まもなく「第六期 名人戦」開幕!気軽に、真剣に『FFTCG』を楽しもう!公式トーナメント参加のススメ

『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今回はまもなく始まる公式トーナメント「第六期 名人戦」参加のススメをお届けします。

◆はじめに
皆さん、こんにちは!
『FFTCG』公式記事ライターのたるほです。  

まもなく12月、今年も年の瀬が迫っています。
年末というとなんとなく終わりのイメージがある時期ですが、こと『FFTCG』においてはむしろ真逆のシーズンと言えるでしょう。

なぜって? そう! 「第六期 名人戦」が始まるからです!

12月14日(土)にさいたま市で開催される関東地区予選を皮切りに全国10会場で予選大会が行なわれ、上位入賞者には2025年2月に開催が予定されている「第六期名人位決定戦」の出場権が与えられます。
すでに競技的な視点で「秘められた伝説」環境の研究を進めているというプレイヤーも多いかと思いますが、なかには参加しようか悩んでいるという初心者の方もいるかもしれません。

今回は、そんな方に向け「第六期 名人戦」の、ひいては公式トーナメントへの参加に向けてのアドバイスとなる記事をお届けしたいと思います。

それでは、さっそく始めていきましょう! 

  

  


◆公式トーナメントに参加しよう!
まず公式トーナメントとは何か?
『FFTCG』トーナメントには大きく分けて「店頭トーナメント(ショップ大会)」と「公式トーナメント」という2種類があります。

このうち 「店頭トーナメント」全国のショップで開催されるトーナメントで、公認を受けたカードショップなどが主催するイベントです。
そして「公式トーナメント」スクウェア・エニックスが主催する大規模なトーナメントです。  

勝者に与えられる栄誉や副賞が高く設定されているトーナメントで、適用されるルールレベルも高くなっており、「店頭トーナメント」に比べると競技性がより高くなっています。

つまり「公式トーナメントに参加しよう!」というのはざっくり言うと、真剣に勝ちを目指す『FFTCG』のイベントに踏み込んでみよう! ということですね。
もちろん公式トーナメントはただ大会のグレードが高いだけのイベントではありません。
各シーズンに行われる「MASTERS」や「名人戦」では、ここでしか手に入らない参加賞や、上位入賞者に贈られる決勝大会への出場権やトロフィー、賞品があります。また会場ではサイドイベントも行われたりと、一日を通してガッツリ『FFTCG』を楽しむことができることも公式トーナメントの魅力です。

でも、そんなにいきなり「公式トーナメントに出よう!」と言われても「自分が出ても大丈夫かな?」と思う方がいるかもしれません。

わかります。まだプレイが不慣れだったり、ルールが曖昧だったりすると「誰かに迷惑をかけるんじゃないか?」と不安になったりしますよね。

今回の記事ではそんな不安を取り払えるようなアドバイスをしていきたいと思います。 


●公式トーナメントに参加するために準備するもの

今回の「第六期 名人戦」ですが、公式サイトのイベントページにはこのように記載されています。

「第六期 名人戦」のイベントページはこちら!

「『第六期 名人戦』の予選に必要な参加資格はありません。」(引用元:『FFTCG』公式HP) 

はい。つまりこのイベントには誰が出てもまったく問題ないというわけです。初心者であってもなにも遠慮する必要はありません。
さてそんなイベントですが、実は普段ショップなどで行われているイベントとは違い、デッキ以外にも参加にあたって準備しておく必要のあるものがあります。

それがデッキ登録用紙です。  

「MASTERS」や「名人戦」といった競技性の高い公式トーナメントにおいては、使用するデッキのリストを大会開始前に登録し、そのリストどおりのデッキを使用してイベントに参加する必要があります。
万が一、記入内容に不備があったり、実際に使っているデッキとの相違があるとフロアルールに基づきペナルティを与えられる可能性があるので、この準備は入念に行うようにしましょう。

このときに使用するデッキ登録用紙はイベントの受付の際に渡されるほか、公式サイトからもpdfをダウンロードできるので、不安な方は大会参加前に準備をしておくとよいかもしれません。

また、デッキ登録用紙を記入するための筆記用具は自分で用意する必要があります。  


●公式トーナメントに参加するために心がけるべきこと

先ほど“競技性の高い公式トーナメント”という表現を使用しましたが、「MASTERS」や「名人戦」などの権利や称号をかけたトーナメントでは、競技としてより公平・公正さが求められるといった側面があります。

「自分が出ても大丈夫かな?」と参加を躊躇してしまう方の多くは、公式トーナメントのこういった側面にハードルを感じているのはないかと考えているのですが、これについても正しい知識を持っていれば特段難しいことはありません。

