ラストチャンスをかけた激闘! 「バトスピチャンピオンシップ2024 バトル オブ リベンジャーズ」会場レポート&優勝者インタビュー


1月18日、京都パルスプラザにて『バトルスピリッツ』の大規模公式イベント「バトスピチャンピオンシップ2024 バトル オブ リベンジャーズ」が開催されました!

本イベントは、アジア最強のバトラーの座をかけた大会「バトスピチャンピオンシップ2024」における、日本決勝進出権利をかけた最後の大会を実施。
また、会場ではコラボ限定大会も同時開催されたほか、さまざまなサイドイベントも楽しめるイベントとなっていました。
本記事では会場の模様をお伝えするフォトレポートを、大会優勝者へのインタビューとあわせてお届けします!

 

◆コラボ限定大会&サイドイベントでバトルづくし!

会場ではメイン大会となる「バトルオブリベンジャーズ」と並行して、「ウルトラマン」コラボカード限定の大会「Battle Spirits -ウルトラマンカップ 2025-」京都会場が開催。同志のファンと交流するコラボ限定大会ならではの和やかな雰囲気もありつつ、貴重なCHAMPIONロゴ入りの優勝記念品プロモーションカードをかけた熱いバトルが約230名規模で繰り広げられていました。

▲「Battle Spirits -ウルトラマンカップ 2025-」京都会場優勝者のあっきー選手(写真左)、準優勝者のヨル選手(写真右)。いずれも「カイザーベリアル」デッキを使用したとのことで、カイザーベリアルのポーズでゲストと記念撮影!

また、サイドイベントとして当日参加が可能なウルトラマンコラボカード限定ガンスリンガーバトルや、『ウルトラマン カードゲーム』の体験会も実施されており、「ウルトラマン」ファンにとっても楽しみがいのあるイベントとなっていました。

当日参加が可能なサイドイベントはほかにも、イベント恒例の「ガンスリンガーバトル」を実施。こちらも大賑わいで、最終受付終了時まで常に対戦テーブルが埋まり続ける人気ぶりでした。

▲バンダイカードゲームのオンライン対戦が可能なメタバース空間「BANDAI CARD GAMES Metaverse Lobby」の体験会も実施。ガンスリンガーバトルと同じスタンプが勝敗に関係なくもらえるとのことで、こちらも終日盛況でした。

▲物販では本イベント初登場となる6色展開の「バトルスピリッツカードケース&ストレージセット 契約編:真」を中心に、バラエティ豊かなラインナップを販売。1月20日(月)発売の総合情報誌「バトルスピリッツ バトラーズガイド2025」も先行販売されていました。

 

さらに、ゲストとしてバトスピ公式アンバサダーの田中健大さん、二宮丈さん。ガーディアンの土岐頼知さん、碓氷剛史さん、掛川渚さんが参加。大会のコールや実況配信を担当したほか、ガーディアンはミニステージで来場者と対戦する「ガーディアンチャレンジ」にも登壇して会場を盛り上げました。

▲(写真左から)掛川渚さん、土岐頼知さん、田中健大さん、二宮丈さん、碓氷剛史さん。
▲碓氷剛史さんはガンスリンガーバトルにも参戦。バトル中に土岐頼知さんと掛川渚さんが現れ、超至近距離で観戦する一幕も。

▲ゲスト陣はミニステージで開かれた閉会式にも登壇。田中健大さんは最後まで観覧してくれた来場者を会場出口までお見送りしていました。

 

◆ラストチケットを手にした5名へ、インタビュー!

本戦イベントは5ブロックに分かれ、合計約800名のバトラーが参戦。スイスドロー8回戦の予選ラウンドを抜け、各ブロック上位8名が決勝トーナメントへ進出しました。

デッキ分布は昨年より頭角を現しトップデッキへ躍り出た「激覇」デッキを中心に、契約神、契約スピリットデッキが幅広く並んだ状況。誰が抜きん出るかわからない群雄割拠の様相となっていました

なお、決勝トーナメントの模様は『バトスピ』公式YouTubeチャンネルでもライブ実況を配信。アーカイブも配信されていますので、あわせてチェックしてみてください。

大激戦を制し、各ブロックの優勝に輝いたのは以下の5名!

Aブロック:よしはら選手「激覇」デッキ
Bブロック:ホームズ選手「ヘファイストス」デッキ
Cブロック:アスタリスク選手「幽契約」デッキ
Dブロック:激突王選手「激覇」デッキ
Eブロック:ルイ選手「ヘラ」デッキ

どの選手も日本決勝へ進出するのは今回が初とのことで、まさに「リベンジャーズ」にふさわしい結果となりました。
ここからは、優勝選手へのインタビューをお届けします!

