『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今週は「CRYSTAL CUP LIGHTNING」を「水雷アグリアス」で優勝したしらたまさんのインタビューをお届けします。
◆はじめに
皆さん、こんにちは! 『FFTCG』プレイヤーのたるほです。
9月28、29日の2日間にわたって、アジア・オセアニア圏で最後の「CRYSTAL CUP」となる「CRYSTAL CUP LIGHTNING」が京都で開催されました。
僕は発売されて間もない「対戦デッキ 魔法対剣」のカードで新たに強化された新生「土単」とともに大会に臨み、初日を5勝1敗の5位で通過し、2日目のブースタードラフトも全勝。予選ラウンド1位という好成績で決勝ラウンドに進むことができました。
そして迎えた決勝ラウンド1回戦でしたが、今回優勝したしらたまさんとの対戦で「水雷アグリアス」に2連続の完敗を喫し、残念ながら僕の「CRYSTAL CUP LIGHTNING」は幕を閉じました。
優勝こそできませんでしたが、今年の「CRYSTAL CUP」では2度の決勝ラウンド進出を果たし、また、そのどちらとも予選ラウンドを1位通過するという、できすぎとも言える結果だったので、これからの自信に繋がるシーズンになりました。
ここからは最後の日本代表選手を決める「MASTERS FINAL」に向け頑張りたいと思います。
さて、今回はその「CRYSTAL CUP LIGHTNING」で優勝したしらたまさんにインタビューを行ないましたので、デッキリストも交えての解説と大会の振り返りをお届けします。
しらたま
岐阜のプレイヤーで「MASTERS2018」名古屋大会での優勝経験もある。
「MASTERS2019」金沢大会に持ち込んだ「水雷アグリアス」をアップデートし、「CRYSTAL CUP LIGHTNING」を制した。
◆環境を切り開いた騎士の一閃、「水雷アグリアス」を紐解く
――まずは「CRYSTAL CUP LIGHTNING」優勝おめでとうございます。
しらたま:ありがとうございます。
――今回使われたデッキは「水雷アグリアス」ということで、早速お話をうかがいたいと思います。
【7-106L】《アグリアス》を使用したデッキは以前から上位に時折り顔を出していましたが、「CRUSTAL CUP LIGHTNING」ではトップ8に残ったプレイヤーのうち3人が使用しており、一躍トップメタ入りを果たしました。今回、しらたまさんが「水雷アグリアス」を使おうと決めた理由を聞かせてください。
しらたま:私が「水雷アグリアス」を使おうと思ったのは、9月に開かれた北米での「CRYSTAL CUP EARTH」(アメリカ、アリゾナ州チャンドラー)で「水雷アグリアス」が予選ラウンドを全勝していたのを配信で見て「面白そうなデッキだな」と感じたのがきっかけでした。
配信から得たインスピレーションをもとにデッキを構築し、かなり感触がよかったので今回の原案となったデッキリストを「MASTERS2019」金沢大会に持ち込みました。
そしてベスト4という成績を収めることができたので、今回はそれをさらにアップデートして「CRYSTAL CUP LIGHTNING」へ挑みました。
●「水雷アグリアス」(CRYSTAL CUP LIGHTNING:優勝)
カードNo. | カード名 | 枚数 |
フォワード(27枚) | ||
【7-106L】 | 《アグリアス》 | 3 |
【5-126L】 | 《暗闇の雲》 | 2 |
【6-126R】 | 《レイラ》 | 3 |
【5-135L】 | 《ポロム》 | 2 |
【4-133C】 | 《バイキング》 | 3 |
【9-094L】 | 《フースーヤ》 | 3 |
【5-118L】 | 《ラムザ》 | 2 |
【8-147S】 | 《フォルドラ》 | 1 |
【1-142R】 | 《ライトニング》 | 1 |
【5-099H】 | 《イルーア》 | 3 |
【9-095L】 | 《メイア》 | 2 |
【8-136L】 | 《常闇のヴェリアス》 | 2 |
バックアップ(18枚) | ||
【1-176H】 | 《ユウナ》 | 2 |
【4-138R】 | 《メルウィブ》 | 3 |
【5-132R】 | 《バデロン》 | 2 |
【4-134C】 | 《ブラネ》 | 2 |
【1-171H】 | 《ミンウ》 | 1 |
【7-095H】 | 《シド・プリヴィア》 | 1 |
【8-105H】 | 《リド》 | 1 |
【1-133C】 | 《賢者》 | 1 |
【1-150R】 | 《ルールー》 | 2 |
【7-101H】 | 《ミド・プリヴィア》 | 1 |
【5-103R】 | 《ガリークランのシド》 | 1 |
【1-134R】 | 《ゴルターナ公》 | 1 |
召喚獣(5枚) | ||
【2-133R】 | 《不浄王キュクレイン》 | 2 |
【9-093H】 | 《バハムート零式》 | 3 |
――「水雷」の2色にまとめた「【7-106L】《アグリアス》」デッキということですが、どういったコンセプトで組まれたんでしょうか?
