『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今回は3月15日(金)に発売される「スターターセット2019」をご紹介します。
◆はじめに
皆さん、こんにちは。カードゲーマー編集部の編集(川)です。
いよいよ最新ブースターパック「Opus VIII」の発売日が近づいてきました。
今週末には全国のカードショップで「プレリリースパーティ」が開催され、一足早く「Opus VIII」を楽しむことができます。
プレリリースパーティを開催する店舗はこちらから確認できます。
お近くの店舗にぜひ足を運んでみてくださいね。
そして「Opus VIII」発売に先がけてもう一つ、新しいアイテムが登場します。
それが3月15日(金)に発売される「スターターセット2019」です。
ここでは、この2つの「スターターセット」について解説し、そこに収録されたスターター限定カードを紹介していきます。
◆「スターターセット」とは?
はじめに「スターターセット」とは何かということを簡単に説明します。
「スターターセット」は決まった内容の構築済みデッキのことで、手に入れてすぐに遊べるデッキが入っています。
「スターターセット」にはデッキのほかにルール説明書とプレイシートも付属しているので、遊びながらルールを学ぶことができます。
これから『FF-TCG』を始めてみようという方に特にオススメです。
『FF-TCG』のスターターセットはいずれかのタイトルをフィーチャーしているものがほとんどで、今回は『FFVII』と『FFXIV』のデッキになっています。
今回のものも含め、これまでに発売されたスターターセットはこちらで確認できます。お気に入りの作品があったらそちらのスターターセットを手に入れるのもオススメです。
そして「スターターセット」のもう1つの魅力が、スターター限定カードです。
これは「スターターセット」にしか収録されていない(プレミアム版は「Opus VIII」ブースターパックから出ることがあります)カードのことで、今回の「スターターセット2019」では1つのデッキにそれぞれ6種18枚が封入されています。
それではさっそく「スターターセット2019」の限定カードを見ていきましょう。
●スターターセット限定カード紹介 『FFVII』編
はじめに紹介するのは『FFVII』のカードです。
このデッキは土、風の2属性で構築されています。
まずは土属性のカードから見ていきましょう。
【8-143S】《クラウド》はフィールドに出たときに相手のフォワードをブレイクできるアビリティを持っています。
これ自身もフォワードに数えるのでほかに3体【カテゴリ(VII)】のフォワードがいればアビリティが発動します。
もう1つのアビリティは【カテゴリ(VII)】のフォワードがブロックしたとき、そのパワーを+1000するというものです。このカード単体でも3コストでパワー8000となるため、ブロック時は頼もしい存在になってくれるでしょう。
【8-144S】《ティファ》は《クラウド》がいればわずか2CPでプレイできるようになります。
《クラウド》のカードは多く、なかには2コストの《クラウド》もいるので1ターン目から両方を展開するのも難しくありません。序盤から一気にしかけられるアタッカーとして活躍してくれそうです。
上記の2枚は手札のフォワードをどんどん出していくことで強くなれるカードですが、そうすると手札がなくなってしまいます。それを補うのが【8-144S】《バレット》です。アタック時にデッキの上4枚から1枚【カテゴリ(VII)】のカードを手札に加えられるので、手札が枯渇しにくくなります。
さらにEXバーストも持っているので、相手に攻められているときにも手札を供給してくれることもあるでしょう。
また、キャラクターを手札に加えられるのでフォワードだけでなくバックアップやモンスターを選んでもいいという柔軟さも長所です。
続いては風属性のカードです。
【8-140S】《ゴドー》は《ユフィ》専用の強化アビリティを持つバックアップです。
パワーを+1000し、さらに先制攻撃を付与できるので【8-140S】《ゴドー》がいれば《ユフィ》に戦闘で勝つのは非常に難しくなります。
【8-141S】《ユフィ》はもともと高いパワーを持っており、ここに【8-140S】《ゴドー》の強化が加われば手がつけられなくなるでしょう。
さらに自身のアビリティで《レッドXIII》をデッキから直接フィールドに出すことができます。コストは支払っていますが手札のカードを消費しないため非常にお得にフォワードを展開できます。フォワードの数が大事な【8-143S】《クラウド》との相性もバッチリですね。
