『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今週は、本日発売された新ブースターパック「秘められた伝説」のカードを使ったデッキを紹介します。
◆はじめに
皆さん、こんにちは!
『FFTCG』公式記事ライターのたるほです。
本日、最新ブースターパック「秘められた伝説」が発売されました。
すでにプレリリースパーティーなどで新たなカードに触れているというプレイヤーの方もいらっしゃると思いますが、「秘められた伝説」は新ギミック【顕現】や多属性LBカードなど、これまでの『FFTCG』とは一線を画すパワーを秘めたカードが登場するセットとなっています。
今回はそんな「秘められた伝説」の最新カードを使った新デッキを2つ紹介していきたいと思います。
新たな環境でのスタートダッシュのアイディアとしてぜひ参考にしてみてください。
それでは、さっそく始めていきましょう!
◆新たなる伝説の幕開け!「秘められた伝説」最新デッキを紹介
1.「火氷【顕現】」
はじめにご紹介するのは「秘められた伝説」で登場した最新ギミック【顕現】にフォーカスした「火氷【顕現】」です。
まずはデッキリストから。
サンプルデッキ「火氷【顕現】」
カード番号 | カード名 | 枚数 |
【メインデッキ】 | ||
フォワード(35枚) | ||
【24-005L】 | 《クライヴ》 | 3 |
【24-001L】 | 《イフリート [XVI]》 | 3 |
【24-009R】 | 《ジョシュア》 | 3 |
【24-016R】 | 《フェニックス [XVI]》 | 3 |
【21-020C】 | 《レフティア》 | 2 |
【24-024R】 | 《シヴァ [XVI]》 | 3 |
【24-028R】 | 《ジル》 | 3 |
【12-112L】 | 《セルテウス》 | 3 |
【13-105R】 | 《ラスウェル》 | 3 |
【18-107L】 | 《アクスター》 | 3 |
【19-108L】 | 《ジタン》 | 3 |
【18-130L】 | 《フリオニール》 | 3 |
バックアップ(12枚) | ||
【18-131S】 | 《イドラ》 | 3 |
【18-014R】 | 《ミース》 | 3 |
【21-039C】 | 《ルフェイン人》 | 3 |
【24-031R】 | 《トルガル》 | 3 |
召喚獣(3枚) | ||
【12-002H】 | 《アマテラス》 | 3 |
【LBデッキ】 | ||
フォワード(8枚) | ||
【22-112R】 | 《ザックス》 | 2 |
【23-119R】 | 《ヴィンセント》 | 1 |
【22-115R】 | 《サージェス》 | 2 |
【23-120R】 | 《クジャ》 | 1 |
【24-121H】 | 《鉄巨人[SOPFFO]》 | 2 |
【顕現】をテーマにしたデッキということで、火属性と氷属性の顕現にまつわるカードはすべて3枚ずつ採用した構築となっています。
デッキの主軸となるのはやはり「FINAL FANTASY XVI」の主人公でもある【24-005L】《クライヴ》です。【24-005L】《クライヴ》は「クライヴが対戦相手にダメージを与えたとき、あなたは手札をすべて捨てる。その後、カードを2枚引く。」というアビリティを持っています。この効果は自分の手札が0枚の状態でも発動するため、このデッキでは1ターン目から手札をすべて使い切りつつ【24-005L】《クライヴ》でダメージを与えていくことを意識した構築を目指しています。
そこでカギとなるのがコスト2のバックアップ+【18-131S】《イドラ》によるゲーム展開です。先攻1ターン目には手札が6枚あるため、この組み合わせでキャストすると手札をきれいに使い切りつつ、【24-005L】《クライヴ》をフィールドに送り出しカードを2枚引くことが可能です。続くターンには火属性を含むバックアップが2枚あるため、相手がブロッカーを出してきたとしても【24-005L】《クライヴ》を【24-001L】《イフリート [XVI]》に顕現させ応戦できるという美しいゲームメイクが可能です。
また【18-131S】《イドラ》から展開するフォワードのパターンとして【24-016R】《フェニックス [XVI]》を出しておくのも強力です。【24-005L】《クライヴ》と比べ即時性はないものの、後続となる【19-108L】《ジタン》や【18-130L】《フリオニール》は非常に強力なフォワードであり、プレッシャーをかけながらのゲーム展開が可能です。
【24-024R】《シヴァ [XVI]》は単体でも非常に強力なカードではありますが、除去力の高い火属性と組み合わせることで、手札を捨てさせるアビリティがより使いやすいものになるのが「火氷」でデッキを組むメリットです。【24-001L】《イフリート [XVI]》は単体で使っても顕現しても1ターンに2回除去のチャンスがあるフォワードなので、この点においても相性のよい組み合わせだと言えますね。
また、複数のフォワードを同時にダルにできる【18-107L】《アクスター》との組み合わせも強力です。
今回は顕現のシナジーを重視した「火氷」という組み合わせでデッキを紹介しましたが、【24-005L】《クライヴ》&【24-001L】《イフリート[XVI]》、【24-009R】《ジョシュア》&【24-016R】《フェニックス [XVI]》、【24-028R】《ジル》&【24-024R】《シヴァ [XVI]》はそれぞれ違った組み合わせでも活躍する可能性を秘めたカードなので、【顕現】をどのように活躍させられるかは「秘められた伝説」環境を攻略するうえでの1つのテーマとなりそうです。
