【FFTCG】忍の道を極める ~第6回、第9回「自宅名人戦」優勝者インタビュー~

『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今週は「忍者デッキ」を使って「自宅名人戦」で好成績を収め続けているまるまるさんのインタビューをお届けします。

◆はじめに
みなさん、こんにちは! 『FFTCG』プレイヤーのたるほです。

新型コロナウィルスの流行で発令されていた緊急事態宣言も解除され、徐々にショップ大会などを再開しているお店もあるようです。
まだまだ油断はできませんが、咳エチケットなどを守りつつ少しずつでもイベントが再開されていくといいですね。

さて、今回はスタンダードの「自宅名人戦」で「忍者」デッキを使い続け驚異の上位入賞率を誇り「第6回自宅名人戦」、「第9回自宅名人戦」で2度の優勝を果たしているまるまるさんにインタビューを行ないました。

ニンジャマスターの「忍者」デッキについて詳しくお話をお聞きしましたので、お楽しみください。

 

▲まるまるさん(写真は「MASTERS2019」山形大会のときのもの)

まるまる

“全武将が○○”というプレイヤーネームでも知られている、宮城のプレイヤー。
オンラインイベント「自宅名人戦」では「忍者」デッキを使いこなし、ニンジャマスターとの呼び声も高い。
まさに『FFTCG』界の黒脛巾組!

 

◆語れニンジャマスター!変幻自在の「忍者」デッキ!
――まるまるさんはスタンダードの「自宅名人戦」では毎回「忍者」デッキを使用し、複数回の上位入賞を果たしています。「忍者」デッキに目を向けて、そして改良を進めていった経緯をお話しいただけますか?

まるまる:「Opus XI ~ソルジャーの帰還~」のプレリリースパーティーでシールド戦を遊んだときにたまたま「忍者」デッキのパーツがそろったんですが、【11-045H】《エッジ》imageの「忍者」をどの属性のCPでもプレイできるようにして、さらにコストも下げるアビリティに惹きつけられ、真っ先にデッキにしようと思い構築を始めました。

 

デッキを組むうえで意識したポイントとしては、「忍者」デッキでは【11-045H】《エッジ》imageをいかにして引いてくるかが大きな課題になると考えていたので、「第0回自宅名人戦」と「第2回自宅名人戦」では土属性を加えて【11-072R】《デシ》imageを採用し、【11-060C】《マイナ》imageとあわせて【11-045H】《エッジ》imageおよび【11-045H】《エッジ》imageとして換算できるカードを合計9枚採用した「風土雷」の「忍者」デッキを使用しました。

 

●風土雷「忍者」(「第0回自宅名人戦」使用ver)

カード番号 カード名 枚数
フォワード(25枚)
【11-045H】 《エッジ》 3
【11-051C】 《ツキノワ》 3
【11-006C】 《ゲッコウ》 3
【11-107C】 《イザヨイ》 3
【11-094C】 《ザンゲツ》 3
【4-108C】 《忍者》 3
【11-054R】 《謎の男》 3
【7-058C】 《忍者》 1
【5-067L】 《ヤ・シュトラ》 2
【9-057L】 《ヤズマット》 1
バックアップ(18枚)
【11-060C】 《マイナ》 3
【8-057C】 《忍者》 3
【5-067R】 《ミューヌ》 2
【6-097C】 《忍者》 3
【3-090C】 《忍者》 3
【11-072R】 《デシ》 3
【1-107L】 《シャントット》 1
召喚獣(6枚)
【5-062L】 《ディアボロス》 2
【10-055H】 《チョコボ》 1
【10-068C】 《クーシー》 1
【11-070R】 《審判の霊樹エクセデス》 2
モンスター(1枚)
【8-080C】 《プーマ夜光》 1

 

●風土雷「忍者」(「第2回自宅名人戦」使用ver)

カード番号 カード名 枚数
フォワード(24枚)
【11-045H】 《エッジ》 3
【11-051C】 《ツキノワ》 3
【11-006C】 《ゲッコウ》 3
【11-107C】 《イザヨイ》 3
【11-094C】 《ザンゲツ》 3
【4-108C】 《忍者》 3
【1-086C】 《ユフィ》 1
【11-054R】 《謎の男》 3
【5-067L】 《ヤ・シュトラ》 2
バックアップ(18枚)
【11-060C】 《マイナ》 3
【8-057C】 《忍者》 3
【5-067R】 《ミューヌ》 2
【6-097C】 《忍者》 3
【3-090C】 《忍者》 3
【11-072R】 《デシ》 3
【1-107L】 《シャントット》 1
召喚獣(8枚)
【5-062L】 《ディアボロス》 1
【10-055H】 《チョコボ》 2
【10-068C】 《クーシー》 3
【10-053C】 《シルフ》 2