【8-142S】《レッドXIII》は《ユフィ》がいれば3コストでパワー7000にヘイスト、先制攻撃とこれまたフォワードどうしの戦闘で対処するのが難しい戦力になります。【8-141S】《ユフィ》のアビリティでデッキから出す場合、合計コストが7になるのでバックアップを奇数枚使って無駄なくコストを支払えるようにするといいでしょう。
●スターターセット限定カード紹介 『FFXIV』編
続いては『FFXIV』デッキを見てみましょう。
このデッキは火・雷の2属性で構築されています。
まずは火属性のカードから紹介します。
【8-137S】《ゴウセツ》は3コストのバックアップで、アビリティで《ヒエン》か《ユウギリ》をサーチできます。見た目は3コストですがこのアビリティにより実質1コストでプレイでき、かつEXバーストも持っているのでバックアップを増やしつつ手札を整える役割を果たしてくれます。
また、このカードでサーチできる《ユウギリ》は雷属性なので、どちらかの属性のCPがすぐ必要な場合にも役立ってくれます。
【8-138S】《ヒエン》は、【ジョブ(侍)】のカードがあればパワー9000でブレイブ持ちとなり、コストに対してすぐれたコストパフォーマンスを発揮します。このカードを探せる【8-137S】《ゴウセツ》がちょうど【ジョブ(侍)】なのでこの2枚だけでもコンボが完成しており、使い勝手がよさそうです。
また【ジョブ(侍)】フォワードのアタックによって自軍全体のパワーをどんどん上げていけます。まずは自身が先陣を切ってアタックし、後続のフォワードを強化してあげるといいでしょう。
【8-139S】《リセ》はフィールドにいるだけで味方を強化できます。
それだけでも優秀ですが、あなたが5点以上のダメージを受けてピンチのときには強化量が+2000にパワーアップします。さらに、こうなるとこの強化が自身にも及ぶようになるため【8-139S】《リセ》は単体でもパワー9000のフォワードとなって活躍してくれるでしょう。
なぜ【カード名(イダ)】と一緒に出すことができないのか?
気になる方は、ぜひ『FFXIV』をプレイしてみてくださいね。
続いては雷属性のカードです。
【8-146S】《サンクレッド》は【カテゴリ(XIV)】のフォワードを支援するバックアップです。
【ジョブ(暁の血盟)】のフォワードをはじめ、【カテゴリ(XIV)】のフォワードは全体的にパワーの高いカードが多いため、先制攻撃の付与は非常に有効です。スターターデッキのなかでは【8-138S】《ヒエン》に先制攻撃を与えるのが特に強力でしょう。
【8-147S】《フォルドラ》は自軍のバックアップを犠牲にパワーアップさせられるフォワードです。アビリティを使えばパワー9000のヘイスト、先制攻撃、ブレイブ持ちとなります。五分の状況から一気に勝利をたぐり寄せられるフォワードなので、このデッキではエースアタッカーになりそうです。
また、フィールドのバックアップをどけられるというのもメリットになりえます。
たとえば【8-137S】《ゴウセツ》を出すと、通常2枚目以降の《ゴウセツ》はコストにするしかなくなりますが【8-147S】《フォルドラ》で除外すればまたフィールドに出せるようになります。
【8-148S】《ユウギリ》は、先手を打つのにうってつけのフォワードです。初手にあれば1ターン目から出して積極的にしかけていきましょう。相手にフォワードを出されたら、今度はブロッカーをブレイクするアビリティを盾にして攻めましょう。実際にアビリティを使わなくとも、このアビリティの存在が【8-146S】《ユウギリ》との戦闘を困難にしてくれます。
◆スターター限定カードは構築戦でも活躍しそう!
「スターターセット2019」の2つのデッキに収録される限定カードを紹介しました。
【8-143S】《クラウド》や【8-142S】《レッドXIII》など、これまでとは違う属性で収録されているものがあり、これらを使った新しい属性を組み合わせたデッキの登場も楽しみです。
【8-143S】《クラウド》は、こちらもほかの【カテゴリ(VII)】を参照する【4-145S】《クラウド》と組み合わせて土氷のデッキなどで使ってみたいですね。
『FFXIV』デッキからは新たな【ジョブ(暁の血盟)】のカードが登場し、土氷の「暁の血盟」デッキはまた戦力が充実しそうです。【8-146S】《フォルドラ》はバックアップをどかすことができ、かつ高スペックなフォワードとなるので雷属性を含むデッキでは試す価値が大いにありそうです。
3月15日(金)に発売される「スターターセット2019」と、来週3月22日(金)発売の「Opus VIII」から『FF-TCG』は新シーズンが始まります。
すでに遊んでいる方はもちろん、これから『FF-TCG』を始めてみようという方も、ぜひこれらのアイテムで『FF-TCG』ライフを楽しんでくださいね。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。