2.「風水【FFBE】」
次に紹介するのは【24-111H】《ルシオ》と【ジョブ(クリスタルの戦士)】を軸に構築した「風水【FFBE】」です。
サンプルデッキ「風水【FFBE】」
カード番号 | カード名 | 枚数 |
【メインデッキ】 | ||
フォワード(35枚) | ||
【24-111H】 | 《ルシオ》 | 3 |
【13-050R】 | 《ミド》 | 3 |
【24-045C】 | 《ジューム》 | 3 |
【22-052H】 | 《ヘレナ・リオニス》 | 3 |
【22-044R】 | 《シド [FFBE]》 | 2 |
【17-045R】 | 《ガーガス》 | 3 |
【24-091L】 | 《アルストリア》 | 3 |
【13-088H】 | 《エル》 | 3 |
【17-113L】 | 《グラセラ・ウェズエット》 | 3 |
【24-102C】 | 《ペレーネ》 | 3 |
【24-010C】 | 《セティア》 | 3 |
【24-034C】 | 《ベリス》 | 3 |
バックアップ(9枚) | ||
【21-115C】 | 《ラーサー》 | 3 |
【13-051R】 | 《モーグリ [FFBE]》 | 3 |
【11-049R】 | 《チェリンカ》 | 3 |
召喚獣(6枚) | ||
【9-114C】 | 《不浄王キュクレイン》 | 3 |
【18-096C】 | 《リヴァイアサン》 | 3 |
【LBデッキ】 | ||
フォワード(8枚) | ||
【22-123R】 | 《レオ》 | 2 |
【22-115R】 | 《サージェス》 | 2 |
【23-119R】 | 《ヴィンセント》 | 1 |
【23-120R】 | 《クジャ》 | 1 |
【23-129H】 | 《ルナフレーナ》 | 2 |
【24-111H】《ルシオ》は同時に2種類の【ジョブ(クリスタルの戦士)】をサーチするアビリティと、自分のターンのアタックフェイズの開始時に自身を強化しながらクリスタルを獲得するアビリティをあわせ持つ、強力なアドバンテージソースとなるフォワードです。
また【24-111H】《ルシオ》からサーチできる【ジョブ(クリスタルの戦士)】はその名のとおり、クリスタルを代替コストにすることでキャストできるフォワードで、【24-111H】《ルシオ》の効果を軸としたフォワードの大量展開が可能なデッキとなっています。
また【24-111H】《ルシオ》と相性がよいカードとして【17-113L】《グラセラ・ウェズエット》と【22-052H】《ヘレナ・リオニス》を採用しています。
【17-113L】《グラセラ・ウェズエット》が持つ【カテゴリ(FFBE)】のキャラクターのスペシャルアビリティの《S》コストをクリスタルで代用できるようになるフィールドアビリティは、毎ターンクリスタルを獲得でき、強力なスペシャルアビリティ「陽輝烈煌刃」を持つ【24-111H】《ルシオ》と非常に相性のよいものとなっています。
【22-052H】《ヘレナ・リオニス》はデッキからカードを除外し、除外したカードのコストを2軽減してキャストできるアクションアビリティを持っていますが、【ジョブ(クリスタルの戦士)】を除外した場合、そのカードをクリスタルのみでキャストできるようになるため、非常に効率のよいフォワード展開を可能にしてくれます。
必然的にデッキ内のカードが【カテゴリ(FFBE)】で染まっていくことになるため、「秘められた伝説」の水属性のレジェンドカードである【24-091L】《アルストリア》を5コスト軽減しキャストすることも容易になります。
また【カテゴリ(FFBE)】のカードではありませんが、自分のフォワードにブレイブと2回アタックできる効果を付与する【11-049R】《チェリンカ》も非常にデッキと相性のよいカードです。【24-091L】《アルストリア》との相性はもちろん、【13-088H】《エル》に効果を付与することでブロックされることなく2ダメージを与えられるため、多彩な攻め手でゲームを進められる強力なカードとなっています。
今回紹介しているデッキリストはコンセプトを重視してかなり【カテゴリ(FFBE)】に寄せ切った構築にしていますが、デッキに必要な【カテゴリ(FFBE)】のカードは十分に採用できているため、ぜひ自分好みのカスタマイズでデッキをアレンジしてみてください。
◆おわりに
「秘められた伝説」の最新カードを使用したデッキを2つ紹介してきました。
今回紹介したデッキは個人的なファーストインプレッションで使ってみたいと思っていたものなので、この記事を皆さんにご覧いただくころには実際にカードをそろえて遊んでいるはずです。ぜひ僕と実際に対戦して、デッキの出来を一緒に確認していただけるとうれしいです。
また、今回紹介したデッキ以外にも試してみたいアイディアがたくさんあるので、今後もさまざまなデッキの情報をこちらの記事でご紹介していければと思います。
さあ、いよいよ「秘められた伝説」環境がスタートです。
みなさんは伝説を解き明かす準備はできていますか?
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!