあるので、少し前のデッキリストでも十分参考になります。
◆デッキ1:『FINAL FANTASY VI』
カードNo. | カード名 | 枚数 |
フォワード(34枚) | ||
【4-130H】 | ストラゴス | 3 |
【1-047R】 | ティナ | 3 |
【1-046H】 | ティナ | 2 |
【4-085H】 | ダダルマー | 3 |
【4-036H】 | セッツァー | 3 |
【4-004H】 | エドガー | 3 |
【4-023H】 | レオ将軍 | 3 |
【4-048L】 | ロック | 3 |
【4-021L】 | マッシュ | 3 |
【4-038L】 | セリス | 3 |
【4-015H】 | シャドウ | 2 |
【4-007H】 | カイエン | 3 |
バックアップ(14枚) | ||
【4-026H】 | ガストラ帝国のシド | 3 |
【1-104H】 | ケフカ | 3 |
【1-011C】 | 幻術師 | 3 |
【1-040C】 | 召喚士 | 3 |
【1-159C】 | 幻術師 | 2 |
召喚獣(2枚) | ||
【4-114L】 | ライディーン | 2 |
『FFVI』の魅力はなんといっても強力なフォワード陣です。【4-048L】《ロック》や【4-038L】《セリス》、【4-085H】《ダダルマー》など構築環境でも第一線で活躍しているカードを豊富に投入できます。
また【4-036H】《セッツァー》と【4-026H】《ガストラ帝国のシド》の2種類のサーチカードがあるため展開が安定する点も長所です。
そして優秀なフォワードたちを後押しするのが【4-021L】《マッシュ》と【1-104H】《ケフカ》です。
【1-104H】《ケフカ》のアビリティでフォワードのパワーを上げるとターン終了時にブレイクされてしまいますが、同じターンのうちに【4-021L】《マッシュ》をフィールドに出すことで、ブレイクされるのを防ぐことができます。
もちろん『FFVI』デッキはただパワーでごり押しするだけではありません。
【4-023H】《レオ将軍》や【1-047R】《ティナ》、【4-130H】《ストラゴス》など、フォワードを除去するアビリティが豊富にあり、ほぼすべてのフォワードがスペシャルアビリティを持っているため相手に干渉する手段も少なくありません。また【4-007H】《カイエン》のおかげで全てのフォワードがブレイブを得られるので、攻防一体で戦うことができます。
弱点としては召喚獣が【4-114L】《ライディーン》しかなく、モンスターも【5-063H】《デスゲイズ》しか存在しないため、フィールドにフォワードが残らない展開になると逆転するのが難しいということがあげられます。
ただし作品単構築ではそこまで除去が多いデッキはあまりなく、フォワーどうしの戦闘がゲームの中心となるのでそこまで気にはなりません。フォワードがフィールドに残れば残るほどほかのカードも強くなっていくので『FFVI』デッキを使うときは、安易にフォワードを相討ちで減らしてしまわないように注意しましょう。
現状でも十分有力な作品ですが、今後召喚獣やモンスターが充実したらさらに強力に進化するでしょう。
デッキのほとんどが「Opus IV」のカードで構成されているので、はじめて「作品単」のデッキを組むという方にもオススメです。
◆デッキ2:『FINAL FANTASY VII』
カードNo. | カード名 | 枚数 |
フォワード(29枚) | ||
【4-145H】 | クラウド | 3 |
【1-009C】 | クラウド | 3 |
【3-008C】 | クラウド | 3 |
【1-187S】 | クラウド | 3 |
【2-035H】 | シェルク | 3 |
【1-205S】 | バレット | 3 |
【1-131R】 | ケットシー | 3 |
【2-024R】 | ロッソ | 1 |
【4-089R】 | バレット | 3 |
【3-012L】 | ザックス | 3 |
【3-033L】 | ジェネシス | 1 |
バックアップ(18枚) | ||
【2-036R】 | シャルア | 2 |
【4-013C】 | ザックス | 3 |
【4-076R】 | ウェッジ | 2 |
【4-090R】 | ビッグス | 2 |
【1-203S】 | ウェッジ | 3 |
【1-204S】 | ジェシー | 2 |
【4-120R】 | レストリクター | 3 |
【1-064R】 | エアリス | 1 |
召喚獣(3枚) | ||
【1-190S】 | バハムート烈 | 3 |
「FFVII」は豊富なカード種があり、同一のカード名のカードが数多くあります。前回の記事でもオススメの作品として紹介しました。
このデッキには【カード名(クラウド)】が12枚入っており、【1-187S】《クラウド》と【4-145H】《クラウド》のスペシャルアビリティをどんどん使っていけます。
【1-187S】《クラウド》のコスト軽減や、アタックをサポートする【3-008C】《クラウド》は非常に強力で、強力な各《クラウド》を活かせるこのデッキは同名のキャラクターを複数フィールドに出せる作品単構築の恩恵をひときわ大きく受けていると言えるでしょう。
