この記事を開いていただいたみなさま、こんにちは。しみずきです。
今回の記事から2回に分けて、発売したばかりのEXパック「アンリミテッドセレクター」を使用したオールスターフォーマットのデッキを2つ紹介させていただきます。3月23日(土)に大阪、4月21日(日)に東京で開催される「ウィクロス大感謝祭」もひかえ、みなさまのモチベーションも上昇中であることは間違いなし! お気に入りのルリグの強化はいかがでしょうか?
さて、今回紹介するデッキの主役は《ナナシ 其ノ四ノ獄》です!
まずはカードのテキストを読み解いていきましょう。《ナナシ 其ノ後》の経由に使うにせよ、このままで戦うにせよ、待望の0コストグロウはうれしい点です。そして、肝心な性能もレベル4ながら、並いるレベル5ルリグに引けを取らないほどに優秀です。
ウィルスを取り除いて発動する起動効果は、特に②と③が強力です。②はルリグをダウンさせることなく、3枚のウィルスを設置できることから、単純に《羅菌姫 ボツリネス》に貯菌を一気に貯められる点は据え置きのまま! そのうえで《羅菌 RS》との相性は《ナナシ 其ノ後》以上に良いです。
③の効果は、ルリグが手札からの配置も封じる《期之遊姫王 †ブラジャック†》の効果を持っていると考えると、尋常じゃない干渉能力です。黒ルリグの得意とする蘇生系の防御だけでなく、《ドーナ FIFTH》や《メル=スピリタス》のコイン技も、無力化できます。ほかにも、最近流行の《カーニバル -K-》のエクシードも、起点となる《コードアンチ メイジ》や《羅原姫 Zr》を封じることで無力化してしまいます。起動効果でウィルスを消費したあとに再度、ウィルスを設置してやる必要がありますが、それを差し引いても強力な効果です。
また、コイン技も待望のルリグによる除去効果です。トラッシュ送りなところも《羅菌姫 ボツリネス》の防御範囲と被らないため、うれしい点です。全体的にはコンパクトにまとめた《ナナシ 其ノ後》といった印象ですが、《ナナシ 其ノ後》にはなかった攻撃的なテキストも有しているので、その点をうまくデッキに活かしていきたいところですね。
そして早速ですが、《ナナシ 其ノ四ノ獄》を主軸に組んでみたデッキレシピがこちらです。
カードNo. | カード名 | レベル | 枚数 | |
---|---|---|---|---|
WXEX01-24 | ナナシ 其ノ四ノ獄 | 4 | 1 | |
WD19-002 | ナナシ 其ノ参ノ改 | 3 | 1 | |
WD19-003 | ナナシ 其ノ爾ノ改 | 2 | 1 | |
WD19-004 | ナナシ 其ノ壱 | 1 | 1 | |
WD19-005 | ナナシ 其ノ無 | 0 | 1 | |
WX22-003 | クトゥル・アビス | アーツ | 1 | |
SPK01-13 | セレクト・ハッピー5 | アーツ | 1 | |
WXK03-005 | フラクタル・ケージ | アーツ | 1 | |
WXK04-005 | カーニバル -K- | キー | 1 | |
WDK07-Y09 | 月鍵の巫女 タマヨリヒメ | キー | 1 |
カードNo. | カード名 | レベル | LB | 枚数 |
---|---|---|---|---|
SP32-015 | 羅植華姫 バオバブーン | 5 | ★ | 1 |
WX17-034 | 羅菌姫 ボツリネス | 4 | ★ | 3 |
WXK05-079 | サーバント Q4 | 4 | ★ | 2 |
WXEX01-51 | 羅菌姫 ハショフ | 4 | ★ | 1 |
SP31-009 | 幻水姫 ダイホウイカ | 4 | ★ | 2 |
WX12-Re09 | 大剣 デュランダ | 3 | ★ | 1 |
WX17-049 | 羅菌 スポアー | 3 | ★ | 1 |
WX21-Re06 | コードアンチ カイヅカ | 3 | 1 | |
WXK04-093 | サーバントT2 | 3 | 3 | |
SP27-018 | ドライ=ラミア | 3 | ★ | 1 |
SP31-007 | コードアンチ メイジ | 3 | ★ | 1 |
