【FFTCG】いよいよ日本選手権本選!有力スタンダードデッキとその組み合わせ方を一挙紹介!

『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今週は、いよいよ明日開催される「日本選手権2023」に向けて、スタンダードデッキを総ざらいします。

◆はじめに
みなさん、こんにちは!
『FFTCG』公式記事ライターのたるほです。

明日10月28日(土)、29日(日)はついに最後の「World Championships 2023」出場権をかけた「日本選手権 2023」本戦が開催されます。4月2日の千葉大会から始まり、9月30日の東京大会まで全27大会、実に半年の長きに渡る予選を勝ち抜いた実力者が集うイベントです。

予選が行われる初日、決勝ラウンドの2日目、いずれも配信されますので、出場選手以外の方はぜひ観戦を楽しんでいただければと思います。

今回はそんな「日本選手権 2023」本戦に向け、出場選手の1人でもある僕が今大会に持ち込むため使用を検討してきた候補デッキを紹介していこうと思います。
いずれも仮想敵となりうるデッキと思いますので最後のスパーリングを行なう方や、観戦で楽しむ方も参考にぜひご覧ください。

それでは、さっそく始めていきましょう!


◆「日本選手権 2023」本戦のルールをおさらい!
デッキの紹介を始める前に「日本選手権 2023」本戦のルールをおさらいしておきましょう。

今大会で用いられるフォーマットは、スタンダードのデッキを2つ用意して戦う「2デッキスタンダード」です。
基本的な構築ルールはスタンダードに準拠しますが、同じカードNoのカードはいずれか一方のデッキにしか入れることができません

予選ラウンドはスイスドロー8回戦、1本先取制の制限時間30分で行われ、デッキAを1~4回戦で、デッキBを5~8回戦で使用します。
最終戦終了時点の上位12名が決勝ラウンドに進出し、このうち上位4名のプレイヤーは決勝ラウンドの1回戦が不戦勝になります。

決勝ラウンドはシングルエリミネーション4回戦、2本先取制の対戦時間各ゲーム30分で行われます。対戦前には相手のデッキを確認する時間が設けられており、各回戦の1ゲーム目の先攻/後攻の選択権は予選ラウンドの順位が上位だったプレイヤーが獲得し、2・3ゲーム目の選択権は直前のゲームで負けたプレイヤーが獲得します。各ゲームに使用するデッキはプレイヤーが決定できますが、勝利したデッキはそのマッチでは使用できなくなります

「日本選手権 2023」本戦では、以上の点を踏まえて使用するデッキを決定する必要があります。デッキ選択の大きな課題となるのが、「同じカードNoのカードはいずれか一方のデッキにしか入れることができない」というルールです。
通常、汎用性が高いカードやサーチ能力を持つカード、メタゲームで有用なカードは、同じ属性のデッキではデッキタイプを超えて採用率が高くなります。しかし同ナンバーのカードの重複採用が許されない2デッキ制のトーナメントでは、2つのデッキで属性を重複させることは本来それらの属性が有しているパワーカードの採用を見送らざるをえなくなるため、いかにデッキそのもののポテンシャルが高くても、そのポテンシャルを100%発揮することが難しくなってしまいます。

特にコントロール系のデッキは重要度の高い【12-002H】《アマテラス》や【9-068H】《ドラゴン》といったカウンター要素となるカードの採用を片方では見送らなければならず、また【19-128L】《ウォーリアオブライト》のように多属性の強力なフィニッシャーは相棒となるデッキのパワーカードを奪ってしまう恐れがあり、2デッキ制のフォーマットと相性がよくありません。

この課題の解決策としてもっとも単純な選択肢が、2つのデッキで使用する属性を重複させないこととなります。使用できる属性が限られるなかでは相手に対する対応力を上げるデッキより、こちらからゲームのイニシアチブを握れるアグロやミッドレンジ系のデッキが組みやすくなるため、デッキのポテンシャルを十分に引き出すという意味では、2デッキスタンダードというルールはアグロやミッドレンジ系のデッキに有利な大会形式と言えるでしょう。

しかし、決勝トーナメントではこの前提が大きく崩れます。
今回の「日本選手権 2023」本戦のような、お互いのデッキが開示されるルールのトーナメントは、初手の行動が予想されやすく、相手を知ったうえでの積極的な引き直しもできるため、序盤から攻勢に出てゲームの主導権を握りたいアグロやミッドレンジ系にとって向かい風で、反対にコントロール系のデッキに有利な大会形式となっていると考えられます。予選ラウンドと決勝ラウンドで求められるデッキの傾向が異なるため、個人的にはどちらのラウンドに主眼を置いてデッキ選択を行うかが重要と考えています。

