『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今週はライターのたるほさんが「Opus XIII」環境で組んだデッキを一挙に4つ紹介します!
◆はじめに
皆さん、こんにちは! 『FFTCG』プレイヤーのたるほです。
ついに待ちに待った「Opus XIII ~クリスタルの輝き~」が発売されましたね!
今弾では新たな組み合わせの多属性カードも登場し、新たな構築や戦略の幅がグッと広がったセットとなっています。
そんな新環境で僕はといえば、新しいデッキの構築に追われて毎日寝不足気味です。
新ギミックを使った最新のデッキから既存デッキのアップデートまで、時間がいくらあっても足りません!
ということで今回は、「Opus XIII」カードを使った最新のデッキたちを紹介していきたいと思います。
どれもオススメデッキなので、「Opus XIII」環境で何を使おうか迷ってる方はぜひ参考にしてみてください!
また、現在好評発売中の「カードゲーマー vol.57」にも『FFTCG』の記事が掲載されています!
こちらには開発課のスタッフが作ったデッキが4つ載っているので、あわせてチェックしてみてくださいね!
それでは始めていきましょう!
「Opus XIII」環境、最初の「たるほの隙あらばデッキ語り」スタートです!
◆目指せアドバンテージNo.1! 「風雷【ゴルベーザ四天王】」
1つ目に紹介するのは「風雷【ゴルベーザ四天王】」です。
●風雷【ゴルベーザ四天王】
カード番号 | カード名 | 枚数 |
フォワード(26枚) | ||
【2-109H 】 | 《ゴルベーザ》 | 3 |
【13-115L 】 | 《ゴルベーザ》 | 3 |
【13-059H 】 | 《スカルミリョーネ》 | 3 |
【13-091H 】 | 《カイナッツォ》 | 3 |
【13-016H 】 | 《ルビカンテ》 | 3 |
【13-047H 】 | 《バルバリシア》 | 3 |
【11-054R 】 | 《謎の男》 | 3 |
【11-090L 】 | 《クジャ》 | 3 |
【10-127H 】 | 《シトラ》 | 2 |
バックアップ(16枚) | ||
【1-183H 】 | 《コスモス》 | 1 |
【8-058R 】 | 《ノルシュターレン》 | 3 |
【12-038H 】 | 《アルテア》 | 2 |
【8-047C 】 | 《ウァルトリール》 | 1 |
【8-053H 】 | 《シェルロッタ》 | 1 |
【10-061C 】 | 《モーグリ-8組-》 | 1 |
【10-086C 】 | 《アルド》 | 2 |
【11-096C 】 | 《セルキー》 | 2 |
【9-097C 】 | 《モーグリ-6組-》 | 2 |
【1-121C 】 | 《赤魔道士》 | 1 |
召喚獣(8枚) | ||
【2-049H 】 | 《アスラ》 | 3 |
【10-055H 】 | 《チョコボ》 | 2 |
【1-062L 】 | 《ヴァルファーレ》 | 3 |
「Opus XIII」で登場した【13-115L】《ゴルベーザ》とその配下である《スカルミリョーネ》、《カイナッツォ》、《ルビカンテ》、《バルバリシア》ら【ゴルベーザ四天王】を使った「風雷【ゴルベーザ四天王】」デッキです。
【13-115L】《ゴルベーザ》は風と雷属性を持つ多属性カードで、フィールドに出たときデッキからコスト2のカードをサーチし手札に加えるというアビリティを持っています。
そのため、序盤はCPを確保するためのバックアップをサーチして立ち上がりを安定させることができ、中盤以降はフォワードや召喚獣など状況に応じたサーチ先を選択できます。
また、EXバーストも持っているため【13-115L】《ゴルベーザ》をデッキに採用しているだけでデッキの安定度を高めてくれる汎用性の高い1枚です。
このデッキは風属性と雷属性とベースにしていますが【1-183H】《コスモス》や【9-097C】《モーグリ-6組-》、【10-061C】《モーグリ-8組-》など2属性以上のCPを生み出せるコスト2のバックアップをそれぞれ採用し【13-115L】《ゴルベーザ》からサーチしてくることで、各【ゴルベーザ四天王】を出すための基盤にしています。
さらにパワーも9000あり、戦闘要員としても働けるため非常に優秀ですが、これだけでも終わらないのが【13-115L】《ゴルベーザ》のすごいところ。
