【FFTCG】「カスタムスターターセット FINAL FANTASY X」で組める3デッキのカスタマイズ案を紹介!

『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今週はライターのたるほさんが「FFTCG カスタムスターターセット FINAL FANTASY X」をベースに構築できるカスタマイズデッキを紹介します。

◆はじめに
皆さん、こんにちは! 『FFTCG』公式記事ライターのたるほです。

2月25日に「FFTCG カスタムスターターセット FINAL FANTASY X」が発売されました。

今までのスターターデッキと異なり、50枚の構築済みデッキと、デッキをカスタマイズするための入れ替えカード50枚がセットとなった新しいタイプのスターターセットとなっています。
僕も発売日に購入し実際に遊んでみましたが、デッキが非常に強力なだけでなく、同じ属性の組み合わせのなかでもカスタマイズのパターンが多い、非常に魅力的なアイテムだと感じました。

今回はそんな「カスタムスターターセット FINAL FANTASY X」で構築できる「風&水」、「風&火」、「水&火」の各デッキを、それぞれスタンダード構築仕様にアップデートするカスタマイズ案をご紹介しよう思います。

「カスタムスターターセット FINAL FANTASY X」で遊んでみて、これからさらにカスタマイズしていこうと思っている方はぜひチェックしてみてください。
それでは、さっそく始めていきましょう!

 

◆狙え!オーラカスピリッツ 「風&水デッキ」
まずは「カスタムスターターセット FINAL FANTASY X」のベースデッキになっている「風&水」をカスタマイズしてみましょう。

●「風&水デッキ」カスタマイズ案(緑色のカードはスターターセット外のカード)

カード番号 カード名 枚数
フォワード(26枚)
【16-139S】 《ティーダ》 3
【16-134S】 《ユウナ》 3
【16-135S】 《ルールー》 3
【2-063R】 《パイン》 3
【14-045H】 《シン》 2
【16-136S】 《アーロン》 3
【16-138S】 《ワッカ》 3
【1-216S】 《ワッカ》 3
【7-108H】 《キマリ》 2
【14-126C】 《エアリス》 1
バックアップ(14枚)
【1-197S】 《アニキ》 3
【11-056R】 《フィオナ》 2
【12-038H】 《アルテア》 1
【2-071R】 《リュック》 2
【4-138R】 《メルウィブ》 2
【13-093H】 《サラ》 3
【11-128H】 《セーラ姫》 1
召喚獣(7枚)
【10-055H】 《チョコボ》 3
【13-100R】 《リヴァイアサン》 3
【15-120H】 《マインドフレア》 1
モンスター(3枚)
【14-049H】 《テュポーン》 3

このデッキの強みはなんといっても【16-138S】《ワッカ》のスペシャルアビリティ「オーラカスピリッツ」です。

手札の【カード名(ワッカ)】と水1CPで相手のフォワードを除去できるという破格のコストパフォーマンスを持ちながら、ブレイクする前にそのフォワードのアビリティを失わせるため【8-068L】《アーデン》のような除去に耐性があるフォワードをブレイクできるだけでなく、【12-012L】《テンゼン》のような本来なら除去されても損をしないはずのフォワードに対しても有効です。

また、単にコストが軽いだけでなく、リールカウンターを使ってカードを消費せずに使えるというのもポイントで、フォワードの展開力に優れる「風&水デッキ」と非常にマッチしています。

そして、その展開の要となるのが【16-134S】《ユウナ》と【16-139S】《ティーダ》です。

【16-134S】《ユウナ》はブレイクゾーンからコスト2までの【ジョブ(ガード)】を復活させるアビリティを持っており、1枚で2体のフォワードが展開できるので【16-138S】《ワッカ》を復活させるのはもちろん、【16-138S】《ワッカ》がいる状態で【16-136S】《アーロン》を出すとリールカウンターが3つになるため、ノーコストでスペシャルアビリティを使えるようになります。

【16-139S】《ティーダ》は【カテゴリ(X)】のフォワードの数だけコストが軽減されます。コストが軽くなるカードは「1以下にならない」とされていることが多いですが、このカードは0CPまで軽減されます。