プレイヤーの判断力が問われるという意味でも非常に難しいフォーマットですが、基本的な考え方としては、

・予選ラウンドの勝率を高め決勝ラウンドに進出するためにアグロやミッドレンジを使う
・決勝ラウンドを見据えてコントロールで戦い抜く

このどちらかの方針を取るのが2デッキスタンダードにおけるデッキ選択のセオリーになると思います。


◆「日本選手権 2023」本戦の使用候補たち
それではここからは、今回使用候補として考えてきたデッキを紹介していこうと思います。
現時点で僕が使用候補として考えているのは以下のデッキです。

使用候補①:「氷雷」

カード番号 カード名 枚数
フォワード(32枚)
【18-019R】 《ヴァイス》 3
【20-040L】 《ルーファウス》 3
【19-019R】 《ヴィンセント》 3
【21-129S】 《ティナ》 1
【13-028L】 《ファイサリス》 3
【16-030L】 《シャントット》 3
【17-091L】 《エクスデス》 3
【20-087R】 《アンジール》 1
【21-036H】 《ヤ・シュトラ》 2
【14-122L】 《アルシド》 3
【18-116L】 《セフィロス》 3
【18-117H】 《ライトニング》 3
【11-127L】 《クラウド》 1
バックアップ(15枚)
【18-028C】 《ネロ》 3
【11-133S】 《ケットシー》 1
【16-041C】 《ユウナレスカ》 3
【20-028R】 《シスネ》 1
【15-136S】 《プレジデント神羅》 2
【4-120R】 《レストリクター》 3
【9-098C】 《リーブ》 2
召喚獣(2枚)
【4-116C】 《ラムウ》 2
モンスター(1枚)
【16-038H】 《ビブロス》 1

得意な相手が多く、苦手な相手が少ないという点でトーナメントシーンでも非常に人気のあるデッキ。
さまざまなアーキタイプのデッキと対面する可能性が増える2デッキスタンダードのトーナメントにはこの性質が非常に合っており、今大会でも検討するプレイヤーは多いと予想されます。「英雄の夜明け」では【20-040L】《ルーファウス》という新戦力も獲得しており、苦手な相手に対しても手札破壊から逆転を狙いやすくなったこともあり、個人的にもぜひ使用したい候補の筆頭です。
相棒となるデッキの選択肢も豊富で、なかでも強力なデッキタイプである【19-128L】《ウォーリアオブライト》と属性が被らないため、デッキA・デッキBとも高いクオリティを維持できる組み合わせであることも高評価。

 

使用候補②:「WoL【IV】」

カード番号 カード名 枚数
フォワード(21枚)
【19-128L】 《ウォーリアオブライト》 3
【19-108L】 《ジタン》 3
【19-119L】 《ウネ》 1
【15-083L】 《リディア》 2
【15-119L】 《ポロム》 1
【17-138S】 《ローザ》 2
【18-054L】 《ガラフ》 1
【20-075L】 《セシル》 3
【16-051L】 《セシル》 3
【16-119H】 《フースーヤ》 2
バックアップ(16枚)
【13-093H】 《サラ》 3
【10-121C】 《モーグリ-4組-》 2
【20-074C】 《採掘師》 3
【7-069C】 《コルカ》 1
【11-072R】 《デシ》 3
【17-049C】 《シド・ポレンディーナ》 3
【11-128H】 《セーラ姫》 1
召喚獣(13枚)
【9-114C】 《不浄王キュクレイン》 2
【14-113R】 《リヴァイアサン》 3
【10-068C】 《クーシー》 2
【9-0687H】 《ドラゴン》 3
【12-002H】 《アマテラス》 3

「JAPAN CUP 2023」にてハリガイさんが使用し、「世界選手権 2023」への切符を手にしたデッキ。
【20-075L】《セシル》から【16-051L】《セシル》へジョブチェンジするギミックが非常に強力で、コストの踏み倒し、除去耐性の付与、コンバットトリックの豊富さなどの要素による高い対応力を誇ります。
【カテゴリ(Ⅳ)】のキャラクターを豊富に採用しており、【16-051L】《セシル》で踏み倒しつつキャラクターをアクティブにできることで、【19-128L】《ウォーリアオブライト》が苦手とする氷属性のダル凍結にも対抗できる点も相性がよいです。
4つの属性を必要とするため相棒となるデッキは限られますが、「英雄の夜明け」現在の環境では「氷雷」「雷単【カオスアーク】」「火氷水【VI】」など主要パーツが重複しない候補も多く、十分なポテンシャルを維持しつつ大会に持ち込むことが可能です。

 

 

使用候補③:「水単」

カード番号 カード名 枚数
フォワード(21枚)
【14-102L】 《海神リヴァイアサン》 2
【18-086H】 《アーシェ》 3
【16-116L】 《ティーダ》 2
【16-124H】 《ライトニング》 2
【17-113L】 《グラセラ・ウェズエット》 3
【18-100L】 《レナ》 2
【20-106R】 《アルフィノ》 1
【15-124H】 《リルム》 2
【20-114L】 《魔神》 1
【20-127L】 《神竜》 3
バックアップ(13枚)
【13-093H】 《サラ》 3
【18-102C】 《ワッカ》 1
【20-123C】 《レポリット》 1
【17-116C】 《ゴードン》 1
【20-119C】 《予言士》 2
【20-124C】 《錬金術師》 3
【18-094C】 《風水士》 1
【11-128H】 《セーラ姫》 1
召喚獣(9枚)
【9-114C】 《不浄王キュクレイン》 3
【15-106C】 《アトモス》 3
【14-113R】 《リヴァイアサン》 3
モンスター(7枚)
【15-118C】 《ブルードラゴン》 3
【19-097C】 《トンベリ》 1
【16-117H】 《トロス》 1
【11-114R】 《サハギンチーフ》 2

現在の除去コントロールの代表格とも言えるデッキ。
【18-086H】《アーシェ》や【20-124C】《錬金術師》のような専用のバリューカードの存在や、【16-129L】《カオス》+【19-105H】《アーク》デッキや「氷雷」などの主要なデッキに対して優位に戦える点に加え、2デッキスタンダードというフォーマットにおいては相方となるデッキのパーツ選択を圧迫しにくいという点もメリットになります。

デッキのパターンも主流となる【20-127L】《神竜》を軸とした構築だけでなく、【16-129L】《カオス》+【19-105H】《アーク》を採用した構築パターンも存在しバリエーションは豊富ですが、反面2デッキスタンダードは通常以上にさまざまなデッキと対峙する可能性のあるトーナメントなので対応しなければならないデッキの幅が広く、メタゲームに合わせゲームレンジを絞った構築を狙うことが難しいという課題もあります。

 

使用候補④: 「水雷【暁の血盟】」

カード番号 カード名 枚数
フォワード(30枚)
【18-126L】 《ライトニング》 3
【16-100L】 《ヤ・シュトラ》 3
【19-124L】 《ヤ・シュトラ》 2
【20-086H】 《アリゼー》 3
【20-090H】 《グ・ラハ・ティア》 3
【20-107h】 《ウリエンジェ》 3
【18-137S】 《アラネア》 1
【20-088L】 《エスティニアン》 2
【12-004R】 《アルフィノ》 2
【20-106R】 《アルフィノ》 1
【17-102L】 《謎の男》 3
【1-127H】 《カイン》 1
【12-124L】 《サンクレッド》 3
バックアップ(14枚)
【13-093H】 《サラ》 3
【20-123C】 《レポリット》 3
【1-174R】 《ヤーグ・ロッシュ》 1
【5-120C】 《ルイゾワ》 2
【20-105C】 《リーブ》 2
【10-086C】 《アルド》 2
【11-128H】 《セーラ姫》 1
召喚獣(6枚)
【9-114C】 《不浄王キュクレイン》 3
【4-116C】 《ラムウ》 3

「英雄の夜明け」の登場で、一躍メタゲームに食い込んできたデッキ。
【ジョブ(暁の血盟)】のパッケージが優秀で、強力な除去カードである【16-100L】《ヤ・シュトラ》、汎用的なサーチカードである【12-004R】《アルフィノ》を【20-086H】《アリゼー》や【20-090H】《グ・ラハ・ティア》からフィールドに送り込み、状況に応じて柔軟に戦うことができます。

アグロ寄りの速度を持つデッキながら継戦能力が高く、ヘイストを持つフォワードも豊富なため「水単」のような除去コントロールデッキに対しても後れを取ることなく戦えます。デッキのポテンシャルは高いものの、競争率が高い水属性を使用している都合上、相方となるデッキに制約が多いのがネックと言えるかもしれません。