なんとダメージを6点受けていると、追加でコスト2のカードを3枚サーチしたうえに手札から【ジョブ(ゴルベーザ四天王)】をフィールドに出すことができます。
この【13-115L】《ゴルベーザ》のアビリティを最大限活かし【13-059H】《スカルミリョーネ》、【13-091H】《カイナッツォ》、【13-016H】《ルビカンテ》、【13-047H】《バルバリシア》をすべて手札にそろえてコストを支払わずフィールドに出すことで、実に16CPぶん(カード4枚で8CP、それをタダで出して8CP)もコストを得してしまおうというのが今回の「風雷【ゴルベーザ四天王】」のコンセプトです。
なお、さらに欲張りな人はサーチしてくる2コストのカードとは別に【3-024R】《ルビカンテ》、【3-066R】《バルバリシア》、【3-130R】《カイナッツォ》を採用することで最大23CPぶんのコストを得することができます。
とはいえ、【13-115L】《ゴルベーザ》のコンボを決める条件は自分がダメージを6点受けていること、そして自分のフィールドに【ゴルベーザ四天王】がいないことです。
このデッキではこの条件をクリアするためのカードとして【1-062L】《ヴァルファーレ》を採用しました。
【1-062L】《ヴァルファーレ》はお互いのフォワードをすべて手札に戻せるので、もし事前に【13-115L】《ゴルベーザ》や【ゴルベーザ四天王】を展開していても、いったん手札に戻して再度出しなおすことができます。
また相手ターン中にキャストできるので、こちらの受けるダメージを調整するのにも最適です。
相手にフォワードを再展開されてしまっても【13-047H】《バルバリシア》で【ジョブ(ゴルベーザ四天王)】の数×2000ダメージを与えられるので隙がありません。
そして、このデッキではもう1つのプランとして【2-109H】《ゴルベーザ》を使ったプランを採用しています。
このデッキには【ゴルベーザ四天王】がそれぞれ3枚ずつと多めに採用されているため、【2-109H】《ゴルベーザ》のコストを下げるのは難しくありません。
こちらの【2-109H】《ゴルベーザ》は相手のフォワードに3000ダメージを与えることができるので、【13-047H】《バルバリシア》と合わせてゲーム中に何度でも相手のフォワードを除去できるという強みもあります。
2つのプランを使い分け、ダメージ6点からの大逆転を狙っていきましょう。
◆パワフルな女性は好きですか?「水土【ソフィ】」
次に紹介するのが「水土【ソフィ】」。
その名のとおり新たな多属性の組み合わせである土、水属性のレジェンド【13-119L】《ソフィ》を主役としたデッキです。
●「水土【ソフィ】」
カード番号 | カード名 | 枚数 |
フォワード(21枚) | ||
【13-119L 】 | 《ソフィ》 | 3 |
【13-118C 】 | 《セーラ[MOBIUS]》 | 3 |
【13-067L 】 | 《レオ》 | 2 |
【120-61L 】 | 《クルル》 | 3 |
【9-075R 】 | 《ヤン》 | 1 |
【9-115R 】 | 《ポロム》 | 2 |
【13-096R 】 | 《ニコル》 | 1 |
【3-144L 】 | 《レナ》 | 3 |
【10-111H 】 | 《ギルガメッシュ[Ⅺ]》 | 2 |
【7-128H 】 | 《ユーリィ》 | 1 |
バックアップ(17枚) | ||
【13-093H 】 | 《サラ》 | 3 |
【13-143C 】 | 《レオノーラ》 | 1 |
【1-157C 】 | 《学者》 | 1 |
【9-110C 】 | 《蒼龍王》 | 1 |
【1-107L 】 | 《シャントット》 | 2 |
【11-072R 】 | 《デシ》 | 1 |
【11-068R 】 | 《クレイラス》 | 3 |
【7-069C 】 | 《コルカ》 | 1 |
【6-067R 】 | 《エピタフ》 | 2 |
【1-103C 】 | 《キマリ》 | 1 |
【8-088C 】 | 《レイル》 | 1 |
召喚獣(12枚) | ||
【5-133H 】 | 《ビスマルク》 | 2 |
【10-068C 】 | 《クーシー》 | 3 |
【9-068H 】 | 《ドラゴン》 | 2 |
【12-059C 】 | 《クジャタ》 | 2 |
【12-068H 】 | 《フェンリル》 | 3 |
【13-119L】《ソフィ》はフィールドにいる自身以外の水属性と土属性のフォワードの数だけパワーが上がり、パワーが10000以上になっているとターン終了時にカードを1枚引き、相手に1点ダメージ与えるというオンリーワンのアビリティを持つカードです。
直接ダメージを与えるというアビリティは『FFTCG』でも珍しいですが、そのなかでも【13-119L】《ソフィ》はその達成条件が容易なため、このデッキでは土属性と水属性のフォワードを展開し毎ターンアビリティでダメージを与えて勝利することをコンセプトにしています。
【13-119L】《ソフィ》デッキを作るうえで特に重要と考えたのが、アビリティを発動させるためのパートナーとして誰を採用するかということです。
恐らく一番いいパートナーは、同じく土、水属性の新カードである【13-118C】《セーラ[MOBIUS]》です。
フィールドに出たときにカードを1枚引くか、【4-093R】《ヘカトンケイル》と同様の効果を選択して使えるアビリティを持っており、【13-119L】《ソフィ》は土属性と水属性のフォワードの数を別のアビリティでカウントするため、それぞれの属性を持つ【13-118C】《セーラ[MOBUIS]》がいるとそれだけでパワーを+4000することができます。【13-119L】《ソフィ》→【13-118C】《セーラ[MOBUIS]》の順で出せば、それだけでパワー7000までのフォワードを倒せてしまうわけですね。
続いてのパートナー候補は【3-144L】《レナ》です。
もともとフォワードの頭数を増やすのに適したカードでしたが【13-119L】《ソフィ》と【13-118C】《セーラ[MOBUIS]》のどちらもフィールドに戻せるというのが非常にデッキとかみあっています。
他にもこのデッキには【10-111H】《ギルガメッシュ [XI]》、【12-068H】《フェンリル》といった【13-119L】《ソフィ》と【13-118C】《セーラ[MOBUIS]》をサポートできるカードを採用しています。
これによりデッキ全体がコスト2のフォワードとシナジーを持つようになり、それを活かすため【120-61L】《クルル》と【9-115R】《ポロム》を採用しています。召喚獣を再利用できるようにすることで【10-068C】《クーシー》などでキーカードを何度も回収することが可能になっています。
さて、このデッキのキーカードとなる【13-119L】《ソフィ》と【13-118C】《セーラ[MOBIUS]》は2CPの土/水属性のフォワードである点が共通していますが、このことがデッキの課題も明確にしてくれます。
多属性のカードはキャストするために2つの属性のCPを支払う必要があり、2CPの多属性のフォワードを無駄なくキャストするためにはコストをそれぞれの属性のバックアップ2枚から支払う必要があります。
このデッキのキーカードである【13-119L】《ソフィ》と【13-118C】《セーラ[MOBUIS]》はどちらも2CPの多属性カードなので、同じターンに展開するなら土属性と水属性のバックアップが2枚ずつ必要です。そのため一般的なデッキよりバックアップを柔軟に展開できるようにしておく必要があります。
その問題を解決してくれるのが「Opus XIII」で登場した【13-093H】《サラ》です。
【13-093H】《サラ》はフィールドに出たとき【ジョブ(王)】か【ジョブ(王子)】か【ジョブ(王女)】のキャラクターをサーチできるバックアップです。
サーチ先にはデッキのキーカードである【13-118C】《セーラ[MOBUIS]》と【3-144L】《レナ》はもちろん、【9-110C】《蒼龍王》、【7-069C】《コルカ》などの使いやすいバックアップがあります。
同じく【ジョブ(王)】をサーチできる【11-068R】《クレイラス》と合わせて使うことで、バックアップをすばやく展開することができます。
バックアップをサーチできるバックアップといえば今まで【8-058R】《ノルシュターレン》が代表的でしたが、【13-093H】《サラ》も負けず劣らずのサーチ力を持つカードなので、今後多くのデッキで見かけるカードになりそうですね。
最後に今回デッキのお試し枠として採用してみた【7-128H】《ユーリィ》と【13-067L】《レオ》についても紹介しておこうと思います。
【6-067R】《エピタフ》を採用するにあたって、デッキと相性がいい【カテゴリ(FFCC)】のカードはないかと探していたところ見つけたのがこの2枚です。