しらたま:基本的に、
1ターン目:バックアップを2枚プレイ
2ターン目:【7-106L】《アグリアス》をプレイしゲームをスタートさせる
というスタートプランを重視したデッキとなっています。早い段階で【7-106L】《アグリアス》をプレイすることで盤面にキャラクターを並べ、こちらが攻めのイニシアチブを取ってダメージレースで先行していく攻撃的なデッキにすることをコンセプトに定めました。
2ターン目に【7-106L】《アグリアス》をプレイするというプランの精度を高めるために【7-106L】《アグリアス》3枚に加えて、バックアップにも【7-106L】《アグリアス》にアクセスしやすい【4-138R】《メルウィブ》を3枚、【5-132R】《バデロン》を2枚、【1-134R】《ゴルターナ公》を1枚採用し、【7-106L】《アグリアス》を含めた理想的なスタートを切るためのカードを9枚用意しました。
また、相手も攻撃的なデッキでゲーム展開を先行されてしまった場合のサブプランとして、【7-106L】《アグリアス》と同じ6CPのフォワードの【8-136L】《常闇のヴェリアス》を採用しました。【7-106L】《アグリアス》と同じコストのカードなので、1ターン目のプレイがぶれることなく、相手のデッキを見ながらサブプランに移行できます。
「火氷」や「氷単」などの序盤から【7-034L】《セフィロス》を狙ってくる相手に対してはこのプランが有効で、今大会でもこのルートから相手のフォワードに対処してペースを握った試合もありました。
――決勝で戦ったむむさんの「氷水雷アグリアス」などもそうですが、「アグリアス」デッキでは【7-106L】《アグリアス》で出すカードを“フィールドに出たときのオートアビリティでサーチやドローができるもの”にして、さらにアドバンテージを獲得しようとする構築が主流だと思います。
しかし、しらたまさんのデッキでは【1-171H】《ミンウ》や【1-150R】《ルールー》などの、フィールドアビリティによって仕事を果たすカードが多く採用されているのも印象的です。
しらたま:先程お話ししたようにこのデッキではバックアップ2枚から【7-106L】《アグリアス》を展開することを念頭に置いているので、バックアップがめくれてくれれば3枚となり【9-094L】《フースーヤ》や【9-095L】《メイア》、【5-099H】《イルーア》が出しやすくなり、テンポよく展開し続けることができます。
そのため、フィールドに出たときにさらにアドバンテージを獲得できるカードかどうかはそこまで重視せず、まずはバックアップが3枚になれば十分と考えて、盤面に影響力のあるカードをしっかりと採用するようにしました。
たとえば【1-150R】《ルールー》は、パワーが6000~7000の【9-094L】《フースーヤ》や【9-095L】《メイア》、【5-099H】《イルーア》がより攻撃に参加しやすくなったり、【5-118L】《ラムザ》のパワーが10000以上であることを参照するアビリティの条件を達成しやすくなったりと、目先のアドバンテージ以上に恩恵を受けられるカードです。
強化できるのは雷属性だけですが、このデッキの水属性のフォワードはパワーを上げる必要があまりないので、問題には感じませんでした。
【9-095L】《メイア》や【5-099H】《イルーア》はバックアップではなく手札も増えませんが、早いターンで【7-106L】《アグリアス》とともに登場するとダメージレースで先行しやすくなり、またこの2枚を同時に対処するのは難しいため、そのまま3点くらいのダメージを与えることができます。
除去が追いつかない展開になれば、相手はブロッカーを立てて対応することを強いられるため、そこを【9-093H】《バハムート零式》でこじ開けてフィニッシュ、というルートを取ればいいわけです。