WX21-045 | 羅菌 RS | 2 | ★ | 3 |
WXK04-094 | サーバントD2 | 2 | 2 | |
WX15-066 | 羅菌 エキノコ | 1 | ★ | 3 |
WX19-045 | 羅菌 ポレン | 1 | 4 | |
WX20-030 | 羅菌 マイプラ | 1 | 2 | |
WD19-015 | 羅菌 クロコウジ | 1 | ★ | 1 |
WX09-057 | バット・メディスン | スペル | 3 | |
WX15-Re08 | THREE OUT | スペル | 3 | |
WD19-018 | ラブリー・バイオ | スペル | 2 |
■デッキコンセプトの紹介
今回構築するに当たって意識した点は以下の2点です。
- 《ナナシ 其ノ四ノ獄》の効果を活かした立ち回り
- レベル4グロウまでの攻防の徹底強化
それでは、これらのポイントを担うキーカードたちを紹介していきます。
・《羅菌姫 ボツリネス》
ナナシと言えばこのカード。《羅菌姫 ボツリネス》なしにナナシは語れないといっても過言ではないでしょう。今回のデッキも《羅菌姫 ボツリネス》を主軸とし、大きく2つの布陣で戦っていきます。
1.《羅菌姫 ボツリネス》×2+《羅菌 RS》or《羅菌 スポアー》
あまり言葉はよくないですが、通称“陰キャ”と呼ばれている盤面です。対戦相手のデッキが《羅菌姫 ボツリネス》の効果だけで完封でき、防御手段に限りがある場合に使います。基本的に相手の盤面のパワーラインはリミット11ならば8000/12000/12000。リミット12であれば、12000/12000/12000か、5000/15000/15000位になります。なので、基本的に貯菌が4~5枚あれば、《羅菌姫 ボツリネス》2体を踏まれないようにしながら、残った1面のパワーを0にしてバニッシュすることができます。そのため、《ナナシ 其ノ四ノ獄》の起動効果でウィルス3枚を設置する能力と非常に相性が良いです。《羅菌 RS》が絡む場合であれば、手札と山札を削りながら、自動効果と合わせて4枚の貯菌を貯めることができます。《羅菌 RS》が無い場合でも《羅菌 スポアー》を使うことで、むりやり場のウィルスを消費して、3枚の貯菌を蓄えられます。たったこれだけで、1ターンをしのぐには十分な貯菌が得られてしまいます。自ターンの動きが非常に簡略化できるため、プレイミスが発生しにくく、時間短縮になるのもうれしい点です。
2.《大剣 デュランダ》+(《羅菌姫 ボツリネス》+《幻水姫 ダイホウイカ》)
こちらは“陰キャ”に対をなす“陽キャ”ともいえる、攻撃的な布陣です。《羅菌姫 ボツリネス》を継続的に処理できるようなデッキや、《虚幸の閻魔 ウリス》や《炎・タマヨリヒメ・伍改》などの、こちらも攻め急がねばならないようなデッキに対して使用します。《ナナシ 其ノ四ノ獄》の起動効果のうち、「ウィルスがあるシグニゾーンに新たにシグニを配置することができない」と相性が良く、単純に蘇生系の防御手段を無効化できるだけでなく、《大剣 デュランダ》を添えることで、「ダウン」や「攻撃できない」などの除去以外の防御は貫くことができてしまいます。また、除去による防御手段があったとしても、ほかのシグニを除去してから~という1手順を追加でしいることができるのは相手からすれば厄介です。
《ナナシ 其ノ四ノ獄》へグロウ後は、対戦相手のデッキにあわせて上記の2つの布陣を使い分けて戦っていきます。続いては4グロウまでの立ち回り関連です。
・《月鍵の巫女 タマヨリヒメ》
キーセレクションではさまざまなルリグで採用されている1枚。序盤の面埋めと攻めの安定化を一挙に担ってくれています。特定のシグニを最大3枚サーチする効果で、普通に使っても便利ですが、ナナシで使うと化学反応を起こします。その要因となるのがこれらの「微菌」たちです。
かねてより「そろえば強い」と言われていたシグニたちですが、デッキの枠を喰う、引きに依存する、序盤にそろわないと効果が薄いと、デメリットが大きくあまり日の目を見れずにいました。ここに《月鍵の巫女 タマヨリヒメ》の登場です。1ターン目にそろわなかったところをサーチすることで、確実に鉄壁の布陣を築くことができるようになりました。最初に考え付いた人は天才ですね。