ただ3属性デッキということもあり、必要なタイミングで必要な属性のCPを出せないということが多く、大会中もそれが原因で負けてしまった試合があったので構築を見直そうと考えました。

そこで、初手の引き直しも含めて実際にどれくらいの確率でゲーム序盤に【11-045H】《エッジ》imageを引けるのかということを計算してみたところ、【11-045H】《エッジ》imageと【11-060C】《マイナ》imageのどちらかを引けている可能性は、

先攻
1ターン目:79%
2ターン目:84.4%
3ターン目:88.6%

後攻
1ターン目:81.9%
2ターン目:86.6%
3ターン目:90.3%

ということがわかりました。
これなら【11-072R】《デシ》imageに頼らなくても十分【11-045H】《エッジ》imageを引いてこれるだろうということで、サーチカードを減らした「風雷」型の「忍者」デッキを構築し使用したのが「第5回自宅名人戦」と「第6回自宅名人戦」です。

 

●風雷「忍者」(「第5回自宅名人戦」使用ver)

カード番号 カード名 枚数
フォワード(28枚)
【11-045H】 《エッジ》 3
【11-051C】 《ツキノワ》 3
【11-006C】 《ゲッコウ》 3
【11-107C】 《イザヨイ》 3
【11-094C】 《ザンゲツ》 3
【4-108C】 《忍者》 3
【1-086C】 《ユフィ》 1
【11-054R】 《謎の男》 3
【4-054L】 《オニオンナイト》 3
【1-125R】 《オニオンナイト》 3
バックアップ(17枚)
【11-060C】 《マイナ》 3
【8-057C】 《忍者》 3
【5-067R】 《ミューヌ》 2
【2-115C】 《忍者》 3
【6-097C】 《忍者》 3
【1-133C】 《賢者》 2
【1-130C】 《黒魔道士》 1
召喚獣(3枚)
【10-055H】 《チョコボ》 2
【9-093H】 《バハムート零式》 1
モンスター(2枚)
【11-057C】 《フロータイボール》 2


●風雷「忍者」(「第6回自宅名人戦」使用ver)

カード番号 カード名 枚数
フォワード(27枚)
【11-045H】 《エッジ》 3
【11-051C】 《ツキノワ》 3
【11-006C】 《ゲッコウ》 3
【11-107C】 《イザヨイ》 3
【11-094C】 《ザンゲツ》 3
【4-108C】 《忍者》 3
【1-086C】 《ユフィ》 1
【11-054R】 《謎の男》 3
【11-097H】 《ニックス》 3
【11-102C】 《リベルト》 2
バックアップ(17枚)
【11-060C】 《マイナ》 3
【8-057C】 《忍者》 3
【5-067R】 《ミューヌ》 2
【2-115C】 《忍者》 3
【6-097C】 《忍者》 3
【10-138S】 《ラムザ》 2
【11-103C】 《ルーチェ》 1
召喚獣(6枚)
【10-053C】 《シルフ》 2
【5-062L】 《ディアボロス》 2
【10-055H】 《チョコボ》 2

ただ、確率のうえではある程度安定して【11-045H】《エッジ》imageを引けることになっていますが、やはり大会で対戦を重ねると何試合かに1回はどうしても【11-045H】《エッジ》imageを引けずに負けてしまうということがあり、あらためて【11-045H】《エッジ》imageをサーチする手段を考慮して構築したのが「第9回自宅名人戦」で使用した「火風雷」型の「忍者」デッキです。

 

●火風雷「忍者」(「第9回自宅名人戦」使用ver)

カード番号 カード名 枚数
フォワード(24枚)
【11-045H】 《エッジ》 3
【11-051C】 《ツキノワ》 3
【11-006C】 《ゲッコウ》 3
【11-107C】 《イザヨイ》 2
【11-094C】 《ザンゲツ》 3
【4-108C】 《忍者》 3
【1-086C】 《ユフィ》 1
【11-054R】 《謎の男》 3
【10-132S】 《ティナ》 2
【5-068L】 《ヤ・シュトラ》 1
バックアップ(17枚)
【11-060C】 《マイナ》 3
【8-057C】 《忍者》 3
【5-067R】 《ミューヌ》 2
【6-097C】 《忍者》 3
【5-017C】 《忍者》 3
【7-017H】 《ミース》 2
【11-004C】 《クー・チャスペル》 1
召喚獣(8枚)
【10-053C】 《シルフ》 2
【5-062L】 《ディアボロス》 2
【10-055H】 《チョコボ》 2
【3-020H】 《フェニックス》 2
モンスター(1枚)
【5-010C】 《重攻撃騎マナスヴィン》 1

コンセプトは「風土雷」のバージョンと近いですが、サーチ要素になるカードが【11-072R】《デシ》imageから【7-017H】《ミース》image変わり、もともと【11-006C】《ゲッコウ》imageで火属性のCPを使うことも多いデッキだったので、火属性の採用枚数を増やせるということが「火風雷」型のメリットでした。

またバックアップの「忍者」が仮想敵の少ない【3-090C】《忍者》imageからアビリティの使いやすい【5-017C】《忍者》image変わったことで、使用感が向上したことも火属性を採用してよかったと感じた点でした。

 

――「忍者」デッキの強みはどんなところにあるんでしょうか?
まるまる:やはり【11-045H】《エッジ》imageによるコスト軽減ですね。

フォワードだけでなくバックアップのコストも軽減できるので序盤から動きやすく、さらに【11-045H】《エッジ》imageは「忍者」をプレイするたびに手裏剣カウンターを獲得でき、この手裏剣カウンターを使うことで相手のフォワードに3000ダメージを与えられるので、こちらの展開に合わせて出してきたブロッカーなどの対処も容易に行なうことができます。

基本的に【ジョブ(忍者)】デッキは2ターン目から動き出すことを想定しているのですが、【11-045H】《エッジ》imageのコスト軽減のおかげで3ターン目にはフォワード3枚、バックアップ3枚を無理なくプレイすることができます。

アグレッシブなデッキでありながらバックアップの展開力もあるので、不意のEXバーストでフォワードが倒されてしまっても、フォワードを再展開するためのリソースが足りないことがあまりないという点も強く二の矢、三の矢と攻め続けられるというのも長所です。

また、この展開スピードが「Opus XI」環境で活躍しているデッキと比べて一歩タイミングが早いという、環境的な強みもあると思います。

例えば「Opus XI」環境で活躍している「火風」や以前から活躍していた「火氷」、「火土WOFF」などのデッキはフォワードを展開するためにまずバックアップを置く必要がありますが、「忍者」デッキは【11-045H】《エッジ》imageのコスト軽減を軸にキャラクターを展開していくのでバックアップより先に【11-045H】《エッジ》imageが出ています。そのため相手がフォワードを出すタイミングでこちらはすでに【11-045H】《エッジ》imageがいるためすでに手裏剣カウンターによる除去を構えられるという展開が多いです。

はじめのうちは【11-045H】《エッジ》imageはパワーが低いので「火土WOFF」などには簡単に対処されてしまうだろうと考えていましたが、相手が【10-020L】《レェン》imageを出してくるころには【11-045H】《エッジ》imageに十分手裏剣カウンターがたまっていて【10-020L】《レェン》imageを除去することができます。

逆にアビリティに選ばれない【6-062R】《リュック》imageのようなカードや、環境に雷属性が増えてコストの軽い除去が出てくると厳しいんじゃないかと考えています。

少し先の話になりますが「Opus XII ~クリスタルの目覚め~」のプレビューで【12-105L】《ユウナ》が公開されているので【ジョブ(カモメ団)】が復権するんじゃないかと今から気になって仕方がないですね(笑)。

――毎回違った構築の「忍者」デッキを使っていますが、よく見てみるとフォワード陣や風属性のバックアップに採用されているカードはほとんど固定されていますね。
まるまる:私のなかでレギュラーになっているカードがあって、それ以外のところを構築のコンセプトごとに入れ替えています。

【11-045H】《エッジ》imageと共に登場した忍者軍団は非常にスペックが高くそれぞれに強みがあります。
まず【11-051C】《ツキノワ》imageと【11-107C】《イザヨイ》imageは【11-045H】《エッジ》imageがいれば2CPになるので、手札1枚をコストにするだけでプレイすることができて非常に使いやすく、積極的にプレイしていきたいカードです。

特に【11-051C】《ツキノワ》imageはフィールドの「忍者」の枚数ぶんキャラクターをアクティブにすることができ、バックアップを展開できていれば実質0CPよりお得に出せます。【11-045H】《エッジ》imageでバックアップもスムーズに展開できるこのデッキとの相性は抜群で「忍者」の展開をさらにサポートしてくれる1枚です。

【11-006C】《ゲッコウ》imageは「Opus XI」環境で猛威を振るっている【11-015L】《ブラスカの究極召喚獣》imageへの解答になるカードです。フィールドにいる「忍者」1枚につき2000ダメージを与えるので簡単に10000以上のダメージを与えることができます。
【11-015L】《ブラスカの究極召喚獣》imageを選ぶとこちらの「忍者」も除去されてしまうので少なくとも6枚以上「忍者」が出ている必要がありますが、このデッキの展開力であればそれくらいは朝飯前です。

【11-094C】《ザンゲツ》imageはデッキのフィニッシャーとして強力で、ブロッカーをどけるだけでなく相手のバックアップもダルにすることができるので、アタックフェイズ中に召喚獣を使って切り返しを狙うことを許しません。さらに自力でヘイストを得ることもできるため、自身もすぐアタックに参加できる隙のないカードです。

このようにそれぞれはっきりとした役割があり活躍のタイミングは明確ですが、デッキの特性としてドロー手段が多いわけでなく、また序盤の展開を重視するデッキということもあり、手札に特定のカードを残しながらプレイするのは難しいです。

そのため必要なときに確実にプレイできるようこれらのカードは3枚ずつ採用し、さらにこれらのカードをブレイクゾーンから回収してこれる【11-054R】《謎の男》imageも3枚採用し、状況に応じて必要なカードを持っておけるように構築しています。

ただ、すべてを3枚ずつ採用してしまうとそれだけで4属性のデッキになってしまうので、最近は【11-107C】《イザヨイ》imageの採用枚数を2枚にするなどして事故要素を減らせるように調整しています。

――【4-108C】《忍者》imageもレギュラーで入っているカードですが、スタンダードでは久しぶりに見た気がします。
まるまる:【4-108C】《忍者》imageはデッキを一段階上の仕上がりにしてくれたなと感じたカードでした。
【11-045H】《エッジ》imageがいれば1CPでプレイすることができるヘイストフォワードというのはデッキのコンセプトとかみ合っていて、序盤からダメージを与えることができ、相手にブロッカーを要求しながら、プレイされたブロッカーを【11-045H】《エッジ》imageで狩るという動きをすることができます。【ジョブ(一般兵)】なので複数体展開できるという点も優秀で、3枚採用以外考えられないカードです。

また【1-086C】《ユフィ》imageも非常に重要なカードです。役割は【4-108C】《忍者》imageに近いのですが、こちらは【11-045H】《エッジ》imageがいればなんとタダでフィールドに出すことができ、序盤にバックアップの展開を優先したいタイミングでも出すことができます。スロットの関係で1枚しか採用できませんでしたが、非常にデッキとマッチするカードです。

――召喚獣の【10-055H】《チョコボ》imageはすべてのパターンで採用されていますが、召喚獣などはどういった採用理由で選んでいるのでしょうか?まるまる:【10-055H】《チョコボ》imageは【11-045H】《エッジ》imageを守るためのカードとして非常に重要なカードです。

対戦相手の目線からも「忍者」デッキのキーカードが【11-045H】《エッジ》imageだということは間違いないので、相手は【11-045H】《エッジ》imageを対処するための除去カードを使ってくるのですが、除去の優先度の高さからコストの軽い【11-045H】《エッジ》imageに対してコストの重い、相手の主力カードに対して使うようなカードを向けてくることも多いです。それを【10-055H】《チョコボ》imageでかわすことで、こちらのキーカードを守りつつ相手の除去手段を減らし、コスト面でも得をして優位に立てるようになります。

また、相手の計算を狂わせるという点では【10-053C】《シルフ》imageも強力なカードです。

「忍者」デッキは【11-045H】《エッジ》imageは手裏剣カウンターを使ってダメージを飛ばすため、与えるダメージの最大値を予想されやすいんですが、手裏剣カウンター以外でダメージを与えるカードを使うことで相手の計算を崩すことができます。

その点で【10-053C】《シルフ》imageは非常に優秀で、おまけにドロー効果とEXバーストもあり、多くのシーンで無駄になりにくいカードです。似たようなカードで自身も「忍者」である【8-100R】《ジンナイ》imageなどもありますが、「忍者」デッキ自体が展開力の高いぶん手札を残しにくいという面もあるので、少ない手札でも使うことができる【10-053C】《シルフ》imageは重宝しているカードです。

【5-062L】《ディアボロス》imageは【11-015L】《ブラスカの究極召喚獣》imageなど高コストのフォワードに対して使いやすい除去ということもありますが、このデッキでは手裏剣カウンターを合わせることで4CP以下のフォワードも対処しやすく、1枚で相手のフォワードを2体対処できるという点が強力です。

構築によっては【9-093H】《バハムート零式》imageや【3-020H】《フェニックス》imageなどいろいろ試すことができるので、このスロットはまだまだ可能性のある枠ですね。

――これまで使用してきた「忍者」デッキの中で、まるまるさん的に一番気に入っている構築はどれですか?
まるまる:型としてはやっぱり「風雷」型の構築が一番しっくりくるなと感じています。

【11-045H】《エッジ》imageにアクセスする手段が少なくなる型ではありますが、2属性にまとまっているぶん事故率が低いというのは非常に大きいです。以前公式記事のインタビューでプチデビさんもおっしゃっていましたが、私もどちらかといえばキーカードが引けないことよりも属性のCPがうまく払えない事故のリスクを減らすことを優先したいと考えているので「風雷」型が個人的には合うなと感じています。

とはいえ、もともと「忍者」が複数の属性をまたぐギミックではあるので、構築もプレイヤーの好みで変えられますし、そういった自由度が高いというのも「忍者」デッキの魅力の1つだと思っています。

 

◆みちのくの『FFTCG』事情
――まるまるさんは普段どちらで『FFTCG』をプレイされているんですか?
まるまる:普段は宮城で友人とプレイしています。今はDiscordでのオンライン対戦もしますね。

今は「自宅名人戦」を開いてくれているので、今回の「忍者」デッキのようにトライアンドエラーでデッキを調整する環境があるというのは非常にありがたいです。

大会の場ということもあり、参加する方は皆さん超強豪プレイヤーですし、デッキを試すにはこれ以上ない機会ですね。

地方でプレイしていることもあり、普段は他のエリアで成績を残した方のデッキリストを見て「これだ!」というものを探しているんですが、自分で使うころにはメタが2つ3つ先に進んでいるなんてことも多いです。それが今は毎週大会に参加して自分のデッキを試せているので、たぶんなんですが「自宅名人戦」で一番得してるのは私なんじゃないかなと思っています(笑)。

――まるまるさんの活躍を見て「忍者」デッキに注目するプレイヤーも増えてきているんじゃないかと思います。
まるまる:「忍者」デッキは非常に楽しいデッキなので、ぜひいろんなプレイヤーの方に使ってほしいと思っています。そしてあわよくば上位入賞してもらって、そのデッキを私の「忍者」デッキの参考にさせてもらえればと思っています。

――研究に余念がないですね。さすがニンジャマスターといったところでしょうか。
まるまる:他のプレイヤーの皆さんに比べて、自分の構築力やプレイングスキルはまだ一歩及ばないところがあるなという自覚があるので、いろんな人のデッキを見て勉強したいという気持ちは強いですね。

「自宅名人戦」での優勝も私としては「忍者」デッキのポテンシャルに助けられての結果かなと感じるところが大きいですし、まだまだ学んでいくことがたくさんあるなと思います。

――ありがとうございました。

 

◆おわりに
今回は「自宅名人戦」で「忍者」デッキを使いこなして上位入賞を繰り返し、2度の優勝を果たしたまるまるさんへのインタビューでした。

「忍者」デッキを極め、さらに多くのプレイヤーからもテクニックを吸収しようという貪欲さに、ニンジャマスターの名に恥じぬまるまるさんの忍道を見た気がします。

実は「忍者」デッキはレアリティがC、Rのカードが多く、キーカードの【11-045H】《エッジ》imageもHのカードなので、始めたてでカード資産があまりない人でも組みやすいデッキでもあります。
何か新しいデッキを組もうかなと思った方はぜひ「忍者」デッキを組んでニンジャマスターに挑んでみてはいかがでしょうか?

ニンジャマスターのまるまるさんも参加している「自宅名人戦」のスケジュールはこちらをご覧ください。
次回は6月21日(日)に「L3構築」で行なわれます。(受付は当日12:45まで)

それではまた次回の記事でお会いしましょう!