さらに【カード名(ジェクト)】か【カード名(ユウナ)】か【カード名(ワッカ)】をサーチするアビリティも持っており、今回のカスタマイズでは「オーラカスピリッツ」を最大限活かすために《ワッカ》を6枚採用しているので、スペシャルアビリティのコストを補充するのに一役買ってくれます。

また【2-063R】《パイン》と【16-135S】《ルールー》も実質1CPで展開できるので、これらのカードを組み合わせて相手に隙を見せることなく一気にリールカウンターを貯めるプレイングを意識し、最終的には【7-108H】《キマリ》や【14-045H】《シン》で相手の逆転を封じてフィニッシュを目指しましょう。


◆必殺コンボで焼き尽くせ!「風&火デッキ」
続いては「風&火デッキ」のカスタマイズ案です。

●「火&風デッキ」カスタマイズ案(緑色のカードはスターターセット外のカード)

カード番号 カード名 枚数
フォワード(21枚)
【16-133S】 《ブラスカ》 3
【16-131S】 《ジェクト》 3
【5-068L】 《ヤ・シュトラ》 2
【6-062R】 《リュック》 3
【6-053R】 《パイン》 3
【16-135S】 《ルールー》 3
【10-132S】 《ティナ》 2
【16-140S】 《シン》 2
バックアップ(17枚)
【1-197S】 《アニキ》 2
【8-007C】 《黒魔道士》 3
【6-048C】 《シンラ》 2
【8-047C】 《ウァルトリール》 1
【8-053H】 《シェルロッタ》 2
【8-058R】 《ノルシュターレン》 3
【11-012C】 《タツノコ》 1
【11-020C】 《リルティ》 3
召喚獣(9枚)
【12-002H】 《アマテラス》 3
【15-014H】 《ブリュンヒルデ》 3
【16-132S】 《バハムート》 1
【10-055H】 《チョコボ》 2
モンスター(3枚)
【14-049H】 《テュポーン》 3

「風&火デッキ」ではデッキをカスタマイズするにあたり、【16-135S】《ルールー》+【15-014H】《ブリュンヒルデ》のコンボに注目しました。
もともと「カスタムスターターセット」でも【11-001R】《イフリート》が採用されており、【16-135S】《ルールー》と合わせてどんなフォワードでも除去することはできましたが、【15-014H】《ブリュンヒルデ》にするとさらに除去したとき1ドローできるため、よりお得なコンボを狙うことができます。

ダメージによる除去が効かない相手に対しては、【16-140S】《シン》で直接ブレイクしましょう。
このデッキでは【1-197S】《アニキ》と【16-131S】《ジェクト》の2種類のサーチ手段があり、状況に応じて【16-140S】《シン》をサーチするのが容易です。

特に【16-131S】《ジェクト》は相手のターンでも、相手の除去に対応してでもサーチができるため、召喚獣のように自在に除去を行なえます
【8-047C】《ウァルトリール》で【16-140S】《シン》をデッキに戻せば再度サーチが可能なので、【16-140S】《シン》を引いてしまっても安心です。
もちろん、【16-140S】《シン》は全体除去の手段としても優秀なので、劣勢を挽回したいときは積極的にキャストを狙っていきましょう。

バックアップの展開サポートで【8-058R】《ノルシュターレン》と合わせて【8-053H】《シェルロッタ》を採用しており、【16-133S】《ブラスカ》の「マスター召喚」のコストをまかなえるのは、個人的にオススメしたい構築のおしゃれポイントなので、これも積極的に狙っていきたいコンボです。

 

◆召喚獣を除去に換えて! 「水&火デッキ」
今回最後のカスタマイズ案は【ジョブ(召喚士)】のギミックにフォーカスした「水&火デッキ」です。

●「火&水デッキ」カスタマイズ案(緑色のカードはスターターセット外のカード)