【7-128H】《ユーリィ》は自身のアビリティによって闇属性以外のすべての属性を持つため、【13-118C】《セーラ[MOBIUS]》と同じく1枚で【13-119L】《ソフィ》のパワーを+4000できるうえ、バックアップを安定して展開できるこのデッキとかみあっています。
【13-067L】《レオ》は「Opus XIII」のレジェンドとして登場したカードで、フィールドに出たときフィールドの【カテゴリ(FFCC)】のキャラクターの数だけ王国カウンターを獲得し、自身のアクションアビリティで王国カウンターを取り除くことで、取り除かれたカウンターの数以下のフォワードをブレイクゾーンからフィールドに出せます。
デッキに採用されている【カテゴリ(FFCC)】のカードはそれほど多くありませんが、2コスト以下のフォワードが中心のデッキなので4枚目以降の【3-144L】《レナ》のイメージで採用しています。【ジョブ(王)】という点もデッキと相性がいい1枚ですね。
デッキ全体が大きなシナジーを持っているので、全員野球で粘り強く戦い手堅い勝利を掴んでいきましょう。
◆ついに見つかったマスターピース!「火風雷【忍者+オニオンナイト】」
3つ目にして僕のイチオシデッキがこの「火風雷【忍者+オニオンナイト】」です。
●「火風雷【忍者+オニオンナイト】」
カード番号 | カード名 | 枚数 |
フォワード(33枚) | ||
【13-106H】 | 《オニオンナイト》 | 3 |
【4-054L】 | 《オニオンナイト》 | 3 |
【1-125R】 | 《オニオンナイト》 | 3 |
【1-086C】 | 《ユフィ》 | 1 |
【11-045H】 | 《エッジ》 | 3 |
【11-051C】 | 《ツキノワ》 | 3 |
【11-006C】 | 《ゲッコウ》 | 3 |
【11-094C】 | 《ザンゲツ》 | 3 |
【11-054R】 | 《謎の男》 | 3 |
【13-108L】 | 《レドナ》 | 2 |
【13-115L】 | 《ゴルベーザ》 | 3 |
【13-122H】 | 《アルドール皇帝》 | 3 |
バックアップ(17枚) | ||
【8-057C】 | 《忍者》 | 3 |
【12-050C】 | 《忍者》 | 2 |
【5-067R】 | 《ミューヌ》 | 1 |
【11-060C】 | 《マイナ》 | 3 |
【12-013C】 | 《忍者》 | 3 |
【5-017C】 | 《忍者》 | 2 |
【7-017H】 | 《ミース》 | 2 |
【6-097C】 | 《忍者》 | 1 |
このデッキの主役となる【13-106H】《オニオンナイト》は火、風属性を持つ多属性カードで、ブレイクゾーンに置かれたとき手札から【カード名(オニオンナイト)】をフィールドに出すアビリティと、ブレイクゾーンの【カード名(オニオンナイト)】を3枚除外することで最大3体の相手フォワードに9000ダメージを与えるというアビリティを持っています。
2つのアビリティからわかるように、デッキに採用される【カード名(オニオンナイト)】が多ければ多いほど活躍のチャンスが広がるカードということで、このデッキは【1-125R】《オニオンナイト》と【4-054L】《オニオンナイト》で合計9枚の【カード名(オニオンナイト)】を使って構築しました。
【4-054L】《オニオンナイト》はフィールドに出たときブレイクゾーンにある風属性以外の【カード名(オニオンナイト)】を手札に加えるアビリティを持ち、【1-125R】《オニオンナイト》を回収しつつ、スペシャルアビリティでデッキの【1-125R】《オニオンナイト》と入れ替わるという独特な動きをするギミックが特徴的なカードでした。
ただ、デッキにある【1-125R】《オニオンナイト》に依存するというギミックの特性上【1-125R】《オニオンナイト》をすべて引いてしまうとスペシャルアビリティを使えなくなってしまうという課題も抱えていました。
しかし【13-106H】《オニオンナイト》の登場により、【1-125R】《オニオンナイト》を引き切ってしまった後でも手札やブレイクゾーンでの役割が増え、また単純に【カード名(オニオンナイト)】が増えたことで【4-054L】《オニオンナイト》のスペシャルアビリティを狙いやすくなり、さらに柔軟なギミックとして生まれ変わりました。
3つの属性にまたがる【カード名(オニオンナイト)】を使うためには、必然的にデッキも3属性以上での構築が求められます。