使用候補⑤:「火氷水【VI】」

カード番号 カード名 枚数
フォワード(35枚)
【15-042R】 《ロック》 3
【20-042L】 《ロック》 3
【15-036H】 《セリス》 3
【21-129S】 《ティナ》 2
【17-002L】 《エドガー》 3
【17-017H】 《マッシュ》 3
【19-010H】 《マッシュ》 3
【20-008H】 《ケフカ》 1
【20-007L】 《鬼神》 3
【19-089H】 《ガウ》 2
【15-124H】 《リルム》 2
【19-093H】 《ストラゴス》 3
【20-114L】 《魔神》 1
【19-125H】 《モグ(VI)》 3
バックアップ(15枚)
【9-008C】 《カイエン》 3
【9-012C】 《シャドウ》 3
【11-002H】 《インターセプター》 3
【20-030R】 《セッツァー》 3
【4-026H】 《ガストラ帝国のシド》 3

【15-042R】《ロック》を筆頭に【カテゴリ(VI)】に絞ったカードで戦う、作品単フォーマットさながらのテーマに寄せ切ったデッキ。
フェアデッキどうしの勝負においては無類の強さを発揮するうえ、【20-030R】《セッツァー》の登場により、対コントロールでも戦っていけるポテンシャルを手にしています。

展開次第では少々の有利不利をひっくり返して勝つことができますが、多くのデッキに採用される可能性がある【20-127L】《神竜》の「タイダルウェイブ」が弱点。また、デッキを知られている状態では【15-042R】《ロック》を除去できるカードを基準に引き直すことも可能なため、決勝ラウンドのルールとはやや相性が悪く感じられるのが選択を悩ませます。

「水雷」同様、カテゴリを重視するデッキタイプであるため、ほかのデッキとパーツを取り合うことが少ない点を評価し、「氷雷」とのセットで使用を検討しているデッキです。


使用候補⑥:「雷単カオスアーク」

カード番号 カード名 枚数
フォワード(23枚)
【17-098R】 《シスネ》 1
【16-100L】 《ヤ・シュトラ》 3
【20-086H】 《アリゼー》 3
【20-090H】 《グ・ラハ・ティア》 3
【16-090R】 《シーモア》 2
【17-096H】 《黒衣の男》 3
【18-137S】 《アラネア》 2
【5-068L】 《ヤ・シュトラ》 1
【12-004R】 《アルフィノ》 2
【16-129L】 《カオス》 3
バックアップ(15枚)
【6-086H】 《アレシア・アルラシア》 2
【15-136S】 《プレジデント神羅》 2
【8-110R】 《レノ》 1
【8-208R】 《ルード》 1
【20-095C】 《裁縫師》 3
【5-120C】 《ルイゾワ》 2
【19-084R】 《リチャード》 1
【20-105C】 《リーブ》 1
【10-086C】 《アルド》 1
【10-138S】 《ラムザ》 1
召喚獣(12枚)
【4-116C】 《ラムウ》 3
【13-072H】 《オーディン》 3
【8-094C】 《オーディン》 3
【19-105H】 《アーク》 3

「水雷【暁の血盟】」と同様、「英雄の夜明け」での【ジョブ(暁の血盟)】の拡充によって大きく強化を受けたデッキ。
【17-096H】《黒衣の男》で召喚獣をサポートする戦い方も強く、【12-004R】《アルフィノ》により【20-127L】《神竜》を採用せずとも十分なサーチができるため【16-129L】《カオス》+【19-105H】《アーク》のコンボを採用した構築が主流。「水単」と同様に単属性デッキならではの強みがあることはもちろん、「氷雷」や「水雷」などと重複するデッキパーツが少ないので2デッキとも雷属性を使うという戦略も取れるため、相方の自由度が高い点も優秀。

◆デッキの組み合わせ方のパターンは?
それではここからは、候補デッキのなかからデッキA・デッキBの組み合わせについて掘り下げていきたいと思います。

パターン①:「氷雷」+「WoL【IV】
今大会の使用候補の組み合わせで本命の一つと考えているのが「氷雷」と「WoL【IV】」の組み合わせです。
なによりの魅力はそのカードプールの広さ。全6属性にまたぎ、すべてのカードを重複なく使用できるため、2デッキ制スタンダードで課題である使用カードが重複しデッキのポテンシャルを妥協しなければならないという点を見事にクリアしています。

2デッキともミッドレンジ帯に属するデッキであり、仮想敵を幅広く対応できる点が強みです。
また、先ほどのメタゲームの考察で決勝ラウンドではコントロール系のデッキが多いと予想しましたが、その想定に基づき手札へ干渉したいと考えております、もともと手札破壊に優れた「氷雷」の相棒には【19-108L】《ジタン》を採用したいという思惑がありました。

