【FFTCG】「L3 Championship 2023」いよいよ今週末開催! L3の環境分析と有力デッキを紹介!

『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今回は、今週末に迫った「L3 Championship 2023」に向け、ライターのたるほさんが「英雄の夜明け」環境のL3構築を考察します。

 

はじめに 
みなさん、こんにちは! FFTCG』公式記事ライターのたるほです。
いよいよ「L3 Championship 2023」の開催が今週末に迫ってきましたね。

「L3 Championship 2023」は大会2日目・9月3日の11:00からスクウェア・エニックスの公式YouTubeチャンネルで決勝トーナメントのもようを中心に配信されますので、会場に行かれない方もぜひチェックしてみてくださいね

さて、今回はそんな「L3 Championship 2023」のメタゲームを、これまでL3構築で開催された公式トーナメントの結果などをもとに考察し、僕なりの環境予想を皆さんと共有していこうと思います。
それでは、たるほの環境アナライズ「L3 Championship 2023」編を始めていきましょう! 

 

「英雄の夜明け」環境の変遷
まず、ここまでの環境の変遷を整理していきましょう。 
「英雄の夜明け」環境で行なわれたL3構築での公式トーナメントの結果は以下のとおりです。 

 【8月5日「日本選手権 2023 Autumn」大津大会】
優勝:「火土」
2位:「土雷」
ベスト4:「氷雷」/「風土」
ベスト8:「風土」×2/「土雷」/「氷水【VI】」 

 

【8月6日「日本選手権 2023 Autumn」福島大会】
優勝:「風土
2位:「水雷【XIV】」
ベスト4:「風土」「火氷雷【VI】」
ベスト8:「風土」×2/「土雷」/「氷水」 


【8月20日「日本選手権 2023 Autumn」名古屋大会】
優勝:「水単タッチ土」
2位:「氷雷」
ベスト4:「氷雷」×2
ベスト8:「土雷」/「氷水【VI】」/「水単」/「火氷雷【VI】」 

 

今環境でこれまでに優勝を果たしたのは「火土」、「風土」、「水単」の3デッキで、また、優勝こそしていないものの前環境で活躍していた「氷雷」は各大会で上位入賞を果たしており、今環境でも高いポテンシャルを感じさせますそして、「悪夢より来たる」環境で活躍していたデッキでも「氷雷」とは対照的に「火風土水【WoL】」と「火雷【XIII】」はまだ上位入賞がなく、前環境の勢いは感じられません

個人的に意外だったのは【カテゴリ(VI)】を主軸とした「氷水【VI】」や「火氷雷【VI】」といったデッキの活躍です。ご存じのとおり【カテゴリ(VI)】は【17-002L】《エドガー》や【17-017H】《マッシュ》などの有力カードがローテーションにより退場し、デッキの核を失ったことで「英雄の夜明け」環境での活躍は難しいだろうと予想していましたが、「英雄の夜明け」で新たなデッキのエンジンとなる【20-042L】《ロック》を獲得したことで、かたちを変えてメタゲームに食い込んできています。他にも「英雄の夜明け」で大幅に強化された【ジョブ(暁の血盟)】を軸に構築された「水雷【XIV】」や、モンスター軸の「土雷」など、存在するデッキのバリエーションが過去に類を見ないほど豊富な環境となっています。そのなかでもデッキの使用率を見てみると「風土」と「氷雷」の2つが抜きん出ており、総合的には「風土」がトップになっています。ですが大津大会・名古屋大会では「氷雷」の使用率がトップとなっており、この2デッキに関してはほとんど差がないように思われます

「火風土水【WoL】」と「火雷【XIII】」から「風土」と「氷雷」へ。この大きな環境の変化の背景には、フォワードを除去するカードの顔ぶれが大きく変わり、採用されるフォワードのコストやパワーの基準に影響したことが挙げられます 

なかでも20-130L】《ゼノス》が環境に与えた影響は大きく、存在するだけでコスト3以下のフォワードの採用にリスクを背負わせてきます。結果として多くのデッキが【20-130L】《ゼノス》に対抗するためにコスト3以下のフォワードを極力採用しない構築を取るようになっています


また、同じく「英雄の夜明け」で登場した20-007L】《鬼神》は、フィールドに出るかアタックしたときに柔軟で強力な除去を行なえます。瞬発力と継続力を兼ね備えた除去カードとして、発売前から大きく注目を集めたカードでした。なかでも【ジョブ】を選択し、選択された【ジョブ】のフォワードすべてに8000ダメージを与えるモードは強力です。前環境でトップメタの一角であった「火雷【XIII】」の衰退の一端はこのカードにあると言って差し支えないでしょう。