さらにバックアップを見てみると18枚入っているなかで半分以上はサーチないしブレイクゾーンからカードを回収するアビリティを持っている点も見逃せません。
『FFVI』デッキのところでも言いましたが、サーチ能力が充実している作品はそれだけでほかの作品に対して安定性というアドバンテージを得られます。「MASTERS」のような競技的な大会ではそのことがデッキ選択の決め手になることもあるでしょう。
また『FFVII』が作品単構築で有利な点がもう1つあります。それは【1-131R】《ケットシー》の存在です。
コスト1のバックアップをブレイクするという珍しいアビリティを持っており【カード名(幻術師)】と【カード名(召喚士)】を助っ人として投入することが多い作品単構築においてはいぶし銀の活躍をする1枚です。【1-186L】《セフィロス》もいるので構築によってはバックアップを攻める戦略も取れるでしょう。
今回紹介したのは《クラウド》を軸にしたものですが《ヴィンセント》や《セフィロス》など、主力となれるフォワードが豊富にいるのも『FFVII』の魅力です。作品単構築では有力なタイトルほど相手に警戒されやすくなりますが『FFVII』は構築によってその読みを外せる数少ないタイトルです。
なお『FFVII』で作品単のデッキを構築する場合、注意する点が1つあります。それは【4-082C】《ジェシー》が禁止カードに設定されていることです。《クラウド》や《バレット》のコストが減るので思わず入れたくなりますが、デッキに入れることはできないので気をつけましょう。
◆デッキ3:FINAL FANTASY 零式
カードNo. | カード名 | 枚数 |
フォワード(27枚) | ||
【3-111H】 | ジャック | 2 |
【3-109C】 | サイス | 2 |
【3-057R】 | セブン | 2 |
【3-064H】 | トレイ | 2 |
【3-051R】 | エイト | 3 |
【3-151S】 | クイーン | 3 |
【3-104C】 | クイーン | 1 |
【3-113R】 | ナイン | 2 |
【3-006R】 | キング | 2 |
【3-003R】 | エース | 3 |
【3-022H】 | マキナ | 3 |
【3-153S】 | エース | 2 |
バックアップ(16枚) | ||
【3-072R】 | レム | 3 |
【3-150S】 | モーグリ-0組- | 3 |
【3-062C】 | デュース | 3 |
【3-009C】 | ケイト | 3 |
【3-097R】 | アレシア・アルラシア | 2 |
【1-011C】 | 幻術師 | 2 |
召喚獣(7枚) | ||
【3-002R】 | イフリート | 3 |
【3-102R】 | オーディン | 2 |
【3-061R】 | ディアボロス | 2 |
「FF零式」は【ジョブ(クラスゼロ)】のカードでまとまっており、キャラクターたちが持つジョブのシナジーを最大限に活かす構築になっています。
対戦相手のアビリティや召喚獣によっては選ばれない【3-064H】《トレイ》や、【ジョブ(クラスゼロ)】をアクティブにできる【3-051R】《エイト》、コスト4以上のフォワードにはブロックされなくなる【3-057R】《セブン》など、フォワード1枚1枚が持つアビリティは非常に優秀で、一部の作品に対しては自然に有利に立つことができます。たとえば召喚獣での除去ができないタイトルはアクティブ状態の【3-064H】《トレイ》を倒せませんし、低コストフォワードが少ないタイトルは【3-057R】《セブン》が脅威となります。
また「FF零式」のキャラクターたちも多くがスペシャルアビリティを持っており、かつ召喚獣のラインナップも充実しているため相手に干渉する手段は非常に豊富です。作品単で構築できるデッキのなかでも、特にフォワードの強さ、バックアップの種類やサーチ能力による安定性の高さ、相手への干渉手段といった要素がバランスよくそろっているタイトルだと言えるでしょう。
また、アビリティが強力なだけでなく単純なパワーも高いのも『FF零式』の特徴です。【3-003R】《エース》と【3-150S】《モーグリ-0組-》でフォワードのパワーを二重に強化すれば、同コスト帯同士での戦闘ではまず負けません。また【3-072R】《レム》は【カテゴリ(TYPE-0)】のカードであればなんでもブレイクゾーンから手札に戻せるためさまざまな状況に対応でき、この一枚でゲームがひっくり返ることもあります。
方向性は多少異なりますが「フォワードがそろってこそ真価を発揮する」という点では『FFVI』に近い部分があり、弱点も同じです。フォワードがフィールドに残らないと【ジョブ(クラスゼロ)】を参照するさまざまな能力が活きないため、多少ダメージを受けることになってもしっかりとフィールドにフォワードを残すように意識していきましょう。
召喚獣も【ジョブ(クラスゼロ)】のフォワードがいると効果がアップするので、そういった意味でもフォワードを生き残らせておくのは重要です。
◆作品単構築のデッキをさらに3つ紹介!
ここまで「7周年記念ファンフェア」の全勝デッキを解説してきました。
続いては私がいま使っている作品単のデッキを3つ紹介したいと思います。
◆デッキ4:FINAL FANTASY V
カードNo. | カード名 | 枚数 |
フォワード(31枚) | ||
【1-081H】 | バッツ | 3 |
【3-065L】 | バッツ | 3 |
【3-019H】 | ファリス | 3 |
【3-144L】 | レナ | 2 |
【3-038H】 | ゼザ | 2 |
【3-063H】 | ドルガン | 3 |
【3-077H】 | ガラフ | 2 |
【3-108H】 | ケルガー | 3 |
【1-129C】 | ギルガメッシュ | 2 |
【3-103H】 | ギルガメッシュ | 3 |
【3-142H】 | ものまねしゴゴ | 2 |
【3-139C】 | ナイト | 3 |
バックアップ(16枚) | ||
【3-007C】 | 吟遊詩人 | 3 |
【3-121C】 | 砲撃士 | 3 |
【1-011C】 | 幻術師 | 3 |
【3-059H】 | タイクーン王 | 3 |
【3-070C】 | 予言士 | 2 |
【3-107C】 | 黒魔道士 | 1 |
【3-047C】 | 砲撃士 | 1 |
召喚獣(3枚) | ||
【3-135H】 | シルドラ | 3 |
まずは『FFV』デッキです。
5種類のジョブを持っていないと真価を発揮しない【3-065L】《バッツ》ですが、【1-081R】《バッツ》と並べることで全てのジョブを得ることができ、お手軽にコンボが完成します。
また【3-108H】《ケルガー》からは【3-038H】《ゼザ》、【3-077H】《ガラフ》、【3-063H】《ドルガン》を展開することができるため長期戦では勝てない相手に奇襲をしかけることもできます。
また【3-103H】《ギルガメッシュ》は、火属性のCP1つでフォワード1体に2000ダメージを与えられるアビリティを持っているので、バックアップの属性を火に寄せることで除去が期待できます。【3-022H】《ものまねしゴゴ》とのコンボはこのデッキでは重要な除去手段となります。
弱点としては【カテゴリ(V)】をサーチするカードがないため上記のコンボがいつも安定して狙えるわけではないことがあげられます。
しかしデッキで唯一のサーチ能力を持つバックアップである【3-059H】《タイクーン王》はなかなか優秀で【3-144L】《レナ》をサーチすれば【3-022H】《ものまねしゴゴ》や【3-039C】《ナイト》を復活させられますし、【3-019H】《ファリス》からさらに【3-135H】《シルドラ》へとサーチを連鎖させることもできます。
このように『FFV』デッキは同名キャラクターをフィールドに2体以上出せることや、普通の構築戦では難しい3属性以上のデッキを無理なく組めることなど作品単構築の特別ルールの恩恵を大きく受けられます。作品単構築ならではのおもしろさを味わいたいというプレイヤーには特にオススメのタイトルです。ほとんどのカードが「Opus III」に収録されていて、レアリティもHまでのものが多いため組みやすい点も長所です。
◆デッキ5:FINAL FANTASY XIV
カードNo. | カード名 | 枚数 |
フォワード(32枚) | ||
【5-107H】 | サンクレッド | 3 |
【1-084H】 | ヤ・シュトラ | 3 |
【5-106L】 | ヤ・シュトラ | 3 |
【5-158S】 | イダ | 3 |
【5-159S】 | パパリモ | 3 |
【5-163S】 | ウリエンジェ | 3 |
【4-096H】 | ラウバーン | 3 |
【4-109H】 | ヒルディブランド | 3 |
【2-098L】 | 異才のアモン | 3 |
【5-040C】 | 呪術士 | 3 |
バックアップ(18枚) | ||
【5-160S】 | ミンフィリア | 3 |
【5-161S】 | アリゼー | 2 |
【5-162S】 | アルフィノ | 2 |
【5-120C】 | ルイゾワ | 2 |
【5-094R】 | モモディ | 1 |
【2-093H】 | ラウバーン | 2 |
【4-107R】 | ナシュ | 3 |
【5-082C】 | 採掘師 | 2 |
【2-083C】 | 機工師 | 1 |
『FFXIV』には召喚獣とモンスターが存在しないものの「OPUS V」とスターターセットで多くのキャラクターが登場し【ジョブ(暁の血盟)】を中心にデッキを組むことができるようになりました。
【ジョブ(暁の血盟)】のキャラクターの数だけパワーが上がる【5-158S】《イダ》や、フォワードどうしの戦闘でに強い【5-107H】《サンクレッド》、【2-098L】《異才のアモン》や【4-109H】《ヒルディブランド》などの優秀なフォワードたちを使うことができます。
バックアップもなかなか充実していて、サーチができる【5-160S】《ミンフィリア》と【5-120C】《ルイゾワ》のほか【ジョブ(暁の血盟)】のフォワードにヘイストを与える【5-161S】《アリゼー》はデッキのキーカードといえます。
出てくるほとんどのフォワードがヘイストを持って攻められるのは『FFXIV』にしかない強みで、相手ターン中の干渉手段を持たないデッキに対してフォワードを複数展開して一気に攻め込むことができます。
また、デッキにフォワードとバックアップしか入っていないため【5-082C】《採掘師》の使い方がカギとなります。
【4-096H】《ラウバーン》を回収すれば除去として再利用できますし、フィールドに残ると強力な制圧力を発揮する【2-098L】《異才のアモン》を戻すのも強力です。
「Opus VI」からはすでに【6-083H】《ヤ・シュトラ》が公開されています(プレビュー記事はこちらからご覧いただけます)。
【ジョブ(暁の血盟)】が増えれば増えるほどデッキのパワーが上がっていくため、今後もっとも注目のタイトルと言えるかもしれません。
◆デッキ6 FINAL FANTASY VIII
カードNo. | カード名 | 枚数 |
フォワード(28枚) | ||
【1-041L】 | スコール | 3 |
【1-042R】 | スコール | 3 |
【2-038H】 | スコール | 2 |
【1-058L】 | ラグナ | 3 |
【1-059R】 | ラグナ | 3 |
【2-046R】 | ラグナ | 3 |
【2-047L】 | リノア | 3 |
【2-105C】 | キロス | 3 |
【2-110R】 | サイファー | 3 |
【2-110C】 | サイファー | 2 |
バックアップ(16枚) | ||
【2-001H】 | アーヴァイン | 3 |
【2-009R】 | セルフィ | 2 |
【2-048R】 | リノア | 3 |
【2-100H】 | イデア | 3 |
【4-100C】 | エスタ兵 | 3 |
【1-040C】 | 召喚士 | 2 |
召喚獣(6枚) | ||
【2-002C】 | イフリート | 3 |
【2-045C】 | ムンバ | 3 |
最後に紹介するのは『FFVIII』デッキです。
【1-042R】《スコール》と【1-059R】《ラグナ》はおたがいに【カード名(スコール)】と【カード名(ラグナ)】を参照しますが、作品単構築ではこのシナジーを最大限に活用できます。
【1-042R】《スコール》と【1-059R】《ラグナ》はもちろん、《ラグナ》がいると【2-105C】《キロス》も強化されるため全体的にコストに対してフォワードのパワーが高くなるのが『FFVIII』デッキの特徴です。コストの捻出こそやや難しいものの【2-009R】《セルフィ》などもおり、攻める力は全タイトルのなかでも上位に位置付けられるでしょう。
また、そういったこちらの主力を受け止める相手の高コストフォワードに対しては【2-100H】《イデア》が有効に機能します。また、彼女がいることで【2-110R】《サイファー》が強化され、彼も優秀なアタッカーとなります、
また【2-047L】《リノア》と【2-048R】《リノア》を両方使えるのも作品単ならではでしょう。
【2-047L】《リノア》も【カテゴリ(VIII)】のフォワード1体につきパワーが1000上昇するのでコスト以上のパワーで攻められるカードです。たとえやられたとしてもその時点で相手のフォワードをすべてダル状態にできるので、後続のフォワードが攻め込んで決着をつけてくれることも多いでしょう。
【2-048R】《リノア》で【2-047L】《リノア》をサーチして出したら相手が詰んだ、ということも珍しくありません。【2-047L】《リノア》はスペシャルアビリティを持っているので2枚目以降の【2-048R】《リノア》も無駄にならず、相手の行動を大きく制限することができます。
「Opus II」以降、あまりカードが増えていないタイトルですが「Opus VI」では【6-004C】《キロス》が追加されることが明らかになっています(プレビューはこちらからご覧いただけます)。「Opus VI」で【カテゴリ(VIII)】のカードがたくさん追加されたら、もしかしたら「MASTERS」では台風の目となるかもしれません。
◆次回はいよいよ「Opus VI」入りの環境を考察します!
今回は作品単構築の6つのデッキを紹介しました。
次回はいよいよ「Opus VI」のカードを加えて作品単構築環境を見ていきたいと思います。
『FFII』デッキはどのくらい強くなるのかをはじめとして「Opus VI」のカードが作品単環境にどれだけ影響をおよぼすのか、今から楽しみでなりません。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう!