【FFTCG】たるほの隙あらばデッキ語り ~L3構築の「土雷氷」デッキ編~

『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今週は「Opus XI」より新設された「L3構築」フォーマットのデッキをライターのたるほさんが紹介します。

◆はじめに
みなさんこんにちは!『FFTCG』プレイヤーのたるほです。
「Opus XI ~ソルジャーの帰還~」の発売とほぼ時を同じくして『FFTCG』では新フォーマット「L3構築」が始まりました。

「L3構築」は、簡単に言うと最新の3つの「Opus」のカードを使ってデッキを組み対戦を行なう構築戦です。

詳しいルールについてはこちらをご覧ください。
現在は「Opus IX」「Opus X」「Opus XI」のカードを使ってデッキを構築することができます。
これまでに発売された全部のカードが使用可能な「スタンダード(以前の通常構築)」に比べると、新しい「Opus」が発売されるたびに使用可能なカードの1/3が入れ替わるというシステムにより、常に新鮮なメタゲームを楽しめるうえ始めたばかりで最近のカードしか持ってないよというプレイヤーでも気軽に楽しむことができます

今回は、そんな新フォーマット「L3構築」が採用されたオンライン上での対戦イベント「第1回自宅名人戦」で私が使ったデッキをご紹介したいと思います。

それでは「たるほの隙あらばデッキ語り」、今回も始めていきましょう!

 

◆新フォーマット「L3構築」で「土雷」を「土雷氷」にアップデート

まず、最初に今回使用したデッキとその構築の過程を紹介します。

●「土雷氷カオス」(L3構築)

カード番号 カード名 枚数
フォワード(30枚)
【11-024L】 《ウーマロ》 3
【11-023H】 《ヴァーサタイル》 2
【10-032H】 《スキュラ》 1
【10-028L】 《暗闇の雲》 1
【10-136S】 《シャントット》 3
【11-076C】 《不死王》 1
【9-063L】 《ガブラス》 2
【9-062H】 《ヴィンセント》 1
【9-084H】 《カイン》 3
【9-094L】 《フースーヤ》 3
【10-098L】 《フォルサノス》 1
【11-102C】 《リベルト》 3
【11-090L】 《クジャ》 3
【11-097H】 《ニックス》 3
バックアップ(20枚)
【9-039C】 《ロック》 2
【11-069H】 《シドニー》 2
【11-072R】 《デシ》 3
【11-068R】 《クレイラス》 3
【9-080C】 《レギス》 1
【10-138S】 《ラムザ》 2
【10-086C】 《アルド》 2
【10-104R】 《ランペール》 2
【11-129H】 《カオス》 3

今回使ったデッキは「Opus XI」の新カード【11-129H】《カオス》imageを軸に構築した「氷土雷カオス」です。
といっても実は最初から【11-129H】《カオス》imageが軸にあったわけではありません。

最初に考えたのは「土雷」でした。
もともと【10-104R】《ランペール》imageを【9-084H】《カイン》imageなどでブレイクし【10-136S】《シャントット》imageを展開するというデッキはスタンダード環境でも活躍していましたが、「Opus XI」ではさらに【11-068R】《クレイラス》imageが追加され、【ジョブ(王)】である【10-104R】《ランペール》imageをサーチできるようになりました。

また「Opus XI」では【ジョブ(王の剣)】の【11-097H】《ニックス》imageと【11-102C】《リベルト》imageも追加され、【カテゴリ(XV)】のそれらをサーチできる【11-069H】《シドニー》imageも収録されて「土雷」という属性の組み合わせがパワーアップしており、「L3構築」では特に活躍できそうだなと予想していました。

 

しかし、実際デッキにしてみると採用カードの平均コストが下がって【9-094L】《フースーヤ》imageのダメージが思うように出なかったり、キーカードである【10-136S】《シャントット》imageと【10-104R】《ランペール》imageをサーチできる【5-091H】《星の神子》imageの不在だったりと、意外とスタンダードほどのポテンシャルを発揮できないという感触があり、なかなか納得できる構築にたどり着けませんでした。

当たり前のことですが「L3構築」は「スタンダード」に比べ使えるカードの種類が限られています。そのため「デッキの属性が少ない」=「カードの選択肢が少ない」になりがちで、基本的に使う属性の少ないデッキではそれだけデッキパワーが抑えられてしまいます。

そこで「土雷」にもう1つ属性を足すことで、デッキパワー不足を解消しようと考えました。

そして注目したのが【11-023H】《ヴァーサタイル》imageと【11-129H】《カオス》imageです。

【11-023H】《ヴァーサタイル》imageは【カテゴリ(XV)】のフォワードなので【11-069H】《シドニー》imageからサーチしてくることができるうえ、【11-023H】《ヴァーサタイル》image側からも【11-069H】《シドニー》imageや【11-102C】《リベルト》imageを手札に加えることができるため、デッキをよりうまく循環できるようになります。

また「Opus XI」で収録された【11-072R】《デシ》imageも【11-023H】《ヴァーサタイル》imageと相性がよく、タッチとなる氷属性を少ない枚数でも運用しやすくなるため、非常にデッキにかみ合ったカードでした。

そして【11-129H】《カオス》imageは特定の属性のCPを必要とせずブレイクゾーンからフォワードをフィールドに出せるため、「土雷」がベースのこのデッキでも【11-023H】《ヴァーサタイル》imageなど氷属性のフォワードをブレイクゾーンからプレイできます。

また【11-129H】《カオス》imageはアクションアビリティも強力で、対戦相手のキャラクターをゲームから除外できるため、フォワードだけでなく特定のキャラクター(「L3構築」では【10-023H】《ウネ》imageなどが挙がるでしょうか)に依存するデッキへのメタカードとしても活躍してくれます。

