ゼロから始めるピンボール道第17回寄り道コラム：ハイスコアを支えるボーナス

編集（國）が趣味でハマっている実機ピンボール（及びそのデジタル移植作品）の世界を紹介する連載記事。
今回は第15回に引き続きちょっと一息つけるライトな内容として、ピンボール全般で役立つ豆知識を紹介します！

◆ボールミス時に加わるボーナス点

これまでのカンタン攻略では、おもにゲームの進行にまつわる要素にフォーカスを当てていたため紹介できませんでしたが、得点を稼ぐ、ハイスコアをめざすといったプレイをする場合、ピンボールの「ボーナス」という要素を覚えておくといいでしょう。

ピンボールはフィールド内のさまざまなターゲットや、それと連動したフィーチャー（ミニゲーム）で得点を獲得できますが、なかにはボーナスとして追加されるものがあります。ボーナスは獲得時点では得点として加算されず（もしくはわずかな得点しか得られず）、ボールを取りこぼしてミスをした際に集計されるリザルトでまとめて獲得されます。次のボールは、それまでの獲得点にボーナスを加えた点数から再スタートすることになるわけです。

獲得点＋ボーナス点＝リザルト点

また、ほとんどのタイトルでは、ボーナスの獲得状況はゲームを通して保持されます。
たとえ何のターゲットにも当てられずにミスしても点数を増やせるので、安定した得点源としてハイスコアに貢献してくれるわけです。

というわけで、ボーナスを積極的に稼いでいきましょう！ ……と言いたいところですが、実はボーナスはゲームの進行に紐づくフィーチャーによって獲得されるタイトルがほとんど。また、フィーチャーやマルチボールで獲得できる点数と比べるとそれほど高い点数でもありません。
普通に攻略を進めつつ、ボーナス自体はちょっとお得な追加点程度で頭の隅にとどめておくとよいでしょう。

「WHITE WATER (Williams 1993)」はボートの進んだ数だけボーナス。「JUNK YARD (Williams 1997)」ではジャンクから作った発明品や、発明品を使って獲得した花火の数がボーナスとして加算されます。いずれもゲームの最終モードへ進む主要な要素がボーナスの獲得源です。

◆マルチプライヤーでボーナスが爆発！

ささやかな追加点として紹介したボーナスですが、「ボーナスマルチプライヤー」という特典でもうひと手間加えることで、見逃せない高得点へとランクアップします。
マルチプライヤーを獲得すると、ボーナスの各得点が2倍になります。タイトルによっては、さらにマルチプライヤーを重ねることで3倍、4倍と点数を増やせるので、最終スコアへの影響も非常に大きなものとなります！

そして、マルチプライヤーはボーナス自体の獲得とは異なり、大抵メインのゲーム進行から外れた方法で得ることになります。
よくあるマルチプライヤー獲得はフィールド上部のロールオーバー（ボールが通ると反応するスイッチ）を全点灯させる方法です。また、エクストラボールなどのランダムな特典が得られるミステリーの1つに用意されていることも多いです。

「FISH TALES (Williams 1992)」では、ロールオーバーで「LIE」の文字を完成させるたびマルチプライヤーが増加。「THE GETAWAY -HIGH SPEED Ⅱ-（Williams 1992）」など、現在のマルチプライヤー倍率がライトで表示されるタイトルもあります。

また、マルチプライヤーはゲーム中保持されるボーナスとは異なり、基本的にはミスをしてリザルトに入るたびに倍率がリセットされます。
途中まではゲーム進行を優先しつつボーナスを溜め、最後のボールになったらマルチプライヤーも意識して点数をブースト！といったプレイ方針もハイスコアをめざすならアリですね！

今回はここまで！
今後もタイトルのカンタン攻略と並行してプチ情報を紹介していきますのでお楽しみに！

画像撮影：Williams™ Pinball

◆ボールミス時に加わるボーナス点

◆マルチプライヤーでボーナスが爆発！

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