 全体除去の観点では、万能サーチでありながら除去性能も兼ね備えた【20-127L】《神竜》も非常に強力です。また【20-127L】《神竜》は【19-104H】《マディーン》とも相性がよく、複数枚使用する前提ではありますがあらゆる状況に対応できる、まさに万能カードと言えます。

また、これらのカードは共通して9000というパワーラインを持ち、【20-130L】《ゼノス》と【20-127L】《神竜》はすべてのデッキに採用される可能性があるため、「英雄の夜明け」環境では【20-130L】《ゼノス》や【20-007L】《鬼神》に除去されず、戦闘でも引けを取らない「コスト4以上かつパワー9000以上」というスペックがフォワードに求められることとなりました

そんな状況ですから、召喚獣やアビリティに選ばれなくなる【18-049R】《ユーリィ》を【20-084R】《レオ》でパワー9000まで引き上げつつ戦える「風土」が最大勢力の一角となるのは当然の結果と言えるでしょう。同様に「土雷」などのモンスターを軸にすることで除去を逃れようという選択もうなずけます。

また、環境の除去に対して順当に適応していったのが「火土」や「氷雷」といったデッキです。たとえば「火土」デッキは除去の基準となるコスト帯のフォワードを入れずに戦える構築をしていますし、「水雷【XIV】」や「氷水【VI】」などは除去されやすいフォワードを軸としていますが、デッキを【ジョブ】や【カテゴリ】に寄せることでバリューを発揮し、相手の除去とデッキパワーを上回ろうというアプローチをとっています。

このように、強力な除去手段の存在を前提に、各デッキがそれぞれのアプローチで環境を定義するコスト帯とパワーラインの基準をクリアしようとした結果、環境に多様性が生まれたと考えられます。また、こうしたメタゲームの変化のなかで、除去に適応できなかった「火雷【XIII】」、「氷雷」や【カテゴリ(VI)】が数を増やしたことで淘汰された「火風土水【WoL】」が数を減らしたのも納得です。

そして、ひととおり環境のデッキが出そろったことで、除去側にも環境内でより最適化された除去コントロールとしての「水単」が登場し、「L3 Championship 2023」を迎えようとしている、というのが現時点での僕の環境理解です。

◆「L3 Championship 2023」に向けた注目デッキをピックアップ
以上を踏まえて、ここからは「L3 Championship 2023」の注目デッキについて紹介していこうと思います。

●サンプルデッキ①:「風土」 

カード番号 カード名 枚数
フォワード(24枚)
【18-050L】 《ユフィ》 3
【20-061C】 《ユフィ》 2
【18-049R】 《ユーリィ》 3
【20-057L】 《女神》 1
【20-049R】 《チェリンカ》 1
【18-134S】 《プロンプト》 1
【20-069H】 《カオス》 1
【20-066R】 《イグニス》 3
【18-135S】 《グラディオラス》 2
【18-054L】 《ガラフ》 1
【18-119C】 《チェリンカ》 1
【18-139S】 《ノクティス》 3
【20-130L】 《ゼノス》 2
バックアップ(18枚)
【18-036R】 《イリス》 2
【18-042C】 《ジージェ》 1
【18-051C】 《リフキン》 1
【20-048R】 《スティルツキン》 2
【20-052C】 《ナッシュ》 2
【20-055C】 《プロンプト》 2
【18-057C】 《コルカ》 2
【20-074C】 《採掘師》 3
【20-084R】 《レオ》 3
召喚獣(5枚)
【18-063C】 《ハシュマリム》 3
【19-035R】 《アレキサンダー》 2
モンスター(3枚)
【18-052H】 《アーリマン》 2
【18-040H】 《ケルベロス》 1

先ほども紹介した、【カテゴリ(FFCC)】のキャラクターを3体以上コントロールしていると対戦相手の召喚獣とアビリティに選ばれなくなる【18-049R】《ユーリィ》を【20-084R】《レオ》でパワーアップさせて戦うコントロールデッキ 

単純な高パワー・アンタッチャブルというだけではなく、【18-049R】《ユーリィ》自身がアドバンテージを獲得できるため、【18-049R】《ユーリィ》が着地した後も継続した展開が可能で攻守に優れたデッキです。

【18-049R】《ユーリィ》と並ぶアンタッチャブルなフォワードとして採用されている【18-050L】《ユフィ》は「英雄の夜明け」でスペシャルアビリティの弾となる【20-061C】《ユフィ》を獲得したことでこれまで以上に猛威を振るうカードとなっており、【18-139S】《ノクティス》と【20-066R】《イグニス》を主軸とした【カテゴリ(XV)】のギミックにより除去性能にも優れたデッキとなっています。

 「火風土水【WoL】」がやや苦手であるものの、「氷雷」などの流行によってライバルが数を減らしているという点でも追い風です。デッキとして大きな弱点はないものの、バックアップの展開を前提としたデッキであり、出遅れたゲームのリカバリーが苦手なので若干安定性を欠く一面があります。

