【Shadowverse】驚きの新情報も飛び出た「WORLD GRAND PRIX2021 GRAND FINALS」レポート

12月19日、さいたまスーパーアリーナにて『Shadowverse』の世界一を決める「WORLD GRAND PRIX2021」の決勝大会が開催された。


昨年は新型コロナウィルス感染症の影響で中止になってしまった本大会、今年も海外プレイヤーはオンライン参加となったものの、久々のオフラインでの開催ということで、会場となったさいたまスーパーアリーナには多くの観客が訪れ、参加選手に声援を送ったりサイドイベントに興じたりと『Shadowverse』を満喫していた。

そんななか、決勝戦に駒を進めたのはnegimakakipの両選手。
negimaは「RAGE Shadowverse 2020 Spring」で本大会の権利を獲得しており、もっとも早く出場を決めていたプレイヤー。一方のkakipはつい先日行なわれた「RAGE Shadowverse 2021 Winter」での権利獲得、つまり最後の権利獲得者であり、最初と最後に権利を取ったものが決勝でぶつかるという、この約2年間の総決算にふさわしいマッチアップとなった。

デッキは両者ともに「セッカエルフ」「進化ネクロマンサー」「進化ウィッチ」を選択してのミラーマッチとなった。

第1戦では「セッカエルフ」のkakipが思わず天を仰ぐような痛恨のミスをしてしまうが、「進化ウィッチ」のnegimaはそれにつけこむこともなく勝利をおさめ、3つのデッキのなかでは一番デッキパワーに劣る「3rdデッキ」とされる「進化ウィッチ」で早々に勝ったことでこのまま勢いに乗るかと思われた。


しかし、kakipはそのミスを引きずることなく、続く2ゲームを連取し王手をかける。そしてkakip「進化ウィッチ」、negima「セッカエルフ」とマッチングとなった第4ゲーム、序盤から順調に進化回数を稼いだkakipの《清澄の蒼・テトラ》がもたらした《ソニック・フォー》と《虚無ノ哭風・グリームニル》がnegimaの体力を奪い去り、kakipが本年度のワールドチャンピオンの座につくこととなった。

kakipは表彰式の壇上で1億5千万円の賞金の使い道について、司会の福澤朗アナウンサーから尋ねられると「まだ決めていない」としながらも、プレイ環境を整えるためPCを購入したいと、笑みを交えて答えていた。

そして、「あなたにとって『Shadowverse』とは何ですか?」の問いには「『宝』です」と、丁寧で静かながらも力強い、思いのこもった一言で表していた。


こうして、若き新チャンピオンが誕生した本大会だが、来年以降の『Shadowverse』の関するさまざまな新情報も発表された。

まずは12月27日リリースの新パック「Omen of Storms/十禍闘争」で登場する新カード《ウ―シンマスター・クオン》のプレビュー。


そして、当編集部としてはもっとも大きなニュースと考えられる、リアルカードゲーム『Shadowverse EVOLVE』の発表。

デジタルカードゲームならではの進化を遂げてきた『Shadowverse』のゲーム性がリアルカードゲームにどう落とし込まれていくのか、ゲーム製作は数々のカードゲームを手がけるブシロードが行なうということで、今後の情報公開が心待ちになる驚きの新情報だった。

2022年1月6日(木)に発表会を行なうということなので、こちらも忘れずにチェックしたい。


現在、『Shadowverse EVOLVE』始動を記念したTwitterのフォロー&RTキャンペーンが展開されている。ぜひ『Shadowverse EVOLVE』公式アカウント(@shadowverse_ev)をチェックしてみよう。

さらに来年は、本大会のようなワールドグランプリは、やはり世界の新型コロナウィルス感染症の流行を鑑みて開催しないことになるが、代わりに「RAGE」で行なわれる大会の賞金額を大きく引き上げることも発表された。

次回開催の「RAGE」日程がこちら。すでにエントリーも始まっている。

さらに『Shadowverse』のプロリーグも佳境を迎えており、現在は2021 2ndシーズンの王者の座をかけて各チームが熱戦を繰り広げている。この1st、2ndシーズンの優勝チームが直接対決を行なうリーグチャンピオンシップも、有観客のオフラインイベントとして開催されることとなった。


今回のWORLD GRAND PRIX同様、観戦するだけでも熱く、楽しいイベントなので、こちらにもぜひ足を運んでもらいたい。

またNINTENDO SWITCH用ソフト「シャドウバース チャンピオンズバトル レジェンダリーエディション」が発売されることも判明。


ダウンロードコンテンツを含んだ内容で税込み2,530円とお手頃な価格になっている。
この「シャドバト」、『Shadowverse』をベースにしながらもまた少し味わいの違うゲームになっているので、すでに本作をプレイしているという方も、ぜひ一度触ってみてほしい。


リリースから5年以上が経過した今もデジタルカードゲーム、頭脳eスポーツ、アニメ、ゲーム……と多くの分野に拡大を続けている『Shadowverse』、来年はリアルカードゲームも加わり、さらにパワーアップしていくことだろう。これからの『Shadowverse』の展開が楽しみでならない。

以上、『Shadowverse』の「WORLD GRAND PRIX2021 GRAND FINALS」レポートをお届けした。