『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今週は「カードゲーマーVol.60」に掲載された『FFTCG』記事より、11月26日(金)発売のブースターパック「クリスタルの支配者」の最新情報をお届けします。
◆はじめに
皆さん、こんにちは。カードゲーマー編集部の編集(川)です。
本日、9月30日に「カードゲーマー vol.60」が発売されました。
今号では「MASTERS 2019」のキービジュアルになった伊藤龍馬さん描き下ろしのシャントットとプリッシュのイラストを使用したイメージカードが付録となっています。
これまでカード化されていなかったイラストなので、ぜひコレクションとしてお手元に置いていただければと思います。
それ以外にも本作の景山プロデューサーに『FFTCG』の描き下ろしイラストについてお話しをうかがったインタビュー漫画「カードの細道Z」や、開発課スタッフ謹製の現環境対応スタンダードデッキ4種など、全9ページの大ボリュームで『FFTCG』を特集しているので、ぜひご覧くださいね。
◆カードゲーマーに掲載された「クリスタルの支配者」収録カードを公開!
さて今回は、そんな「カードゲーマー vol.60」に掲載された11月26日(金)発売の新ブースターパック「クリスタルの支配者」に収録される新カード6枚をここでも公開します!
「クリスタルの支配者」で追加される新要素「クリスタル」の解説や、ブースターパックに先がけて10月22日(金)に発売される「対戦デッキ スターターセット アバランチ 対 神羅」の情報も掲載されているのであわせてチェックしてみてください。
というわけで「クリスタルの支配者」のカードが6枚明らかになったわけですが、どれもおもしろいアビリティ、効果を持っていてワクワクしますね。1枚ずつ、振り返ってみましょう。描き下ろしカードはフルアート版もあわせてどうぞ!
【15-104L】《レディ・リリス》
『FFXI』から新レジェンドとして【15-104L】《レディ・リリス》が登場。味方のフォワードをコストに新要素である「クリスタル」を獲得し、それを使って味方へのヘイスト付与や除去ができます。
味方をクリスタルに変換するときはゲームから除外してしまうので“ブレイクゾーンに置かれたとき”のオートアビリティなどと組み合わせることはできませんが、除去に狙われたフォワードを無駄なく利用できるので、簡単にクリスタルを確保できそうです。【9-094L】《フースーヤ》のような、フィールドに残すとより2枚目を出したい場面が発生しうるフォワードを能動的にどけられる点も便利そうです。条件を満たしていれば【14-049H】《テュポーン》や【14-100H】《オクトマンモス》をあえて除外し、手札から2枚目を出すプレイも強力でしょう。
もちろん、相手も積極的に【15-104L】レディ・リリスを除去してくると思いますが、自身がコスト2と軽いため【11-086L】《アラネア》や【3-020H】《フェニックス》などでの再利用が容易な点もいいですね。
【15-047R】《カイツ》&【15-115H】《パンネロ》
次は期待の「空賊」2枚をまとめて見てみましょう。
伊藤龍馬さん描き下ろしの【15-047R】《カイツ》は「空賊」を除去から守りつつ、必要であればオートアビリティを再利用させてくれます。
【14-125L】《ヴァン》や【13-048H】《バルフレア》などと組み合わせてみたいですね。
また、除外したフォワードがフィールドに戻ってくるのはターン終了時なので、その時間差を利用して全体除去と併用するのもおもしろいかもしれません。そうすればこちらだけ「空賊」のフォワードを残すことができますね。
【15-115H】《パンネロ》は「空賊」デッキであれば毎ターン低コストでアドバンテージを稼いでくれるカードでこちらも【14-125L】《ヴァン》との相性は良好。「空賊」デッキにはぜひ採用したいのですが、カード名が《パンネロ》なのが非常に悩ましいですね。
また、注目したいのがジョブの欄で「踊り子/空賊」となっています。これまでアビリティによって複数のジョブを持つカードはありましたが、元々2つのジョブを持っているカードは初登場となります。この点も要注目ですね。
【15-082H】《ヘカトンケイル》
続いては松田俊孝さん描き下ろしの【15-082H】《ヘカトンケイル》。
5コストで全体に8000ダメージを与える効果は、【8-133H】《マディーン》などを考えるとなかなか効率はいいように思えます。
除去できる範囲がパワー上昇を考慮しない【14-062L】《岩神タイタン》とかぶっている点はやや気になりますが、フォワードの【4-083L】《シャントット》を使いたいのでバックアップの【1-107L】《シャントット》を投入できないデッキなどでは選択肢になるのではないでしょうか。【4-083L】《シャントット》との相性も良好ですしね。
【15-034R】《スノウ》
続いて【15-034R】《スノウ》を見てみましょう。これもディフェンダー/ルシという2つのジョブを持っていますね。【15-115H】《パンネロ》に比べるとやや参照されにくいジョブですが、この要素が活きるタイミングが来るのか、楽しみにしておきたいところです。
クリスタルが必要になりますが、フィールドに出たときにフォワードかバックアップをすべて凍結させられるのは非常に強力そうです。次に紹介する【15-007C】《侍》のような序盤にクリスタルを得られるカードが豊富にある場合は、1ターン目にバックアップを2枚キャストし、同様にバックアップを出してきた相手に対して【15-034R】《スノウ》をキャストしてバックアップを縛ってテンポ差をつけることができそうです。
【11-027R】《カダージュ》、【13-031R】《ラグナ》、【14-124H】《ゼロムス》などバックアップをダル、凍結させられるカードも増えてきていますが“すべての”と書いてあるカードはなかなかありません。ダル、凍結戦略期待の星となるのか、ぜひ試してみたい1枚です。
【15-007C】《侍》
最後は一般兵バックアップの【15-007C】《侍》です。2コストでクリスタルを確保できるのが便利そうですね。
カード名が《侍》で【カテゴリ(V)】である点も、いくつかのサーチカードで参照される条件なのでクリスタルの確保要員として多くのデッキからお声がかかるかもしれません。
そのぶん、アビリティは控えめですがCPをかけずにブレイクゾーンに置けるのは手軽でGood。
「火単」などでクリスタルを確保したり、「侍」デッキの下地を支えたりと、よく見かけるカードになるのではないでしょうか。
◆おわりに
「カードゲーマー vol.60」に掲載された「クリスタルの支配者」収録のカードを紹介しました。
伊藤龍馬さん描き下ろしのイメージカードが付録になった「カードゲーマー vol.60」は本日9月30日発売です。
緊急事態宣言が解除され「MASTERS 2021」も今週末から再開されるので、現環境対応の最新デッキレシピなどもきっと役に立つはず!
描き下ろしカードについてのトークが読める「カードの細道Z」などとあわせて、ぜひ「カードゲーマー vol.60」をお手にとっていただければと思います。
また、今週末の10月3日(日)12時からは「東京ゲームショウ2021 オンライン」のスクウェア・エニックス公式配信プログラム「SQUARE ENIX PRESENTS at TGS 2021 Online」内で『FFTCG』の番組が放送されます!
声優・高野麻里佳さん(@marika_0222)が「FFTCGトークショー」でもおなじみのYouTuber・カブキンさん(@yd1221)といっしょに『FFTCG』について学ぶほか、発表されたばかりの「アニバーサリーコレクションセット2022」など、今後発売を控えている商品の最新情報もお届けするそうです! 各種プログラムとあわせてぜひご覧ください。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!