――「アグリアス」デッキでは【7-106L】《アグリアス》のアビリティで必ずカードが出せるように、一般アイコンを持たないコスト3以下のキャラクターの採用を1枚までに抑えるという工夫をした構築をよく目にしますが、しらたまさんのデッキでは【5-099H】《イルーア》や【9-095L】《メイア》、【1-150R】《ルールー》などが2枚以上採用されていますね。
しらたま:同名のカードが複数入ることでそれをめくってしまうリスクはありますが、それはほとんどの場合2枚目以降の【7-106L】《アグリアス》をプレイしたときに起こりうることです。
そういったタイミングでは【7-106L】《アグリアス》をプレイしないという選択肢もありますから、1回目にプレイするときのバリューを重要視してこういった構成を取っています。
◆「アグリアス」デッキのアップデート
――「MASTERS2019」金沢大会のときからアップデートされた要素を教えてください。
●「水雷アグリアス」(MASTERS2019金沢大会:ベスト4)
カードNo. | カード名 | 枚数 |
フォワード(27枚) | ||
【7-106L】 | 《アグリアス》 | 3 |
【10-137S】 | 《ライトニング》 | 3 |
【6-126R】 | 《レイラ》 | 3 |
【5-135L】 | 《ポロム》 | 2 |
【4-133C】 | 《バイキング》 | 3 |
【9-094L】 | 《フースーヤ》 | 3 |
【5-118L】 | 《ラムザ》 | 2 |
【1-142R】 | 《ライトニング》 | 1 |
【5-099H】 | 《イルーア》 | 3 |
【9-095L】 | 《メイア》 | 2 |
【8-136L】 | 《常闇のヴェリアス》 | 2 |
バックアップ(18枚) | ||
【1-176H】 | 《ユウナ》 | 2 |
【4-138R】 | 《メルウィブ》 | 3 |
【5-132R】 | 《バデロン》 | 2 |
【4-134C】 | 《ブラネ》 | 3 |
【7-095H】 | 《シド・プリヴィア》 | 1 |
【8-105H】 | 《リド》 | 2 |
【1-150R】 | 《ルールー》 | 2 |
【7-101H】 | 《ミド・プリヴィア》 | 1 |
【5-103R】 | 《ガリークランのシド》 | 1 |
【1-134R】 | 《ゴルターナ公》 | 1 |
召喚獣(5枚) | ||
【1-178R】 | 《リヴァイアサン》 | 2 |
【9-093H】 | 《バハムート零式》 | 3 |
しらたま:「MASTERS2019」金沢大会で「風水」と2度対戦する機会があったんですが、その時【1-198S】《ヴァルファーレ》と【8-060L】《フィーナ》の全体除去コンボが非常に辛かったため、過剰に感じた【4-134C】ブラネを1枚【1-171H】《ミンウ》に変更しています。
また【8-105H】《リド》は1種類だとキャラクターの回収が十分ではないと考えたので、1枚を【1-133C】《賢者》にして近い役割のカードで種類を散らしました。
――【5-126L】《暗闇の雲》も今回から採用されたカードなんですね。
しらたま:そうですね。「MASTERS2019」金沢大会は「対戦デッキ 魔法対剣」が発売されたばかりで、新カードの【10-137S】《ライトニング》が楽しそうだなと思い採用していました。
【7-106L】《アグリアス》や【6-126R】《レイラ》からフォワードを展開しやすいためデッキとの相性がよさそうで、押せ押せなゲームメイクができるかなと思っての採用だったのですが、実際は想像していたほどうまく決まらず、その枠に【5-126L】《暗闇の雲》と【8-147S】《フォルドラ》を採用しました。
――【8-147S】《フォルドラ》や【1-142R】《ライトニング》はオリジナリティのある渋いカードチョイスですね。
しらたま:もともと【1-142R】《ライトニング》はデッキ内のヘイスト枠かつ【10-137S】《ライトニング》のスペシャルアビリティのための4枚目として採用していました。序盤は気兼ねなくコストにできて、中盤以降に引いても強いので、今回の大会でも続投となりました。
【8-147S】《フォルドラ》もヘイストを持つアタッカーとして採用しましたが、終盤にバックアップをどけて自分を強化しつつ【7-106L】《アグリアス》をプレイするバリューを高められるなど、デッキの方向性とよくあっている1枚でした。
――召喚獣も【1-178R】《リヴァイアサン》から【2-133R】《不浄王キュクレイン》に変更されています。
しらたま:「MASTERS2019」金沢大会を通して【9-094L】《フースーヤ》の与えるダメージが7000で止まることが多く、相手のパワー8000以上のフォワードへの対処にあと少し足りないという場面がよく見られました。【2-133R】《不浄王キュクレイン》はその足りないダメージを補うカードとして採用しました。
もともと採用していた【1-178R】《リヴァイアサン》も序盤から【6-126R】《レイラ》や【4-133C】《バイキング》のアタックを通すなどの仕事はちゃんとあったのですが、【2-133R】《不浄王キュクレイン》はフォワードのパワー不足を補うコンバットトリックとしても活躍しますし、EXバーストすれば手札を増やしつつ除去の役割も持ってくれるので、デッキのちょっとずつ足りない要素を補完してくれる1枚でした。
◆メタゲーム想定とデッキ選択、そして実戦
――今回「CRYSTAL CUP LIGHTNING」に参加するにあたって、メタゲームなどはどう考えていましたか?
しらたま:「水雷アグリアス」を使ううえで「風単」は個人的に苦手意識のあるデッキでした。自分の中で練習回数があまり多く取れなかったのも要因の1つですが、バックアップが5枚並んだあとの巻き返しが強く、バックアップが並ぶ前に倒さなければ勝つのは難しいと考えていました。
実際、今回予選ラウンドでダンカンさんの「風単」と対戦しましたが、そこで1敗してしまいました。大会を通じて「風単」とこの1回しかマッチングしなかったのはラッキーだったと思います。
「火氷」に対しては思ったよりも有利で、「火氷」側は【4-048L】《ロック》を使う関係で序盤はバックアップの展開に力を注ぐ必要があるためこちら側が攻勢に出やすく、細かい除去もそれほど多くありません。そのため、こちらが展開するフォワードを止め切ることが難しいようで、守りを固めたところを【9-093H】《バハムート零式》で詰めるプランが通しやすかったです。
あと今回「ゴルベーザ」デッキと2回対戦したんですが、【1-176H】《ユウナ》が非常に活躍してくれました。
――確かに「ユ・リ・パ」でないデッキで【1-176H】《ユウナ》が採用されているのは久しぶりに見た気がします。
しらたま:バックアップを置きつつバウンスができるので、テンポを重視しているこのデッキには非常に相性のいい1枚でした。【7-106L】《アグリアス》でバックアップが3枚になったところで引いてもちょうどよくプレイできるので、デッキのリズムともかみあっています。
また、最近は「風単」の【9-056H】《メーガス三姉妹》や「火氷」の【8-006L】《クラウド》など、ブレイクゾーンから復活するアビリティを持ったカードが多くなり、どのデッキに対しても除外するアビリティがより刺さりやすくなっていて環境的にも強いカードでした。
――以前しらたまさんにインタビューさせていただいたとき(「MASTERS2018」名古屋大会優勝者インタビュー)は、幅広いデッキに対応できる強靭さを持っているという理由から「風土」を選択されていましたが、「水雷アグリアス」は非常に攻撃的なデッキだと思います。今回はいわゆる「受ける側」のデッキ選択は考えなかったのでしょうか?