先攻であれば、《羅菌 エキノコ》2枚と《羅菌 ポレン》をそろえ、相手のアタックフェイズに《羅菌 ポレン》の効果でウィルスを設置して、《羅菌 エキノコ》の永続効果で相手シグニをマイナス→バニッシュします。後攻もしくは、先攻でも相手にパワー1000ラインの焼き手段がありそうで、《羅菌 エキノコ》ではメイン除去されてしまう可能性がある場合には、《羅菌 マイプラ》《羅菌 クロコウジ》《羅菌 ポレン》を各1枚ずつサーチします。相手のアタックフェイズまで《羅菌 マイプラ》が生き残れば、《羅菌 ポレン》でまくウィルスも含め、起動効果で-4000を3回振れるので、多くのシグニを返り討ちにできます。これにより、うまくハマれば相手に1枚もライフクロスのクラッシュを許すことなく序~中盤をこなすことができます。レベル4以降は《羅菌姫 ボツリネス》によって持ち前の防御性能が約束されているので、多くのライフクロスを残した状態でグロウできるようになるのは、非常に心強いです。また、この防御手段は相手のシグニをバニッシュしているので、自身のダメージレースの高速化に繋がるという、こっちが本懐と言ってもいいくらいの特典が付いてきます。序盤に多くのライフクロスを割ることができていれば、《大剣 デュランダ》のプレッシャーの向上にも繋がります。
・《カーニバル -K-》
《カーニバル -K-》は大別して4つの役割を担っています。
1つ目はナナシデッキの根幹たる《羅菌姫 ボツリネス》を確実にサーチできることです。《カーニバル -K-》登場以前は、デッキの底のほうに固まってしまい貯菌が全然貯まっていない状況でターンを返してしまう。もしくは、そもそも《羅菌姫 ボツリネス》が盤面に並ばないという状況が、発生することがありました。このような状況を解消できるのはうれしい点です。
2つ目は、《月鍵の巫女 タマヨリヒメ》で作った布陣のサポートです。序盤に並んでいる《羅菌 マイプラ》や《羅菌 エキノコ》は非常に強力です。しかし、なんの耐性も持たないレベル1シグニであることに変わりはなく、相手のデッキによっては簡単に除去され布陣が崩されてしまいます。そこで《カーニバル -K-》をアンロックし、《羅菌 マイプラ》をトラッシュに構えておくことで、疑似的に並んでいるすべてのシグニを《羅菌 マイプラ》として扱えるようになり、崩しにくい布陣ができます。また、毎ターン《羅菌 マイプラ》で除去を行なっていると、ウィルスが不足する場合もありますが、最初のターンは《羅菌 エキノコ》、次ターンからは《羅菌 マイプラ》のように使い分けることで、手札の《羅菌 ポレン》の節約も可能です。
3つ目は《大剣 デュランダ》のかさ増しです。コンセプトの1つである、シグニを新たに配置できなくしてからの《大剣 デュランダ》盤面を作りやすくしています。枠的に大量に採用するのは難しく、白シグニ故に回収もやり難いので、エクシード1で代替できるようになるのはうれしい点です。
最後は《サーバントZERO》化による防御手段の多様化です。「アンリミテッドセレクター」での強化には、シグニやルリグ効果に耐性を持たせるものが多数ありました。また、既存のデッキにも《紡ぐ者》を筆頭に、さまざまな耐性を付与して攻撃してくるものが多いです。そんな中での《サーバントZERO》化は、防げる範囲が広く、非常に心強いです。
上記4点のほかにも、アンロック時の《サーバント Q4》のサーチや、《羅菌姫 ボツリネス》に化けることでシャドウを活かしたアタック時除去の無効化、状況に応じての《セレクト・ハッピー5》のアンコールコストなど、幅広い役割を持っています。
総括すると、上記のキーカード群によって、序盤から後半まで手堅く立ち回り、多くのライフクロスをキープ。その上で差を付けたダメージレースを活かして、対戦相手のデッキに合わせて攻守の盤面を使い分けながら勝利を目指す。というコンセプトのデッキに仕上がりました。
■採用カードの解説(ルリグデッキ)
