【マジック:ザ・ギャザリング】「ストリクスヘイヴン:魔法学院」収録の新カードを先行プレビュー!

◆はじめに
皆さん、こんにちは。カードゲーマー編集部の編集(川)と申します。

4月23日(金)『マジック:ザ・ギャザリング』の新セット「ストリクスヘイヴン:魔法学院」が発売されます!

5体のエルダー・ドラゴンが創設した、多元宇宙でも最高峰と言われる魔法学院にある5つの大学を舞台にした物語というだけでもワクワクしますが、ここに身分を隠して(?)教授になっているリリアナや、「エルドレインの王権」「バトルボンド」に登場したウィル・ケンリスとローアン・ケンリスの2人も関わってくるということで、いったいどんなストーリーが描かれるのか気になりますね!

カードとしても、久しぶりの登場となる“命令”サイクルや第26回世界選手権で優勝したパウロ・ヴィター・ダモ・ダ・ロサ選手がイラストになっている《精鋭呪文縛り》のほか、歴代の強力なインスタント、ソーサリー呪文が新たなイラスト(日本画バージョンもあります!)で蘇る「ミスティカルアーカイブ」など、楽しみな要素が盛りだくさんです!

ここでは、そんな「ストリクスヘイヴン:魔法学院」に収録されるカードを先行プレビューします。
それではさっそくどうぞ!

◆自分の終了ステップに唱えるとコストが軽減されるインスタント除去!
ここで紹介するのは白黒のマルチカラーのアンコモン、《締めくくりの声明》です!

《締めくくりの声明》の効果は相手のクリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を破壊しつつ、自分のクリーチャー1体に+1/+1カウンターを置くというもの。クリーチャーもプレインズウォーカーも破壊できる万能除去は3~4マナが相場なので、+1/+1カウンターというオマケがあっても5マナでのプレイはちょっと割高かもしれません。

しかし、この呪文は自分の終了ステップ中であれば3マナで唱えることができます。
そうなると、オマケも含めてなかなかおもしろくて強力な効果だといえるのではないでしょうか。性能としては《迅速な終わり》(《残忍な騎士》の出来事)に準ずるものになりますが、ライフロスはありませんし、たとえば終了ステップに唱えられた《踏みつけ》(《砕骨の巨人》の出来事)の2点ダメージを+1/+1カウンターを乗せて耐えながら相手のクリーチャーを除去することもできます。同じように、スタンダードでよく使われている《無情な行動》に対しても有効ですね。

また、《盗賊ギルドの処罰者》のような瞬速持ちクリーチャーや《サメ台風》をサイクリングすると生成されるサメ・トークンなど、現環境には終了ステップに現れるクリーチャーも少なくありません。それらを無理なく対処しながら+1/+1カウンターをゲットするという使い方ができれば、既存の除去呪文と差別化できるかもしれません。

まだ「ストリクスヘイヴン:魔法学院」のカードがあまり公開されていないのでわかりませんが、白黒の組み合わせである「シルバークイル」の特徴が+1/+1カウンターを使うものであった場合もこのカードのバリューは高まると言えるでしょう。この点については追加のカード公開を楽しみにしていたいですね。

 

◆おわりに
というわけで「ストリクスヘイヴン:魔法学院」収録の新カード、《締めくくりの声明》を紹介しました。

最後に宣伝になりますが、現在発売中の「カードゲーマー vol.57」でも『マジック』記事が掲載されているほか、誌面では「カルドハイム」の日本語版ブースターBOXが当たる読者プレゼントもあります。こちらもぜひチェックしてみてくださいね!

それでは、また次回の『マジック』記事でお愛しましょう!