そこでこのデッキでは、もう1つの軸として【ジョブ(忍者)】のギミックを搭載しています。
【ジョブ(忍者)】デッキといえば【11-045H】《エッジ》の【ジョブ(忍者)】と【カード名(忍者)】のカードのコストを1減らし、好きな属性のCPで払えるフィールドアビリティにより、風属性を中心に各属性の【ジョブ(忍者)】と【カード名(忍者)】を採用したデッキです。もともと【ジョブ(忍者)】が風/火/雷属性に多く収録されており、また【4-054L】《オニオンナイト》も【ジョブ(忍者)】を持っているため、2つのギミックの相性はよく、スムーズにデッキに採用されました。
なお、このデッキにも先ほど紹介した【13-115L】《ゴルベーザ》が採用されています。
こちらのデッキには【ゴルベーザ四天王】は採用されていませんが、キーカードである【11-045H】《エッジ》や【カード名(忍者)】のバックアップをサーチできるのでデッキと相性がよく、【カテゴリ(IV)】なので【11-054R】《謎の男》で回収できたり、アクティブになったりといぶし銀の働きをしてくれます。
多属性カードはデッキ内に入れることができる各属性の比率を上げられるため、【13-122H】《アルドール皇帝》や【13-108L】《レドナ》とともに【11-045H】《エッジ》に依存せずCPの供給ができるようになる点もデッキの安定性をさらに上げてくれる要因になります。
序盤は【ジョブ(忍者)】の展開力でフィールドにキャラクターを展開し、ブレイクゾーンに【カード名(オニオンナイト)】が増えた中盤以降は【13-106H】《オニオンナイト》のアビリティで相手のフォワードを一斉除去して勝利を狙っていきましょう。
◆既存のデッキを大型アップデート!「火氷【ヴァーサタイル+セルテウス】」
最後に紹介するデッキは「火氷【ヴァーサタイル+セルテウス】」です。
え? どちらも「Opus XIII」のカードじゃないって?
そのとおり。この「火氷【ヴァーサタイル+セルテウス】」は「Opus XIII」のセットで新たに組まれたデッキではなく、以前使っていたデッキに新たな切り札を加えてアップデートしたデッキなんです。
基本的な動きは【6-022R】《イゼル》や【6-009R】《シド[XI]》などの高コストバックを手札をコストに出してブレイクゾーンを貯めながら【12-112L】《セルテウス》をキャストし、アビリティでコスト5CPのフォワードをデッキからフィールドに出す踏み倒し戦術を狙っていくことを目的としたデッキです。
コスト5の火属性と氷属性のフォワードといえば、もうおわかりですね?
そう「Opus XIII」で加わった新たな切り札は【13-028L】《ファイサリス》と【13-105R】《ラスウェル》です!
●「火氷【ヴァーサタイル+セルテウス】」
カード番号 | カード名 | 枚数 |
フォワード(34枚) | ||
【12-112L】 | 《セルテウス》 | 3 |
【6-041L】 | 《リノア》 | 3 |
【13-105R】 | 《ラスウェル》 | 3 |
【13-028L】 | 《ファイサリス》 | 3 |
【11-023H】 | 《ヴァーサタイル》 | 3 |
【9-037C】 | 《ラグナ》 | 3 |
【3-036H】 | 《シド・オールスタイン》 | 2 |
【1-044R】 | 《セフィロス》 | 3 |
【6-027L】 | 《クジャ》 | 2 |
【8-006L】 | 《クラウド》 | 2 |
【10-001H】 | 《イグニシオ》 | 1 |
【9-014L】 | 《ネール》 | 2 |
【7-034L】 | 《セフィロス》 | 3 |
【11-015L】 | 《ブラスカの究極召喚獣》 | 1 |
バックアップ(14枚) | ||
【6-022R】 | 《イゼル》 | 3 |
【9-039C】 | 《ロック》 | 3 |
【13-018C】 | 《キスティス》 | 2 |
【6-009R】 | 《シド[Ⅺ]》 | 3 |
【11-020C】 | 《リルティ》 | 3 |
召喚獣(2枚) | ||
【12-002H】 | 《アマテラス》 | 2 |
【13-028L】《ファイサリス》はフィールドに出るかアタックしたとき、相手の手札の枚数が3枚以下ならカードを1枚引くかキャラクターをダル凍結する効果を選んで、手札が0枚ならその両方を発動できるオートアビリティと、「プレミアムファイサリス弾」という氷属性には珍しいダル状態ではないフォワードも除去できる手段でありながら、追加で手札を捨てさせることもできるスペシャルアビリティを持つ氷属性のレジェンドカードです。