では正しい知識はどこで手に入るのでしょうか?
これについては公式サイトのルールページが役に立ちます。
特に公式トーナメントという視点ではフロアルールを一読しておくとよいでしょう。

▲たとえば「秘められた伝説」で登場した「顕現」など、新能力のルールはしっかりおさえておきたいところです。


ただもちろん、こうした知識がすぐに身につくわけではありませんし、すべてを網羅するのはトッププレイヤーであっても困難なことだと思います。
そこで今回ぜひ覚えておいてほしいのが、次の2つのポイントです。 

・積極的にコミュニケーションをとろう
・ジャッジを頼ろう

まず「コミュニケーションをとろう」というポイントについてですが、対戦という場においてはカードのプレイや対象の指定、自分のアクションについてハッキリと宣言を行なうということが大切です。

カードゲームは対戦相手と2人で遊ぶゲームですから、意思表示が重要です。
これは相手のためというのももちろんですが、ひとつひとつの宣言をしっかり行うことで自分が今どういったプレイをしようとしているのかが整理でき、結果的にミスを減らすことにもつながります。また声を出すことで過度な緊張をほぐすことも期待できます。

コミュニケーションが重要なのは対戦中だけではありません。
対戦前後にあいさつや雑談をすることで、トラブルを未然に防ぐことができます。例えば自分の不慣れさが気になるときは「始めたばかりで少し遅いかもしれません。」と伝えておくだけでも、その前提で円滑に進めようと努めることができます。

また、コミュニケーションをとることで大会に参加したプレイヤー同士の交流のきっかけになります。知り合いが多いということはイベント参加のハードルをぐっと下げてくれるので、継続して公式トーナメントに出てみたいという方にはおすすめです。特に公式トーナメントには遠方からの参加者が集まることも多いので、交流を広げるのにはうってつけです。

次に「ジャッジを頼ろう」というポイントについてですが、公式トーナメントには公式のジャッジスタッフがいます。
ルールや効果の処理でわからないことがある場合の助けになってくれることはもちろん、対戦相手とのコミュニケーションエラーが起こってしまった場合などに対処してくれる存在です。

初めてジャッジを呼ぶときに後ろめたさを感じるという声も耳にするのですが、ジャッジはプレイヤーにとって「どちらが悪い」と肩入れするものではありませんゲームをスムーズに、公平に進めるための判断をしてくれる存在なので、安心して積極的に頼っていくとよいでしょう。  

また個人的に公式トーナメントは疑問に思ったルールについてジャッジの方に質問できる場としてもピッタリだと思っています。
新しい知識を身につける機会としてこれ以上の環境はないので、こういった場を積極的に活用できるというのも公式トーナメントに参加するメリットのひとつと言えるでしょう。

●誰しも“初めて”のイベントがある
ここまで、公式トーナメントに参加するためにこんな準備が必要だよ! こんなことに気をつければいいよ! というお話をしてきましたが、もしかしたらこの記事を通して逆にハードルが高いと感じてしまった方もいるかもしれません。

ですが僕も含めすべての『FFTCG』プレイヤーにとって必ず“初めて”の公式トーナメントがありましたし、その第一歩を踏み出すことで『FFTCG』をより楽しめるようになった経験があります。そのなかで例えば僕はデッキ登録を間違ってまったなんてミスもありましたが、その後も無事トーナメントに参加し続けられています。

最初にお話ししたとおり、公式トーナメントは勝者に与えられる栄誉と比例して“勝利”の価値に重点が置かれるゲームになりますが、真剣に勝利を求めるゲームならではの楽しさがあるイベントなので、もし公式トーナメントに参加しようか迷っているという方がいれば、ぜひ一歩踏み込んでみてください。

僕はもちろん、世界中のプレイヤーがみなさんの参加を待っています。  

  

  


◆おわりに
さて、今回の記事ですが「まだ11月なのに、ちょっと気が早いんじゃない?」と思われた方もいるのではないでしょうか?

しかし、「第六期 名人戦」の関東地区予選(さいたま)、九州地区予選(福岡)、東海地区予選(名古屋)の事前受付の締め切りは12月1日(日)! 何と本日までなのです。
もちろん定員に余裕がある場合は当日受付での参加も可能になりますが、確実にイベントに参加するためにぜひ事前受付を済ませておきましょう!

地区予選【12月】の受付ページはこちらから!(※スクウェア・エニックスアカウントが必要になります。)

今後、こちらの記事でも「第六期 名人戦」の環境考察や優勝者インタビューなどの記事をお届けしていきますのでお楽しみに!

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!