▲(写真左から)よしはら選手、ホームズ選手、アスタリスク選手、激突王選手、ルイ選手。

―ブロック優勝した今の心境は?
Aブロック優勝 よしはら選手(以下「よ」):まずは素直に嬉しいですが、BORに出るまでにいろいろなデッキを悩んで、たくさんの人の力を借りながら手に入れた優勝なので、自分の嬉しさに負けないくらい、周りへの感謝の気持ちでいっぱいです。

Bブロック優勝 ホームズ選手(以下「ホ」):自分も仲間への感謝がいちばん最初に来ます。正直、まさか本当に優勝できるとは思っていなかったのですが、スイスドロー予選から対面にも恵まれて、負けなしでこれたのも自信に繋がりました。

Cブロック優勝 アスタリスク選手(以下「ア」):今回使用したデッキが「早めに動ければチャンスがあるな」くらいの、遊び半分で持ってきたデッキなので、まさか優勝できるとは……自分でもびっくりしています。

Dブロック優勝 激突王選手(以下「激」):自分は公式配信番組『バトスピ エクストリームゲーム タッグバトル』に出場したこともあり、同じく配信番組の『バトスピリーグ』への参加を意識してやっていきたいと思っていました。そのなかで、リーグの出場選手たちが争奪している日本決勝の権利を獲得できたことで、ようやくスタートラインに立てたなと。気を引き締めて日本決勝にも臨みたいです。

Eブロック優勝 ルイ選手(以下「ル」):子供の頃から『バトスピ』を遊び続けてきて、いつかは日本決勝に行きたいと思っていましたが、成人してようやく夢が叶いました。ここまで連れてきてくれたのは調整を最後まで付き合ってくれた友人のおかげでもあるので、まずは感謝を伝えたいですね。

―デッキの使用理由と調整ポイントは?

よ:自分は「激覇」デッキの、いわゆるループタイプを使用しました。使用理由としては単純に、現環境で一番強いだろうと判断したからですね。大会の前日に一緒に来た友人といくつかのデッキを調整するなかで、最終的のこのデッキにたどり着きました。調整ポイントとしては、よくある同タイプのリストでは《鉄騎皇イグドラシルLT》が2枚入っていることが多いのですが、自分は3枚入れています。大会は制限時間があることもあり、ループが遅延行為として判定される可能性があるレギュレーションではあったのですが、このカードを3枚にしたおかげでよりスムーズにバトルが進められたので、なんとか時間内に収められたかなと。

ホ:「ヘファイストス」デッキを使用しました。まずは本大会でいちばん多いであろう「激覇」デッキに、ある青のカードが刺さるということで、青のデッキを使おうというところが始まりです。ただ、そのカードは結局抜いたほうが強いんじゃないかという結論になったんですが……(笑)。あとは「ヘファイストス」デッキが苦手とするデッキタイプの母数が減るだろうと予測して、安定感を求めたところもありますね。デッキの調整は、防御札となる《ブリザードウォールLT》は切り捨てて、受けを自分のプレイングに任せる形にしました。代わりにドローソースを潤沢にして再現性を高めています。他の人だったら作れない、思いつかないだろうデッキにはなっていると思います!

ア:「幽契約」デッキは登場してから1年間くらい、ずっと自分が使い続けているデッキになります。大会で使用するデッキはいくつか候補があったのですが、やはり自分の手に一番馴染んでいるものを使いたいなと。あと「幽契約」デッキはかなりの速攻タイプなので、どんなデッキであろうと相手の防御を通したらそのまま勝てるだろうという見込みもありました。調整ポイントとしては《プチバット》の契約煌臨先となる《騎槍皇キャリバーレ・バット》というカードがあるのですが、コストが非常に重くて、手札に来ると邪魔になる局面も多いので1枚採用にしています。予選8回中、5回くらい手札に引き込んだので「本当に1枚にしたよな……?」と不安になりましたけどね(笑)。

激:自分はループ戦術を使わない、純粋な「激覇」デッキになります。使用理由はよしはら選手と同じで、ループ戦術を使わなくても環境でかなり強いデッキだと思ったからです。調整ポイントとしては、デッキ枚数が43枚になっているところですね。「激覇」デッキはドローソースが多いので、枚数にこだわらずいろいろな相手に対応できるカードをしっかり盛り込んでも機能する構成になっています。実は同じデッキで「バトスピチャンピオンシップ2024 Cycle2 エリア予選」に出場した友人が日本決勝進出権利を手に入れていて、今回はデッキの強さをあらためて証明する形になりましたね。

ル:僕も環境の強さを見据えて「激覇」デッキを選ぶつもりだったんですが、実際に使ってみるとあまり手になじまなかったんです。引きたいときにうまくカードが引けないというか……。そこで、使い慣れていて適度にフィーリングが合う「ヘラ」デッキを選択しました。「ヘラ」デッキは1回のバトルで見えるカードの数が尋常ではないので、1枚採用のカードを多めにして、状況にあわせてトラッシュに落ちたカードで臨機応変に対応するようにしたのがおもな調整ポイントになりますね。

―大会のなかで印象に残ったバトルは?