しらたま:今回は練習量が足りないこともあり、自分のプランをつきつめるデッキを使うのがいいだろうと考えてデッキを選択しました。結果論ではありますが、今回の環境はバックアップをしっかり準備してから戦う遅いデッキが多かったので、相手より先行してダメージレースをしかける「水雷アグリアス」は環境的にもあっていたのかなと感じています。
――前回のインタビューでは氷属性が好きというお話もありましたが、攻撃的なデッキのなかでも「火氷」や「氷単」などを使う選択肢はなかったのでしょうか?
しらたま:いま主流となっている「火氷」デッキは、ダルを多用して相手のフォワードを一時的に止めて攻め込んでいくプランを取るデッキが多いのですが、私自身は除去とヘイストで攻めつつ、詰めの手段としてダルを盛り込んでいくプランのほうが好みで、今の「火氷」はあまり肌に合わない印象があり、氷属性を使ったしっくりくるデッキがどうしても思いつきませんでした。
「水雷アグリアス」はちょうどヘイストと除去を両立しつつ、ダルによるブロッカーの突破を含めたフィニッシュへの道筋も豊富にあるため、属性こそ違いますが私の理想とする「火氷」に近いデッキだったと思います。
――ちなみに、2日目のブースタードラフトはいかがでしたか。
しらたま:ドラフトラウンドは恥ずかしいので、あまり話したくないというのが本当のところです(笑)。
今回は右隣のヒデさんから火属性の強いパーツが転がりこんできて、早々に火属性をメインとしたピックになりました。最初のパックの4枚目で【9-014L】《ネール》が回ってきて【9-007H】《ガイウス》、【9-020R】《リットアティン》、【9-018R】《ベルガ》など強力なフォワードもそろっていたため火属性の部分は強かったのですが、2属性目を悩んでフラフラしていたらまとまりきらず、「火氷雷」の3色デッキになってしまいました。
このあたりはドラフトへの不慣れさが出てしまったかなと反省しているところなのですが、それでもなんとか1勝できたので、無事決勝ラウンドに進めました。
◆1人で感じた練習の大切さ
――普段は友人と2人で調整されているということでしたが、大会に向け今回はどのように調整を進めたのでしょう?
しらたま:今回は色々と都合がつかず、基本的に1人で調整を進めました。なので、正直に言ってしまうと練習不足感が否めず、大会前は不安な気持ちが強かったです。
――普段と違った環境での調整になったわけですね。練習はどういったやり方でされたんですか?
しらたま:まず大会で好成績を残したデッキのコピーを作って、それを1人回ししました。どういったデッキなのか、どういう動きをするのかを1つずつ検証しました。
調整の過程でデッキをアレンジしてしまうと正しく理解できないので、仮想敵となるデッキは完全にコピーしたリストで回すことは心がけました。
逆に言うとそれしかできていないので、練習不足だと感じたのはそういったところです。ブースタードラフトは特にそうで、実際に経験しないとわからないことが多かったです。
『FFTCG』は対戦相手あってのゲームなので、やはり対戦を重ねることは大事ですし、今後に向けてもそういった練習は必須だなと思っています。
――ありがとうございました。
◆おわりに
「CRYSTAL CUP LIGHTNING」を優勝した、しらたまさんへのインタビューでした。
「Opus IX」環境も成熟期を迎えたと思われたこのタイミングで「アグリアス」デッキがワンツーフィニッシュを決める結果となった「CRYSTAL CUP LIGHTNING」。そして、長かったアジア・オセアニア地区での「CRYSTAL CUP」シーズンも終わり、日本代表の座は10月20日の「MASTERS FINAL」の一席を残すのみとなりました。
そこに座ることになるのは誰なのか? 願わくばそれが自分であることを祈って、僕も最後の戦いに臨みたいと思います。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう!