【FFTCG】最新ブースターパック「英雄の夜明け」を使ったデッキを紹介!

『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今週はライターのたるほさんが新ブースターパック「英雄の夜明け」のカードを使ったデッキを紹介します。

◆はじめに
みなさん、こんにちは! 『FFTCG』公式記事ライターのたるほです。

いよいよ明日は新ブースターパック「英雄の夜明け」の発売日ですね。
中にはプレリリースパーティーで手に入れた新カードでもうデッキを作ったという方もいるかもしれません。
僕も発売が待ち切れず、公式サイトのカードリストやプレリリースパーティーで手に入れた新カードとにらめっこする日々を送っています。

今回はそんな「英雄の夜明け」のカードを使用した新デッキを作ってみたので、そちらを紹介していきます。新たな環境の構築のヒントになればと思うので、ぜひともご覧ください。

たるほの隙あらばデッキ語り~「英雄の夜明け」注目デッキ編~、早速始めていきましょう!

 

◆「英雄の夜明け」注目デッキ紹介!
最初は9月に「L3 Championship 2023」を控え、まず注目のフォーマットとなるであろうL3構築のデッキを紹介していきましょう。
L3構築は直近3つのブースターパックを使用できるという構築ルールにより、環境ごとにメタゲームがガラリと変わるフォーマットですが、「英雄の夜明け」環境は前環境以上に多彩なデッキが活躍することになりそうです。 

そんな中で、最初に紹介するのは、「氷単」です。  

●サンプルデッキ①:「氷単」(フォーマット:L3構築)

カード番号 カード名 枚数
フォワード(22枚)
【18-019R】 《ヴァイス》 3
【19-019R】 《ヴィンセント》 3
【18-029R】 《ハイン》 2
【20-040L】 《ルーファウス》 3
【20-039R】 《ルード》 3
【20-041R】 《レノ》 3
【20-024H】 《カルコブリーナ》 2
【20-127L】 《神竜》 3
バックアップ(17枚)
【18-028C】 《ネロ》 3
【19-028C】 《ティナ》 1
【20-023C】 《甲冑師》 3
【20-025C】 《曲芸師》 3
【20-026C】 《ギルバート》 2
【19-034C】 《ン・モゥ族》 2
【18-022C】 《黒魔道士》 3
召喚獣(9枚)
【19-022R】 《シヴァ》 3
【18-024C】 《シヴァ》 3
【19-104H】 《マディーン》 3
モンスター(2枚)
【18-023H】 《コキュートス [VIII]》 2

「力の復活」の参入以降、【18-019R】《ヴァイス》+【18-028C】《ネロ》のパッケージによって氷属性の基本戦略である手札破壊とダル凍結はともに強化され、それにともなって氷属性は活躍の幅を広げてきました。それはL3構築においても変わりなく、「悪夢より来たる」環境では「氷雷」がメタゲームの一角として活躍していました。

当然、このパッケージが続投する「英雄の夜明け」環境においても氷属性の注目度は高いはずですが、今回は氷属性のアプローチの1つとして「氷単」を紹介したいと思います。

「英雄の夜明け」では【20-040L】《ルーファウス》・【20-039R】《ルード》・【20-041R】《レノ》で【カテゴリ(VII)】のパッケージがさらに強化されたほか、【20-024H】《カルコブリーナ》・【20-038H】《フェイズ》(今回のデッキには入っていませんが)によるカウンター要素が追加され、これまで以上に器用な属性となった印象を受けています。

また、単属性デッキという視点では【20-023C】《甲冑師》のように、条件を満たすと0CPでキャストできるバックアップが各属性に追加され、単属性デッキが明確に強化されたと言えるでしょう。

もともと単属性デッキには「力の復活」で登場した【18-024C】《シヴァ》のような構築を寄せる恩恵となるサイクルが存在するため、これらのカードのバリューもぐっと高まりました。

また今回の構築のポイントになるのは、「英雄の夜明け」の新カードで僕のイチオシでもある【20-127L】《神竜》の存在です。

【18-028C】《ネロ》のような特定のカードに依存するデッキにとって、キーカードへアクセスできるカードは非常に重要な役割を果たしますが、【11-127L】《クラウド》や【4-120R】《レストリクター》といったサーチ手段が存在しないL3構築において【20-127L】《神竜》はデッキの核となるカードと言っても差し支えありません。また【20-127L】《神竜》とともに採用される【19-104H】《マディーン》は、氷属性が本来苦手とするフォワード除去の役割を容易に果たしてくれるカードです。【20-127L】《神竜》のスペシャルアビリティ「タイダルウェイブ」と合わせ、氷属性の弱点を大きくカバーしてくれる要素となるでしょう。