・《ナナシ 其ノ無》/《ナナシ 其ノ壱》/《ナナシ 其ノ爾ノ改》/《ナナシ 其ノ参ノ改》
《月鍵の巫女 タマヨリヒメ》と《カーニバル -K-》をアンロックしつつ、
ナナシのコイン技も使用したい対面がいるため、こちらのグロウルートを採用。
・《ナナシ 其ノ四ノ獄》
グロウコストが掛からない点は、序盤から全力でライフクロスをキープするコンセプトに合致してくれますし、コイン技がルリグ効果によるトラッシュ送りなのも後述の点からうれしい限りです。
・《セレクト・ハッピー5》
主に除外効果を目的に採用しました。今後の環境的に《羅菌姫 ボツリネス》対策は必須となってくることが予想できます。しかし、シャドウを対策できるカードは限られており、大量に搭載されることも現状では考えにくいです。そのため《ナナシ 其ノ四ノ獄》のコイン技や、後述するトラッシュ送りのアーツによって除去したあとに《セレクト・ハッピー5》で除外することで、《羅菌姫 ボツリネス》による受けを強引に成立させられるようになります。《カーニバル -K-》を用いてアンコールすることで最大4枚のカードを除外できるので、対処不可能になる相手は多いと思います。そのほかの効果も優秀であり、「攻撃できないの付与」「《西部の銃声》のメタ」「サーバントや《大剣 デュランダ》の回収」などのさまざまな役割を持っています。
・《フラクタル・ケージ》
どんな耐性も貫通して、トラッシュに送れる唯一無二の防御札。《先駆の大天使 アークゲイン》+《アイヤイ★ディール》の布陣で攻めてくるタマデッキを筆頭に、ないと対処ができないデッキも多いので採用しています。言わずもがな先述した《セレクト・ハッピー5》の除外効果との相性は◎。また、あまりデッキを回さないため、リフレッシュする前にサーバントが枯渇することも多いこのデッキでは、精元の回収効果も役に立ちます。
・《クトゥル・アビス》
ルリグ止めの効果を持ったアーツの中で、最もパワーの高いものを選択。このアーツ以外、1面しか止まらないものしか採用していません。そのため《羅菌姫 ボツリネス》での防御ができないターンを《コードアンチ・カイヅカ》と合わせて1枚で守ることができるのは優秀です。《カーニバル -K-》との相性が良いのも◎。
■採用カードの解説(メインデッキ)
メインデッキは大きく分けて下記5つの役割で構成されています。
- コンセプト遂行札
- 補助輪
- アーツ外防御
- メタ枠
- サーバント
1.コンセプト遂行札
・《羅菌 エキノコ》x3
序盤に2枚見えていればよく、最悪2枚以上ライフクロスに埋まっていても、《羅菌 マイプラ》+《羅菌 クロコウジ》で代用が効くため3枚。
・《羅菌 マイプラ》x2
序盤に1枚でもトラッシュに落ちていればいいため2枚。
・《羅菌 クロコウジ》x1
先攻で《羅菌 マイプラ》+《羅菌 クロコウジ》の盤面を作りたい場面はあまり多くなく、後攻であれば、《羅菌 ポレン》でも代用が効くため、最低枚数の1枚。
・《羅菌 ポレン》x4
序盤に《羅菌 マイプラ》の起動効果を多用するのに複数枚必要であり、終盤も《ナナシ 其ノ四ノ獄》の配置不可の起動効果を使った場合にウィルスをまく手段として優れているため、最大枚数の採用。
・《羅菌 RS》x3
序盤に《羅菌 マイプラ》と並んで立てておくと、自動効果によってウィルスを追加でまくことができる。また、手札とデッキ破壊という唯一無二の役割を持っている。最大枚数詰みたいところだが、1枚を《羅菌 スポアー》に譲って3枚。
・《羅菌 スポアー》x1
《羅菌姫 ボツリネス》x2の横に並べる役割としては、供給が続くのであれば《羅菌 RS》のほうが優秀。しかし、上記のプランを取る場合にはかなり多くのターン数を要することが考えられるので、《羅菌 RS》を用意できなった継ぎ目を埋めるために1枚だけ採用。
・《大剣 デュランダ》x1
コンセプトの関係上、増やしたい枠ではあるが、普段は《カーニバル -K-》でコピーし、《コードアンチ メイジ》で山札に返して《THREE OUT》で引きにいくなど、疑似的なかさ増し手段があるため、1枚のみの採用。ここは環境にカーニバルが増えるのであれば、色捻出のために真っ先に増やす枠です。