カード番号 カード名 枚数
フォワード(20枚)
【1-214S】 《ユウナ》 2
【9-115R】 《ポロム》 1
【11-123R】 《ユウナレスカ》 2
【16-136S】 《アーロン》 2
【16-137S】 《リュック》 3
【16-133S】 《ブラスカ》 3
【10-132S】 《ティナ》 2
【11-015L】 《ブラスカの究極召喚獣》 3
【14-116H】 《マシュリー》 2
バックアップ(16枚)
【7-020C】 《ルールー》 2
【8-007C】 《黒魔道士》 3
【13-013C】 《パロム》 1
【15-004C】 《エドガー》 1
【3-143C】 《レオノーラ》 2
【11-108C】 《エーコ》 3
【13-093H】 《サラ》 3
【11-128H】 《セーラ姫》 1
召喚獣(14枚)
【2-019R】 《魔人ベリアス》 2
【13-100R】 《リヴァイアサン》 2
【3-123R】 《暗黒の雲ファムフリート》 2
【12-002H】 《アマテラス》 3
【3-020H】 《フェニックス》 2
【15-120H】 《マインドフレア》 3

「カスタムスターターセット」で新たに登場した【16-133S】《ブラスカ》は手札にあるすべての召喚獣をスペシャルアビリティのコストにあてられるので、デッキの召喚獣すべてに本来の効果に加えて除去という役割を与えられます
これにより、強いけれど状況を選ぶ効果を持った召喚獣を採用することでのリスクをメリットに転換できるのが、【16-133S】《ブラスカ》の大きな魅力といえるでしょう。

【16-133S】《ブラスカ》の登場は【ジョブ(召喚士)】のギミックにも大きな影響を与えました。それが彼の名を冠する【11-015L】《ブラスカの究極召喚獣》とのコンボです。
強力な【ジョブ(召喚士)】が増えたことで、【11-015L】《ブラスカの究極召喚獣》が手札にあるときに使用できるアクションアビリティが実用レベルまで使いやすくなりました。

また「カスタムスターターセット」では【ジョブ(召喚士)】にまつわるギミックとして【16-137S】《リュック》も登場しました。
こちらも効果を最大限発揮するためには【ジョブ(召喚士)】のフォワードをコントロールしている必要があるため、【ジョブ(召喚士)】を多数採用できる「水&火デッキ」との相性は良好です。

これらはどちらもアタックしたときに誘発するアビリティをもっているので、【2-019R】《魔人ベリアス》でヘイストを与えることでアビリティをタイムラグなく使うことができます。
実は【11-128H】《セーラ姫》を風属性にすることで「マスター召喚」を狙っていくこともできるので、展開に余裕があるときはそちらの勝ち筋を目指してみるのもよいでしょう。

 

◆おわりに
「カスタムスターターセット FINAL FANTASY X」で構築できる3つのデッキのカスタマイズ案を紹介しました。
今回は「カスタムスターターセット FINAL FANTASY X」で作れるデッキをベースに、それらのコンセプトの延長線上にあるカスタマイズ案を取り上げましたが、新規で登場したカードはどれも一線級の効果を持つカードばかりで、「カスタムスターターセット」の枠組みを越えてさまざまなデッキで活躍できると思います。

個人的には【10-055H】《チョコボ》でキャスト数を稼げたり、【14-042L】《ビスマルク》とも相性がよく風属性のコンボデッキを大幅に強化してくれそうな【16-135S】《ルールー》と、4月に発売されるブースターパック「光の使者」でバックアップの【16-001R】《ヴァン》が追加され、【9-054C】《パンネロ》&【15-056R】《フィロ》とセットで採用することで「火風」でも「マスター召喚」が狙いやすくなりそうな【16-133S】《ブラスカ》が、今後特に注目しておきたいカードだと思っています。

「カスタムデッキ」を探求するもよし。既存のデッキをアップデートして楽しむもよし。新機軸のデッキを探求するもよし。自由に楽しめるセットなので、ぜひいろいろなデッキを試してみてください。

今回の記事を見て、ほかにはこんなおすすめのカスタマイズがあるよという方は、ぜひ教えてください。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!