サンプルデッキ②:「水単タッチ土」

カード番号 カード名 枚数
フォワード(19枚) 
【19-086R】 《アーシェ》 3
【20-066R】 《イグニス》 3
【20-121C】 《ルナフレーナ》 3
【19-119L】 《ウネ》 3
【19-103H】 《ティーダ》 1
【20-127L】 《神竜》 3
【19-110H】 《皇帝》 3
バックアップ(17枚)
【18-102C】 《ワッカ》 3
【20-123C】 《レポリット》 3
【19-042C】 《白魔道師》 3
【19-100C】 《ラーサー》 2
【19-088C】 《エアリス》 2
【20-124C】 《錬金術師》 3
【18-094C】 《風水士》 1
召喚獣(8枚)
【18-096C】 《リヴァイアサン》 3
【19-101R】 《リヴァイアサン》 3
【19-104H】 《マディーン》 2
モンスター(6枚)
【18-089H】 《エキドナ》 3
【19-097C】 《トンベリ》 3

強力な除去カードである【19-086R】《アーシェ》のバリューを出すためにバックアップは水属性で固めつつ、【19-119L】《ウネ》や【19-110H】《皇帝》から供給できる土属性で【20-066R】《イグニス》を採用し、より除去性能の水増しを行なったデッキ


「英雄の夜明け」で登場した20-121C】《ルナフレーナ》は、本来除去コントロールが触れにくいアンタッチャブル効果を持つフォワードでも対処できるため、環境の中心となる【18-049R】《ユーリィ》を容易に対処できるのも魅力の1です。

 単に除去性能で優れるだけでなく【18-102C】《ワッカ》や【20-123C】《レポリット》の存在によって奇数コストのバックアップを厚く採用できるため安定した展開が可能で、単属性デッキの恩恵である【20-124C】《錬金術師》で速いゲームレンジのデッキに対しても抗うことができるようになり、足回りの面で大幅な強化を受けています。

デッキパワーは間違いなく高いもののプレイ難易度が高く、スタンダードの「水単」以上に攻め手も少ないため、展開上勝っているゲームをデッキ切れや時間切れといった要素で落としてしまう可能性があるというリスクも抱えており、扱いの難しいデッキとも言えるでしょう。

サンプルデッキ③:「氷雷」

カード番号 カード名 枚数
フォワード(28枚) 
【18-029R】 《ハイン》 1
【19-021C】 《暗闇の雲》 1
【18-019R】 《ヴァイス》 3
【20-040L】 《ルーファウス》 3
【19-019R】 《ヴィンセント》 3
【20-024H】 《カルコブリーナ》 1
【18-137S】 《アラネア》 2
【19-135S】 《シド・レインズ》 1
【20-088L】 《エスティニアン》 3
【20-092R】 《皇帝》 3
【18-116L】 《セフィロス》 3
【18-117H】 《ライトニング》 3
【20-130L】 《ゼノス》 1
バックアップ(17枚)
【18-028C】 《ネロ》 3
【20-025C】 《曲芸士》 3
【20-026C】 《ギルバート》 2
【20-105C】 《リーブ》 3
【20-096C】 《ジョニー》 1
【19-084R】 《リチャード》 3
【19-073C】 《カイン》 2
召喚獣(3枚)
【18-084C】 《ラムウ》 3
モンスター(2枚)
【18-023H】 《コキュートス [VIII]》 2

前環境から猛威を振るっていた「氷雷」の実力は、「英雄の夜明け」環境でも健在です。
デッキの主軸となる【18-019R】《ヴァイス》と【18-028C】《ネロ》のギミックは多少の相性不利なら覆せるだけの力があり、【18-116L】《セフィロス》、【18-117H】《ライトニング》といったデッキにかみ合った能力を持つ多属性のカードも充実しているグッドスタッフなデッキ

加えて「英雄の夜明け」では手札破壊性能が高い【20-040L】《ルーファウス》、ヘイストと高パワーで相手にリカバリーまでの時間を稼がせない【20-088L】《エスティニアン》など、強力な新戦力を増やしている点も高評価です。


バックアタックを持つカードが多く、召喚獣が少ない「英雄の夜明け」環境のL3構築では対応力という点でも優れるデッキで、バックアタックを持つバックアップの【20-025C】《曲芸士》と【19-073C】《カイン》は先手後手を入れ替える要素としても強力です。

 

欠点としてはフォワードのパワーラインがやや低く、相手から奪うリソース以上に相手を超えるために必要なリソースがかかってしまうケースが少なくないため、そうした状況からの巻き返しが難しいという弱点があり、また【18-028C】《ネロ》への依存度が高いため、引けたゲームと引けないゲームでパワーにばらつきが出やすい点が大きな課題です。