・《羅菌姫 ボツリネス》x3
序盤に盾をキープする構成のため、盾埋まりを考慮して多めの採用。
2.補助輪
これら補助輪枠の枚数は個人の使用感によって要調整です。
・《幻水姫 ダイホウイカ》x2/《THREE OUT》x3
《大剣 デュランダ》の色要因兼デッキの回転要因。一度、青いカードをすべて抜いてみたところ、手札が目減りしサーバントの維持もおぼつかなくなってしまったため、ある程度の枚数を投入しました。《羅菌姫 ボツリネス》2面で攻める場合は、《幻水姫 ダイホウイカ》が立てられないので2:3の配分にしています。
・《ラブリー・バイオ》x2
《羅菌 RS》の効果を複数回使っていく際、1枚引けていればスムーズに動けるようになります。また、数少ないエナの確保手段でもあるため、引いたら大切に使いたいカードです。
・《バッド・メディスン》x3
基本的にトラッシュにある黒シグニすべてに触れる万能カードです。《羅菌姫 ハショフ》や《羅菌 RS》を回収することで、《羅菌 RS》の起動効果を複数回使用し、相手に負荷を掛ける。また、《ナナシ 其ノ四ノ獄》の「ウィルス3枚設置」効果を使用しない場合に、《羅菌姫 ボツリネス》に貯菌をする手段が不足しがちになってしまいます。そこで、このカードを《羅菌 ポレン》2枚との引換券とすることで、ウィルスのかさ増しができる。といった運用方法があります。
3.アーツ外防御
・《コードアンチ メイジ》x1
繰り返し使える蘇生枠。《羅菌姫 ボツリネス》が除去されてしまった場合に、《羅菌 ポレン》をたくさん持っている状態であれば、《カーニバル -K-》のエクシードで《羅菌 マイプラ》に化かすと複数面守れるときもあります。《カーニバル †MAIS†》と対峙した場合の対抗策として、役に立ちます。
・《コードアンチ カイヅカ》x1
《コードアンチ メイジ》および《クトゥル・アビス》のパワーアップ要因。《コードアンシエンツ ヘルボロス》は採用していないので、1回限りの運用しかできませんが、たった1面、防御面数が増えるだけで救われる試合もあるので採用。
4.メタ枠
・《ドライ=ラミア》x1
アーツ外防御の枠ですが、メタとしての側面が大きいです。一度限りですが、《羅菌姫 ボツリネス》の天敵であるドーナデッキの《幻怪 フゥライ》を処理できます。
・《羅菌姫 ハショフ》x1
基本的にはナナシミラーでの《羅菌姫 ボツリネス》に対するメタ。盤面に立てるたびに、何かしらのアーツを要求できます。そのほかにも、《ナナシ 其ノ四ノ獄》の配置不可の起動効果を使ったあとに、ウィルスをばらまくのに重宝します。ミラーでは真っ先に除外されてしまう対象なので、枠があれば複数枚積みたいカードではあります。
・《羅植華姫 バオバブーン》x1
・《烈情の割裂》を絡めてくる、速攻型のタマに対し《フラクタル・ケージ》を機能させる
・《龍滅連鎖》+《謳金時代》+《ロック・ユー》で攻めてくる2止めピルルクに対し《セレクト・ハッピー5》を機能させる
上記2つのデッキに対するメタとして採用。枠の関係上、1枚しか積めていないため、引けなかった場合には割り切りです。
メタ枠は対象の分布によって要調整です。
5.サーバント
・《サーバント D2》x2/《サーバント T2》x3/《サーバント Q4》x2
計7枚。レベル配分は《燐廻転生》を意識し、《カーニバル -K-》でのサーチ用にレベル4を2枚。《月鍵の巫女 タマヨリヒメ》で序盤の盤面が確実に並ぶことから、宣言されやすいレベル1は採用せず、レベル2、3に偏重させました。
以上、《ナナシ 其ノ四ノ獄》のデッキレシピの紹介でした。いかがでしたか?
序盤の《羅菌 マイプラ》が実質《羅菌姫 ボツリネス》なので、かなりインチキじみた動きができます。多くのライフクロスを残せることから、耐性持ちシグニが多くなる「アンリミテッドセレクター」環境でも有利に立ち回れるのではないかと考えています。ほかのルリグたちの状況によっては調整が必要になるかもしれませんが、叩き台として使ってみて下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。