【13-028L】《ファイサリス》だけで氷属性の得意分野と苦手分野をどちらもカバーすることができるうえ、手札が少なくなりがちな序盤から【12-112L】《セルテウス》を介して出せる可能性があるとなれば、このデッキで採用しない手はありません。
【13-105R】《ラスウェル》は火、氷属性の4種類目の多属性カードで、氷属性定番の手札を捨てさせるアビリティと、火属性と氷属性のフォワードがアタックするときに3000ダメージを与えるオートアビリティを持つカードです。
特に2つ目のアビリティが強力で、氷属性はパワーがコストに対して低く設定されているカードが多いため、【13-105R】《ラスウェル》のアビリティで突破力を得る恩恵が大きく、デッキの強力なフィニッシャーとなりえるカードです。
また、このデッキでは【11-023H】《ヴァーサタイル》によるコスト5以上のキャラクターへのアクセスと【6-022R】《イゼル》、【9-037C】《ラグナ》という2枚の氷属性フォワードのサーチ手段があり、スペシャルアビリティを狙いやすいという特徴があります。【13-028L】《ファイサリス》の「プレミアムファイサリス弾」はもちろん、6枚採用された《セフィロス》で【7-034L】《セフィロス》の「シャドウフレア」も積極的に狙い、相手の手札を0枚にして【13-028L】《ファイサリス》を活躍させましょう。
細かなテクニックですが、【9-039C】《ロック》は採用枚数を絞ったバックアップにアクセスできるだけでなく、召喚獣を指定することで【12-002H】《アマテラス》を確実にサーチすることができます。
【1-107L】《シャントット》や【13-129S】《フィリア》などを警戒しなければならない相手にはこれで対抗手段を確保して、相手の逆転の芽を摘んでいきましょう。
たくさんのレジェンドカードが採用されているこのデッキでは派手な動きをするカードも多く、それもデッキの魅力の1つだと思っていますが、もし始めたばかりの方がこのデッキを見たとき「カードを集めにくいかも」と思うかもしれません。
ですが、今回採用しているレジェンドカードの多くが「マルチプレイヤー対戦用デッキ Boss Deck – Chaos」や「Tin Gift Set 2」などに収録されているため、比較的簡単に集めることができます。
どちらも「SQUARE ENIX e-STORE」から購入することができるので、最近始めたばかりでこのデッキに興味を持ってくれた方は、ぜひこちらからカードを集めてみてください。
◆おわりに
「Opus XIII ~クリスタルの輝き~」で登場した新カードを使ったデッキを紹介しました。
今回紹介した以外にもたくさんデッキが組めたので、「Opus XIII」はこれまで以上にデッキ構築の幅を広げてくれるセットだと言えそうです。
デッキを組むなかで「Opus XIII」は過去活躍したカードたちを再び輝かせてくれるカードを数多く擁していることが1つの特徴なのではないかということも強く感じました。
もしかしたら今までに活躍したデッキを振り返ってみるのも、構築の大きなヒントになるかもしれませんね!
まだまだ使ってみたいカードはたくさんあるので、今後もどんどんデッキを作っていきたいと思います。
特に今回は一番のお気に入りタイトルである『FFTA』に【13-040L】《シャアラ》と【13-108L】《レドナ》が追加されて「火風【FFTA】」が強化されたり、【13-022H】《シド・ランデル》と【13-034H】《レメディ》で新しい形の【カテゴリ(FFTA)】デッキを構築できる可能性があるので、じっくり納得のいく構築を見つけていきたいと思っています。
さて、「Opus XIII」環境ではどんなデッキが活躍していくのでしょうか?
新たな環境の幕開けに今から目が離せません。
「Opus XIII」環境最初のトーナメントである「第24回自宅名人戦」は4月4日(日)に「スタンダード」で行なわれます。(受付は当日12:45まで)
ぜひ自慢の新デッキを持ち込んで参加してみてはいかがでしょうか?
もちろん、僕も参加を予定しています!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!