●「水雷【XIV】」 

カード番号 カード名 枚数
フォワード(30枚)
【20-121C】 《ルナフレーナ》 3
【20-106R】 《アルフィノ》 3
【20-107H】 《ウリエンジェ》 3
【18-137S】 《アラネア》 2
【20-086H】 《アリゼー》 3
【20-088L】 《エスティニアン》 3
【20-090H】 《グ・ラハ・ティア》 3
【19-124L】 《ヤ・シュトラ》 3
【18-125H】 《オニオンナイト》 3
【18-126L】 《ライトニング》 3
【20-130L】 《ゼノス》 1
バックアップ(14枚)
【20-129H】 《スピリタス》 1
【18-077R】 《シド・ソフィア》 2
【19-076R】 《クジャ》 2
【20-119C/15-123C】 《予言士》 3
【20-123C】 《レポリット》 3
【20-105C】 《リーブ》 3
召喚獣(6枚)
【18-084C】 《ラムウ》 3
【19-101R】 《リヴァイアサン》 3

【ジョブ(暁の血盟)】を中心に【カテゴリ(XIV)】のカードで戦うアグロデッキ。
環境の除去の中心となる【20-130L】《ゼノス》の影響こそ大きく受けてしまうものの、コストの踏み倒しや除去、ヘイストという要素がそろっているため突破力が高く、除去を乗り越えるだけのポテンシャルを秘めていると言えます。

特に【20-106R】《アルフィノ》による対象を選ばない除去や、【19-124L】《ヤ・シュトラ》のブロックされない攻撃で相手の堅牢な盤面を切り崩すことができる点は、環境上での大きなメリットです。

 またバックアップへの依存度が低いデッキであるため、長い回戦を戦い抜くトーナメント向きのデッキと言えるでしょう。
弱点として、デッキの最大値がほかの有力デッキに比べて若干低く、対策がわかっていれば戦いやすいデッキでもあるため、デッキ内容が知られている決勝トーナメントを戦ううえでややハンデの大きいデッキとも考えられます。

「氷水【VI】」  

カード番号 カード名 枚数
フォワード(29枚)
【19-020H】 《ウーマロ》 2
【20-042L】 《ロック》 3
【20-036H】 《ナンバー024》 3
【19-026H】 《ソーニョ》 1
【20-031R】 《セリス》 3
【20-114L】 《魔神》 2
【19-093H】 《ストラゴス》 3
【20-106R】 《アルフィノ》 3
【19-089H】 《ガウ》 3
【19-125H】 《モグ [VI]》 3
【19-127L】 《リルム》 2
【20-130L】 《ゼノス》 1
バックアップ(15枚)
【20-025C】 《曲芸士》 3
【20-026C】 《ギルバート》 2
【20-030R】 《セッツァー》 3
【20-123C】 《レポリット》 3
【19-092C】 《白魔道師》 3
【19-086R】 《アーシェ》 1
召喚獣(6枚)
【20-118H】 《ユニコーン》 3
【19-022R】 《シヴァ》 3

「水雷【XIV】」と同じく、今環境で活躍の兆しが見えるアグロデッキの一角。
ゲーム序盤で20-042L】《ロック》、【20-031R】《セリス》、【20-030R】《セッツァー》をそろえたときのバリューが高く、1度決めることができれば相性関係を超えてワンサイドゲームを作れるうえ、キーカードにリーチできる【19-093H】《ストラゴス》などのカードが豊富で動きの再現性が高いことも魅力です。

除去が当たりやすいというデッキ構造のハンデを負いつつも【19-089H】《ガウ》によるパワーラインの強化や、全体的にデッキが軽量であるためリカバリー力が高いので相手の除去を受けても立て直しがしやすく、一度相手に盤面を作られてしまった後でも、アタックできるフォワードが2体いれば常に【20-042L】《ロック》と【20-031R】《セリス》でワンチャンスを狙えるため、相手に最後まで油断を許さない点も非常に強力なデッキです。

しかし、どうしても自由にパーティーアタックをしていくために【20-030R】《セッツァー》への依存度が高く、初速でつまずいてしまうと散発的にフォワードが出てくるだけのデッキになりやすく、安定して勝ち切るという点にやや課題がある印象です。ハマったときの強さは環境随一なので、いわゆる“その日の人”が使いこなしたときに真価を発揮しそうなタイプのデッキと言えそうです。

◆おわりに
今回は「L3 Championship 2023」に向けたメタゲーム考察として、これまでのメタゲームの変遷を振り返り、今大会の注目デッキをピックアップして紹介してきました。非常に有力なデッキが多いため難しい環境ではありますが、特にパワーを感じるデッキを中心に紹介できたと思います。

この記事の考察が当てはまっていたかどうかは、ぜひ今週末、皆さんの目で確かめてみてください。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!