さらに、このデッキでは【11-097H】《ニックス》imageと【11-102C】《リベルト》imageが採用されているので、【11-102C】《リベルト》imageがEXバーストしたときに【11-097H】《ニックス》imageを回収して【11-129H】《カオス》imageともう1枚バックアップをアクティブにすることで、奇襲的に【11-129H】《カオス》imageのアクションアビリティを使うという秘密のテクニックもあります。

闇属性のカードながら、自らブレイクゾーンに置けるためデッキに複数枚採用しやすく、1枚目は普通に1CPバックアップとしてプレイし、2枚目以降でフォワードを再利用するという動かし方も非常に強力でした。

3属性目となる氷属性にはコストが大きい代わりに性能も高いカードが多く、特に【11-024L】《ウーマロ》imageや【10-032H】《スキュラ》はデッキの除去性能をさらに高めてくれました。

「Opus XI」で収録された【11-024L】《ウーマロ》imageは確実に対戦相手のフォワードを対処してくれるので、【9-094L】《フースーヤ》imageでも対処しにくい高パワーのフォワードに対しても活躍してくれます。

「Opus XI」では【11-015L】《ブラスカの究極召喚獣》imageなどの確実に対処しなければならないフォワードも増えたので、重要度の高い1枚となりました。

フィールドに残ることで毎ターン相手のフォワードを凍結してくれるので、相手は【11-024L】《ウーマロ》imageを無視することはできません。

しかし対処をすれば、こちらの2枚目の【11-024L】《ウーマロ》imageが出てくるリスクもあるため、相手に強いプレッシャーをかけられるカードです。

雷属性の【11-090L】《クジャ》imageなどもそうですが、フィールドに出たときも出たあとも仕事をし続けるカードが多く登場したのは、「Opus XI」で一段カードパワーが上がったなと感じられるポイントですね。

こうして「土雷」をベースに氷属性を足した「土雷氷カオス」が誕生しました。

 

◆「第1回自宅名人戦」簡易参戦レポート

実際にDiscordなどでフリー対戦してみても「土雷氷カオス」は非常に感触がよかったので、4月19日に開催されたオンライン上でのイベント「第1回自宅名人戦」で使うことにしました。

結果から言うと当日の成績は

1回戦:「水氷」 勝ち
2回戦:「火単タッチリッツ」 勝ち
3回戦:「土雷」 負け
4回戦:「氷雷ウネ」 負け
5回戦:「雷単」 勝ち

と、3勝2敗と勝ち越し7位に入ることができました。

3属性のデッキであり、さらに闇属性のCPしか出ない【11-129H】《カオス》imageを採用しているため、序盤にうまくカードを展開できず、少し動きが固くなってしまったゲームもありました。
しかし、中盤に【11-129H】《カオス》imageを何度も使いブレイクゾーンからフォワードを展開しつつ相手の脅威を除外して相手に追いついていくことができたので、想像以上に【11-129H】《カオス》imageのポテンシャルを感じることができました。

ブレイクゾーンを活用するデッキということもあり、毎ターンブレイクゾーンのカードを除外してくる相手の【11-140S】《カダージュ》imageに苦戦するかもという気もしていましたが、【11-129H】《カオス》imageのアクションアビリティは相手のターンにも使えるため、【11-140S】《カダージュ》imageに対してもしっかり戦えるという発見もあり、非常に有意義なイベントになりました。

今回、「自宅名人戦」に参加していろいろな人と対戦したり、ほかの人の対戦を観戦しましたが、「Opus XI」環境の「L3構築」は雷属性が非常に人気という印象を受けました。

特に【11-097H】《ニックス》image、【11-102C】《リベルト》imageをはじめとした【ジョブ(王の剣)】のキャラクターを使った【カテゴリ(XV)】ギミックが人気で、雷属性を使っている場合はほぼ例外なく採用されていたのではないでしょうか。

また、優勝したしどさんが使っていた氷属性の【ジョブ(思念体)】パッケージも強力で、今回僕が使った「土雷氷カオス」のような多属性デッキはかなり苦しめられる印象でした。

こういったギミックは1属性で完結しているので単属性のデッキで使ってももちろん強いですが、サーチ元になるカードが別属性にあるため、単属性で使うか多属性にするかでデッキにバリエーションが生まれそうです。

「Opus XI」では【11-072R】《デシ》imageや【11-129H】《カオス》imageのほか、好きな属性になることができる【11-128H】《セーラ姫》imageなども登場しており今まで以上に多属性でデッキを組むのが容易になった印象なので、新たなカードの組み合わせを発見することでいろんなデッキに活躍する可能性があるフォーマットだと感じました。

まだ始まったばかりなので、今後どんなデッキが出てくるかも楽しみなフォーマットですね。

 

◆おわりに
今回は「L3構築」で開催された「第1回自宅名人戦」で使用した「土雷氷カオス」を紹介しました。

普段楽しんでいる「スタンダード」とはまた違った環境ということで、意外なカードの意外な使い方に気付けるのも「L3構築」の楽しさの一つですね!

「自宅名人戦」は引き続き開催されるので、今回の結果や今後のスケジュールが気になる方はこちら
をご覧ください。

次回は4月29日(水・祝)に「スタンダード」で行なわれます(受付は当日12:45まで)。

次回は引き続き「L3構築」について、「第1回自宅名人戦」を制したしどさんへインタビューをしようと思っているので、ぜひお楽しみに!

それではまた、次回の記事でお会いしましょう!