【20-127L】《神竜》はコスト5とやや重めなのが気になりますが、これを解決する手段として【20-023C】《甲冑師》との組み合わせといった【20-127L】《神竜》で消費した分のテンポを後続で取り戻すデッキ構造を意識することで、デッキの取り回しをよくできる点も単属性と好相性です。

また【20-127L】《神竜》は自身のアビリティでのコスト軽減効果も持っているので、これが成立したときには莫大なアドバンテージにつながるでしょう。この強みは「氷単」に限らずすべての単属性デッキに通じる話なので、「英雄の夜明け」環境のL3構築では【20-127L】《神竜》+【19-104H】《マディーン》のパッケージを標準搭載した単属性デッキに活躍の機会が広がるのでは、と予想しています。 

 

●サンプルデッキ②「風土【FFCC】」 (フォーマット:L3構築) 

カード番号 カード名 枚数
フォワード(29枚)
【18-050L】 《ユフィ》 3
【18-049R】 《ユーリィ》 3
【20-049R】 《チェリンカ》 3
【20-044L】 《エッジ》 3
【20-061C】 《ユフィ》 2
【20-069H】 《カオス》 1
【20-066R】 《イグニス》 3
【18-139S】 《ノクティス》 3
【20-071C】 《キアラン》 3
【18-120H】 《ティファ》 3
【20-130L】 《ゼノス》 2
バックアップ(17枚)
【20-063C/15-058C】 《竜騎士》 3
【20-055C】 《プロンプト》 3
【20-052C】 《ナッシュ》 1
【20-048R】 《スティルツキン》 1
【20-084R】 《レオ》 3
【20-074C】 《採掘師》 3
【20-079C/15-080C】 《風水士》 2
【18-057C】 《コルカ》 1
モンスター(4枚)
【18-052H】 《アーリマン》 2
【20-072C】 《ギガース(FFCC)》 2

次に紹介するのは「風土【FFCC】」です。
このデッキの根幹となるのが【18-049R】《ユーリィ》+【20-084R】《レオ》による【カテゴリ(FFCC)】パッケージです。

【カテゴリ(FFCC)】のキャラクターでデッキを固めるほど堅牢な盤面を作り上げられる【18-049R】《ユーリィ》は、もともと注目度の高いカードではありましたが、その【18-049R】《ユーリィ》をサーチしてフィールドに直接送り込み、さらにパワーを+1000する【20-084R】《レオ》の登場は、【18-049R】《ユーリィ》の堅牢さをさらにひとつ上のステージに引き上げました。

それに加え「英雄の夜明け」では【18-049R】《ユーリィ》のもう1つのサーチ元となる【20-049R】《チェリンカ》や、フィールドに出たときとアタックしたときにクリスタルを獲得し継続したアドバンテージ源になる【20-071C】《キアラン》も登場し、【20-084R】《レオ》の恩恵をこれまでにないレベルで受けることが可能です。

「反撃の雄たけび」がローテーションから外れたことで、【カテゴリ(FFCC)】の優秀なバックアップを失い、安定性を欠くことが懸念された【18-049R】《ユーリィ》ですが、強力な新カードの追加によりそれを補って余りある戦力を手にしたと言えるでしょう。

さらに【20-071C】《キアラン》が獲得したクリスタルの還元先として非常に強力な【20-044L】《エッジ》が登場したことも見逃すことができないポイントです。

クリスタル1つと2CPでフィールドに舞い戻る【20-044L】《エッジ》は、盤面を維持しつつ手薄になったブレイクゾーンを対策できるだけでなく、自ターンのみですがアクションアビリティでフィールドに戻れることによって、オートアビリティの誘発にタイムラグがあることが弱点だった【18-139S】《ノクティス》の隙を埋めてくれるなど、デッキ全体と高い親和性を持つカードです。

このアクションアビリティは風属性のCPを要求しないため、実は風属性以外のデッキでも使用できるという点は、今後のクリスタルデッキの構築において覚えておきたいポイントです。

そして、今回試験的に採用しているのが、【20-069H】《カオス》+【20-130L】《ゼノス》のパッケージです。

【20-130L】《ゼノス》は相手のフォワードを除去しつつ、手札破壊かヘイストを状況に応じて選択できる汎用性の高い効果を持ち、重くなりがちな「風土」の動きを補ってくれる機動性の高いカードです。

そして、【20-130L】《ゼノス》のコストを踏み倒してフィールドに送り出せる【20-069H】《カオス》も非常にバリューが高く、今後の土属性を支える存在となるでしょう。このスロットには先ほどの「氷単」同様【20-127L】《神竜》+【19-104H】《マディーン》を採用し、除去力と汎用性を高めた構築でも強力だと考えているので、今後はその点も踏まえて調整を重ねていきたいと考えています。

