【FFTCG】『DISSIDIA FINAL FANTASY コレクションセット 2023』の登場で評価が変わったカードを一挙紹介!

『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今週は『DISSIDIA FINAL FANTASY コレクションセット 2023』の登場によって再評価されそうなカードを紹介します。

◆はじめに
皆さん、こんにちは!
FFTCG』公式記事ライターのたるほです。  

皆さんは106日(金)に発売されたDISSIDIA FINAL FANTASY コレクションセット 2023はもう手に入れましたか?
このセットは「DISSIDIA FINAL FANTASY4周年記念イラストの《ヤ・シュトラ》をデザインしたストレージボックスに、50枚の構築済みデッキ1つとカスタマイズ用カード48枚からなるカスタマイズデッキにクリスタルカード2枚、さらに「DISSIDIA FINAL FANTASY4周年記念イラストのフルアートカード18枚を加えた合計118枚のカードとルールシートが収録された豪華なアイテムです。

コレクション性が高いだけでなく、トーナメントシーンで活躍するカードも数多く収録されており、『FFTCG』を始めるのにピッタリの実用的なセットとなっています。
今回はそんな「DISSIDIA FINAL FANTASY コレクションセット 2023」で新たに登場したカードと、それらによって再び脚光を浴びそうなカードを考察していこうと思います。
新たなカードたちの実力は「JAPAN CUP 2023」を経てさらに煮詰まった「英雄の夜明け」環境に一石を投じるものなのか? その真価を確かめていこうと思います。

それでは、さっそく始めていきましょう!

 

◆「DISSIDIA FINAL FANTASY コレクションセット 2023」の与えた影響を3つの軸で考える
それでは、改めて「DISSIDIA FINAL FANTASY コレクションセット 2023」の新カードについて見ていきましょう。新たに登場したカードはこちらの10枚です。

火属性

氷属性

  

風属性

光属性

また、1117日(金)に発売されるブースターパック『運命を超えて』から【21-036H】《ヤ・シュトラ》が先行して収録されています。

 今回はこれらの新カードとシナジーを持つカードを

1.【カテゴリ(DFF)】シナジーによる強化
2.クリスタルギミックの再評価
3.【ジョブ】【カテゴリ】による強化

という3つの軸から探していこうと思います。

1.【カテゴリ(DFF)】シナジーによる強化
DISSIDIA FINAL FANTASY コレクションセット 2023」の新カードの大きな特徴として【カテゴリ(DFF)】を参照した効果を持っていることが挙げられます。
当たり前といえば当たり前のことではありますが、最初のブースターパックである「Opus I」から存在するカテゴリでありながら、これまでカテゴリを参照した専用のギミックがなかった【カテゴリ(DFF)】にとってこれは革命的な変化と言えます。

「ディシディア ファイナルファンタジー」は歴代「FF」シリーズのキャラクターが作品の垣根を越えて参加しているタイトルであり、FFTCG』には数多くの【カテゴリ(DFF)】を持つカード登場しており、今回「DISSIDIA FINAL FANTASY コレクションセット 2023」で【カテゴリ(DFF)】を参照するカードが登場したことで、これまでに登場した【カテゴリ(DFF)】のカードが軒並み強化されたと言っても過言ではありません。

そんな新カードのなかでも特に大きな影響を与えたのが、【21-134S】《バッツ》です。

 「バッツがフィールドに出たとき、光か闇属性以外の【カテゴリ(DFF)】のキャラクターカード1枚をサーチし、手札に加えてもよい。《クリスタル》を得る。」というオートアビリティを持ち、光属性という性質からデッキの属性を問わず多くのデッキに採用可能な21-134S】《バッツ》の登場により、【カテゴリ(DFF)】を持つキャラクターはデッキタイプを問わず安定したサーチ元を手にしました。

これにより性能の近しいギミックに株を奪われていたカードが今後メジャーなものになる可能性や、安定性を欠くため採用を見送られていたギミックが実用に耐えうる強度のカードとなった可能性が出てきました。この恩恵を大きく受けるだろうと考えているカードの1枚が【9-054C】《パンネロ》です。

 フィールドに出たとき【ジョブ(空賊)】をサーチする能力を持つ【9-054C】《パンネロ》ですが、このアビリティはバックアップもサーチ対象なので【21-134S】《バッツ》1枚からバックアップ2枚を展開できる安定したスタートプランが保証されますサーチ先となるバックアップも【16-001R】《ヴァン》、【15-056R】《フィロ》、【9-055C】《フラン》と選択肢が多く、これまでも注目される機会は少なくなかった【9-054C】《パンネロ》ですが、同じコスト・同じ属性に同様にバックアップをサーチできる【8-058R】《ノルシュターレン》がいたこと、また【空賊】デッキではフォワードの【15-115H】《パンネロ》を使いたいという事情もあり、これまではあまり採用されてこなかったカードです。

 
しかしライバルの【8-058R】《ノルシュターレン》は、まだ自分自身をサーチする手段がなく(自身のアビリティでサーチすることはできますが)、それに対して【9-054C】《パンネロ》は【21-134S】《バッツ》からサーチができるという新たなバリューが生まれました。

火属性の【16-001R】《ヴァン》をサーチできることで「DISSIDIA FINAL FANTASY コレクションセット 2023」でも収録されているサンプルデッキのパターンのひとつである「火風」のバックアップを供給できるため、【21-134S】《バッツ》9-054C】《パンネロ》16-001R】《ヴァン》の動きを軸にしつつ【21-127S】《フリオニール》や【21-131S】《ウォーリアオブライト》からさらなるクリスタルを獲得し、【21-125S】《オニオンナイト》のアビリティで【19-108L】《ジタン》につなげるという【カテゴリ(DFF)】のシナジーを活かした攻撃的なデッキはシンプルながら強力そうです。

続いて紹介するのは、同じくバックアップをサーチできる【13-070C】《うつろいの魔人》です。

 13-070C】《うつろいの魔人》と、そこからサーチした【13-054C】《いにしえの淑女》でコスト軽減できる【17-091L】《エクスデス》をフィニッシャーにすえるのは「土雷」の代表的な戦術のひとつです。また【21-134S】《バッツ》で獲得したクリスタルは「土雷」の【黒魔道士】デッキで採用されていた【15-084L】《ロベルアクベル》のコストとして無駄なく使うことができます。【ジョブ(イミテーション)】も増えてきているので「土雷」をベースにした【カテゴリ(DFF)】やクリスタルを活用するデッキも考えられそうです。

 次に【21-134S】《バッツ》の登場で安定性を手にしたギミックとして個人的に注目しているのが【13-031R】《ラグナ》と【13-024R】《スコール》です。

 Opus XIII」で一緒に登場したパッケージですが、【13-031R】《ラグナ》のアビリティは【カード名(スコール)】を参照するものでありながら、これまで【13-024R】《スコール》をサーチする手段が【6-040H】《ラグナ》しかなかったため、【13-024R】《スコール》を安定して出すために【6-040H】《ラグナ》を採用すると本命の【13-031R】《ラグナ》を出しにくくなるというジレンマを抱えていました。しかし【21-134S】《バッツ》により新たな【13-024R】《スコール》のサーチ手段を獲得したことで、このジレンマを抱えずにデッキ構築が可能になりました。

また13-024R】《スコール》だけでなく【13-031R】《ラグナ》も【カテゴリ(DFF)】のキャラクターなので、【13-024R】《スコール》を引けているときは【21-134S】《バッツ》で【13-031R】《ラグナ》をサーチしてそろえられるため、コンボの安定感が大きく高まったと言えそうです。

【カテゴリ(VIII)】と【カテゴリ(DFF)】を合わせもつカードは【13-032H】《リノア》、【13-018C】《キスティス》、【7-133S】《アルティミシア》と種類も多く、フィールドに【カテゴリ(DFF)】を展開しやすいことで【21-129S】《ティナ》や【21-130S】《ノクティス》をさらに活かしやすくなると考えると、これら2つのカテゴリを軸とした「氷単」などにはかなり可能性を感じます

 さて、ここまで【21-134S】《バッツ》の登場でバリューが高まったカードについて触れてきましたが、「DISSIDIA FINAL FANTASY コレクションセット 2023」には先述の【21-129S】《ティナ》や【21-130S】《ノクティス》のようにフィールドの【カテゴリ(DFF)】の枚数を参照するという形でシナジーを形成するカードも存在します。

もちろんこれらを【21-134S】《バッツ》でサーチするのはお手本のような使い方ですが、【カテゴリ(DFF)】にはもう1枚、非常に汎用的なサーチ能力を持ったカードが存在します。それが【20-127L】《神竜》です。

 「英雄の夜明け」で登場したばかりの【20-127L】《神竜》を再評価するというのは少々気の早い話ではありますが、サーチ先が【カテゴリ(DFF)】に限定される【21-134S】《バッツ》はデッキコンセプトを【カテゴリ(DFF)】に寄せるほど強くなるのに対し、すべてのカードがサーチ対象となる【20-127L】《神竜》は【21-129S】《ティナ》や【21-130S】《ノクティス》のような【カテゴリ(DFF)】を参照するカードを活躍させつつも、デッキに他のギミックを搭載できる、いわば「いいところ取り」のような構築を可能にしてくれます。このようなフィールドに先置きしやすいカード+フィールドの【カテゴリ(DFF)】を参照するカードの組み合わせは、今後の『FFTCG』で注目されていくことになるだろうと考えられます。

2.クリスタルギミックの再評価
DISSIDIA FINAL FANTASY コレクションセット 2023」の新カードには、一部のカードにもう1つの特徴が与えられています。それはクリスタルを非常に容易に生み出せるということです。これにより、今までに登場したクリスタルギミックを持つカードも大幅に評価が見直されることになりそうです。

この点においてもやはり大きな影響を与えているのが【21-134S】《バッツ》です。【21-134S】《バッツ》は先述のオートアビリティに加え、ブレイクゾーンから除外することでクリスタルを得るアクションアビリティを持っており、1枚で2つのクリスタルを獲得できます

また【
21-134S】《バッツ》以外にも【21-127S】《フリオニール》、【21-129S】《ティナ》、【21-131S】《ウォーリアオブライト》、【21-133S】《ティーダ》など合計5種類のクリスタル獲得手段が追加されており、その多くが何かの効果に追加してクリスタルを獲得できるため、「DISSIDIA FINAL FANTASY コレクションセット 2023」の登場で、クリスタルはこれまでに比べて簡単に獲得できるリソースになったと言えます。

クリスタルギミックを使用するカードを改めて思い返したとき、最初に思い浮かんだのが【16-030L】《シャントット》と【20-104R】《ラムザ》でした。これらは【カテゴリ(DFF)】を持つため【21-134S】《バッツ》からサーチが可能で、デッキの属性さえ合えば積極的に採用したいカードです。

 特に【16-030L】《シャントット》はこれまでブレイクゾーンの回収効果ばかりに注目が集まっていましたが、対戦相手のフォワードをすべてダルにするアクションアビリティは攻守において非常に強力なもので、これをサーチしながらコストとなるクリスタルを供給できる【21-134S】《バッツ》との相性は今まで登場したどんなカードよりも良好です。

他にも、これまでクリスタルの獲得しにくさがネックだった【15-126R】《レナ》、【15-034R】《スノウ》といったカードも評価を改められることになるでしょう。これらのカードはクリスタルギミックが初登場した「クリスタルの支配者」に収録されたカードでしたが、当時はまだクリスタルの供給手段が少なく、一線級のデッキで活躍する場面はあまり多くありませんでした。

 【15-126R】《レナ》は【21-134S】《バッツ》と同様に【ジョブ(光の戦士)】を持つため、ジョブのシナジーを意識したデッキで同時に採用するのがよさそうです。個人的に特に注目しているのが【15-034R】《スノウ》で、FFTCG』の対戦においてバックアップを使えないターンが発生すれば、実質的に1ターンパスしたような状況になってしまうことも少なくありません。【16-030L】《シャントット》、20-104R】《ラムザ》と同じく【カテゴリ(DFF)】を持つことで【21-134S】《バッツ》からサーチも可能でギミックとしても完結されており、今後氷属性のエースとしてトーナメントで見かける場面も多くなるのではないかと予想しています。

もちろん17-113L】《グラセラ・ウェズエット》のようにこれまで一線級で戦ってきたカードがより使いやすくなることは間違いなく、今後の『FFTCG』にクリスタルが与える影響はこれまでとは比べ物にならないものとなるでしょう。

  

3.【ジョブ】【カテゴリ】による強化
【カテゴリ(DFF)】やクリスタルギミックなどわかりやすく強化された要素がある一方で、新カードが個々に持つ【ジョブ】【カテゴリ】などのステータスによって評価を上げたカードもあります。

たとえば【12-099R】《セーラ[FFL]》はフィールドに出たとき【ジョブ(光の戦士)】のフォワードを最大2枚サーチできるカードですが、21-134S】《バッツ》、【21-125S】《オニオンナイト》、【21-131S】《ウォーリアオブライト》はそれぞれ【ジョブ(光の戦士)】を持っており、21-134S】《バッツ》と【21-131S】《ウォーリアオブライト》はどちらも複数のクリスタルを得られるため、21-125S】《オニオンナイト》とセットでサーチするとクリスタルの供給源と消費先を同時に確保する動きを狙えます。


属性こそ3属性にまたがってしまうものの、冒頭で挙げた【9-054C】《パンネロ》で【16-001R】《ヴァン》か【15-056R】《フィロ》をサーチして足りない属性を補完する動きも狙えるため、問題なく運用できるだろうと考えています。

また、既存の【カテゴリ】を参照するギミックでは【15-042R】《ロック》と【21-129S】《ティナ》をセットで使うことで、【カテゴリ(VI)】のシナジーで【15-042R】《ロック》のアビリティを誘発させながら、【カテゴリ(DFF)】のシナジーで【21-129S】《ティナ》でクリスタルを獲得するという動きが可能です。 

「火氷【VI】」系のデッキではクリスタルを活用するギミックはほとんどありませんが、【21-129S】《ティナ》のアクションアビリティは非常に強力なので、単体で活用する範囲でも十分に活躍するでしょう。

 このほかにも各カードが持つジョブやカテゴリ、あるいはコストやパワーといったステータスを参照し、それとシナジーを形成するカードが存在する可能性はまだまだあります。こういった観点からカードを再評価してみても新たな発見があるかもしれません。

◆おわりに
今回は「DISSIDIA FINAL FANTASY コレクションセット 2023」の新カードを元に、これらの登場によって再評価されるかもしれないカードについて考察してきました。
記事を書くにあたってこれまでの【カテゴリ(DFF)】を中心にさまざまなFFTCG』のカードを見返してきましたが、まだまだ可能性を感じるカードは多く「DISSIDIA FINAL FANTASY コレクションセット 2023」のすごさを改めて実感することになりました。僕が見逃しているカードもあると思うので、こんな組み合わせもあるよというアイデアがある方はこっそり教えてもらえるとうれしいです(笑)。

DISSIDIA FINAL FANTASY コレクションセット 2023」のカードは、1028-29日に開催される「日本選手権 2023」本戦で使用可能なため、大会でも注目が集まることになると思います。 最初の活躍の舞台となるであろう「日本選手権2023」本戦にも期待したいですね。 

次回はその「英雄の夜明け」環境の集大成となる「日本選手権 2023」本戦に向けた記事をお届けする予定ですので、ぜひお楽しみに。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!