よ:決勝トーナメントの1回戦の「ヘラ」デッキとのバトルです。このデッキはループで勝つことが基本戦術なのですが、先に話した通りレギュレーションとの兼ね合いもあるため、小型スピリットによるビートも想定していました。決勝1回戦ではまさにビートが求められる状況になり、焦らず柔軟に対応して勝利できました。ここで「今日は勝てるかもしれない」と勢いがつけられたので印象に残っていますね。

ホ:決勝トーナメント2回戦が印象に残っています。よくある「ヘファイストス」デッキは《蒼造炉神ヴァルカン・ゴレム》を使って一撃でフィニッシュを狙う動きに目が行きがちなんですけど、今回使ったデッキは《ヴァルカン・ゴレム》が動けるまでに耐える受けがないので、相手の手札や盤面の隙をみながらとっとと5点作って殴っていかないといけないんです。決勝2回戦では対戦相手の「ハデス」デッキに対して、《青き異神》2枚と《フォッシル・ゴレム》を絡めて先攻2ターンでブレイヴ1枚もなしに5点まで削りきれたんです。自分のデッキらしい勝ち方がきれいに達成できたのでよかったです。

ア:それはもう、YouTubeの配信アーカイブを観てください(笑)。決勝戦でフィーチャーマッチに選ばれてバトルをしたんですが、《プチバット》のバトル終了時のドロー効果を使うか非常に悩んだんです。相手はバーストがセットしてあって、でもライフを1点削ってもめくられなかったので《選ばれし探索者アレックス》ではない。となると、ドローをトリガーにめくれてしまうバーストを警戒するべきと判断して、手札が0枚でも構わずにドローをせずアタックを続けました。このときどこまで相手ライフを削るかも考えていて、2ターン目のリーサルを考えたとき、バーストが《選ばれし探索者アレックス》に張り替えられたり《激覇ウォール》を使われるとアタックが止まってしまうので、そうされてもリーサルが取れるように、コアを与えるリスクをとっても1点まで削りきってしまう選択肢をとりました。そういう葛藤を踏まえてアーカイブを観ていただければさらに楽しめると思います!

激:予選スイスドローラウンドの第1回戦、今日初めてのバトルが印象に残っています。相手の「造契約」デッキに残りライフ1点まで追い詰められてしまったんですけど、そこから《超神星龍ジークヴルム・ノヴァXV》でライフを全回復して、そのまま《創世の槍&創世の盾》を【合体】して一撃で勝利できたんです。ギリギリまで追い詰められたところからのダイナミックな逆転というところで、激突王の何に恥じない勝ち方が初戦からできて、続くバトルにも勢いがつきました。

ル:実は僕はバトルではなくて……。今回の大会は各ブロックの上位8名が決勝トーナメントに上がれたんですが、僕は予選終了時に10位だったんです。惜しいところで勝ち上がれず落胆していたんですが、ブロック内で繰り上げが発生して決勝トーナメントに進出できることになりました。そこで「もしかすると、今日は神様が自分に日本決勝進出権を与えようとしているのかもしれない。それならもう何をしたって勝てる!」と気持ちが切り替わりまして、決勝トーナメントのバトルで選択肢が生まれたときも直感を信じて迷わず突き進みました。思考がクリアになったことも幸いしたのか、見事に全部正解を引き当てて優勝までたどりつけました。なので、繰り上がりが発生した瞬間が一番のハイライトです!(笑)

―日本決勝進出の意気込みをひとこと!

よ:これから日本決勝へ向けて、さらにハードな調整をしなければなりませんが、めげずにどんどん練習を頑張って、絶対日本一、アジア一に輝きたいと思います。応援よろしくお願いします!

ホ:自分はあまりショップバトルも含めて大会に出た経験がなく、今回優勝はできましたがまだ自信はありません。練習環境も万全な状態ではないんですが、それでも仲間に支えられて優勝まで導いてもらえましたので、引き続き助言をもらいながらやれることは最後までやりきって日本一をめざせればと思います。

ア:今日は楽しむために参加して、最後まで楽しんで優勝することができました。日本決勝ももちろん勝つための調整は欠かしませんが、楽しむ気持ちを忘れずにプレイしていきたいです!

激:インタビューの最初にも話した通り、自分はこれがスタートラインだと思っています。これから『バトスピリーグ』の出場選手のようなさらなる強豪とバトルするうえで、あらためてどうすれば勝てるのかを自分の中で考え直し、今よりさらに強いバトラーとなって日本決勝に臨みます!

ル:日本決勝に出場する夢は今回で叶ってしまったので、新しい目標は日本一になることに切り替わりました。目標に向かって日々練習を重ねて、日本決勝ではみなさんに「完璧なバトルスピリッツ」をお見せできればと思いますので期待していてください!

 

本大会の優勝者を含め、日本決勝に進出したバトラーは、2月15日(土)に開催される「バトスピチャンピオンシップ2024 日本決勝」にて日本No.1バトラーを決める大一番へ挑みます。さらに、日本決勝の上位16名は3月15日(土)・16日(日)に幕張メッセで開催されるバンダイカードゲームの総合イベント「BANDAI CARD GAMES Fest 24-25 in Japan(FINAL)」にて実施されるASIA FINALにも進出します!
どのバトラーが『バトスピ』最強の名を轟かせるのか、今後の大会にも注目していきましょう!

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