現時点ではL3構築を前提としたデッキとして考えている「風土【FFCC】」ですが、【20-084R】《レオ》をサーチできる【8-058R】《ノルシュターレン》や、【20-069H】《カオス》のサーチ先となる闇属性のフォワードなど、むしろスタンダードのカードプールにこそ相性のよいカードが多いため、今後はスタンダード環境でも活躍の可能性を持つのではないかとにらんでいるデッキです。

続いて、スタンダードのデッキを紹介していきましょう。
「英雄の夜明け」では環境の主役となるエースカードはもちろんのこと、それを支えるカードも数多く登場し、さまざまなデッキが強化されている印象を受けます。どういった環境になるかまだまだ予想がつかない面も多いですが、その中でも特におもしろいと感じたデッキを紹介したいと思います。スタンダードで最初に紹介するのは【20-117L】《ユウナ》を主軸に据えた「水単【召喚獣】」です。


・サンプルデッキ③:「水単【召喚獣】」(フォーマット:スタンダード)
 

カード番号 カード名 枚数
フォワード(15枚)
【7-127L】 《ユウナ》 1
【20-117L】 《ユウナ》 3
【18-100L】 《レナ》 1
【16-116L】 《ティーダ》 3
【10-120L】 《フォルカ》 3
【16-136S】 《アーロン》 2
【14-102L】 《海神リヴァイアサン》 2
バックアップ(14枚)
【13-093H】 《サラ》 3
【4-138R】 《メルウィブ》 2
【18-102C】 《ワッカ》 2
【14-099C】 《エーコ》 2
【20-124C】 《錬金術士》 3
【18-101C】 《レン》 1
【11-128H】 《セーラ姫》 1
召喚獣(17枚)
【1-172C】 《モーグリ》 3
【9-114C】 《不浄王キュクレイン》 3
【20-118H】 《ユニコーン》 3
【10-125H】 《リヴァイアサン》 2
【12-108C】 《レモラ》 3
【14-113R】 《リヴァイアサン》 3
モンスター(4枚)
【18-089H】 《エキドナ》 2
【16-117H】 《トロス》 2

【20-117L】《ユウナ》は「ユウナが対戦相手のアビリティによって選ばれるたび、召喚獣1枚を捨ててもよい。そうしたとき、それの効果を無効にする。」というオートアビリティを持っており、アビリティに対して高い耐性を持っています。また1ターンに1度発動する、召喚獣をキャストしたときにドローできる効果を持つためアドバンテージ獲得能力にも優れ、ブレイクゾーンにある召喚獣1枚につき3000ダメージを与えるスペシャルアビリティ「ホーリー」で除去も行なえるオールラウンドなフォワードです。

すべてのアビリティを活かすためにはデッキ全体を召喚獣に寄せた構築が求められる【20-117L】《ユウナ》ですが、召喚獣軸の「水単」ならスムーズに採用可能で、デッキのエースとしての活躍が期待できます。水属性は【12-097H】《シルドラ》の禁止を受けて召喚獣を主軸としたギミックの弱体化が懸念されていましたが、召喚獣をキャストすること自体がデッキのエンジンとなる【20-117L】《ユウナ》により、安定したリソースを確保しての戦い方ができるようになるでしょう。

今回の構築では【20-117L】《ユウナ》をより活かすためのアプローチとして、スペシャルアビリティ「ホーリー」を繰り返し使うことを前提に【7-127L】《ユウナ》も採用しています。自身のブレイクゾーンから召喚獣を除外してしまうため、ややアンチシナジー感も否めませんが、ブレイクゾーンの召喚獣は3枚程度あれば十分な火力を見込めるためそれほど影響はないでしょう。

今回は「水単」で構築しましたが、【12-002H】《アマテラス》による妨害を確保できる「火水」や、【19-068R】《リディア》でより安定した運用が可能な「土水」など、今環境は【20-117L】《ユウナ》を主軸にしたさまざまなデッキに活躍の可能性があると思います。 


◆おわりに
今回は「英雄の夜明け」の新カードを使ったデッキを紹介してきました。ここからさらにアイデアをブラッシュアップし、デッキを仕上げていこうと思うので、こんなカードがよかったよというインプレッションがある方は、ぜひ教えてくれるとうれしいです。

「英雄の夜明け」環境は「日本選手権 2023 Autumn」や「L3 Championship 2023」、「JAPAN CUP 2023」そして「日本選手権 2023」の本戦といった大型の公式トーナメントがぞろぞろ控えているシーズンでもあります。そんな環境でのスタートダッシュの参考にしていただければ幸いです。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!