尖った作戦こそありませんが、安定した選択肢であり、組み合わせで参加するプレイヤーも少なくないと睨んでいます。

パターン②:「氷雷」+「火雷【XIII】」
「氷雷」を片軸に据えたデッキ選択としてもう一つ考えていたのが「火雷【XIII】」との組み合わせ。
アグレッシブな戦略のデッキを2つ組み合わせることで、試合のペースを掴み主導権を握りたいという方はこのパターンがオススメ。
「氷雷」の手札破壊と「火雷【XIII】」の対コントロール性能が高さ+【19-108L】《ジタン》を採用で、決勝ラウンドで多くなるであろう対コントロールを徹底的に意識したデッキ選択。
一見すると雷属性が重複していますが、「火雷【XIII】」のフォワードのラインナップは【カテゴリ(XIII)】が中心であり、バックアップをほとんど採用しないため幸い使用するカードを食い合わずデッキのポテンシャルを損なわない組み合わせです。

パターン③:「氷雷」+「水雷【暁の血盟】」
「氷雷」の相方の仮想敵の焦点を、対コントロールから対ミッドレンジに切り替えフォワード主体のデッキに強く出る形。
特定のデッキタイプにメタを張るのではなく、対応できるデッキの範囲を幅広さを重視しています。

デッキ選択による作戦勝ちしようという思惑ではなく、それぞれの単体性能を評価した選択のためやや難がある選択肢。
「氷雷」+「火雷【XIII】」同様に雷属性が重複するが、こちらも共通パーツに大きな被りはない。ただしどちらもモンスターに触れるカードの採用がほとんどないため同時選択の際は【4-116C】《ラムウ》を違いのデッキで要検討する必要があるでしょう。

パターン④:「氷雷」+「火氷水【Ⅵ】」
氷属性側で属性を重複させるパターン。
氷属性を2つ使うことでダル凍結により相手のリソースを奪うプランを2デッキで取ることができるようになることがメリット。
どちらのデッキも目立った苦手デッキがなく、自分のペースに展開を持ち込めるデッキなので、有利不利を乗り越えて戦える可能性が高いと言えます。
ただし「火氷水【Ⅵ】」は序盤の立ち上がりを捌かれると展開を足踏みしてしまうデッキなので、決勝ラウンドでの相手の立ち回りにリスクがつきやすい点が大きな弱点。

パターン⑤: 「WoL【IV】+「雷単【カオスアーク】」
基本的な考え方はパターン①同様に手札に干渉できるデッキと【19-108L】《ジタン》を採用しているデッキの組み合わせ。
「WoL【IV】」の【16-051L】《セシル》 ・【17-138S】《ローザ》や、「雷単【カオスアーク】」の単属性デッキの強みを活かし、対氷属性への耐性を強く意識できる。個人的に推していることもあるが、大会中最も対面する属性は氷属性ではないかと睨んでいるため、手厚く対策したい場合はこの組み合わせも有力な候補となるでしょう。

パターン⑦:「水単」+「雷単【カオスアーク】」
先述の氷属性への意識に加え、一定数使用者がいると見込んでいる【16-129L】《カオス》+【19-105H】《アーク》の対面を強く意識した単属性デッキ×2の組み合わせ。
両者とも除去を主体としたデッキなので、上記の仮想敵以外にもフォワードメインのデッキに対して強く立ち回ることができることもメリット。

反面デメリットとしてどちらもプレイの比重が重く、長丁場を戦い切る胆力が求められるため、集中力が長続きしないと言う点で自ら使用することにはやや抵抗があります。メンタルの強いプレイヤーにはお勧めできる組み合わせですね。

と、上記の7パターンが今回の候補デッキで使用を検討している組み合わせです。
大きな軸として手札破壊を軸としたデッキ+リソースを奪う手段を持つデッキの2デッキを軸として考えていたのですが、デッキを考えるなかでいくつか派生のアイデアが生まれてきた形になります。

実際に当日これを使うかは限界まで調整して決めるつもりですが、一つの考え方の参考になれば幸いです。


◆おわりに
今回は「日本選手権 2023」本戦に向けたルールの確認と、僕の使用候補デッキを紹介しました。
もちろん今回紹介したデッキ以外にも、候補となるデッキは数多く存在します。
どんなデッキが優勝するか、「英雄の夜明け」環境のクライマックスとなる戦いを最大限楽しんでいきたいですね。

決戦はもう明日に迫っています。僕自身も全力で挑みたいと思います。
来週、こちらの記事でよい結果をお伝えしたいと思いますのでお楽しみに!

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!